今日も、寓話から学ぶシリーズです^^
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山奥のユダヤ人の村に、新しいラビ(ユダヤ教における宗教指導者)が
着任することになった。
村人たちはラビが着任する日に、祝いの宴を開くことにした。
ユダヤ教会堂の中庭に空の樽を用意し、
前日までに村人それぞれが一瓶分の酒を樽の中に注ぎ入れておくことにした。
当日までに樽はいっぱいになった。
新任のラビが到着すると、村人たちはラビを住まいに案内した。
そして、ユダヤ教会堂に案内して、祈りをささげた。
その後、祝いの宴となった。
しかし、どうしたことだろう。
樽から注いだ液体はまったく酒の味がしない。
それはまるで水のようだった。
長老たちは新任のラビの手前、戸惑い、恥じ入った。
突き刺すような静寂が立ち込めた。
しばらくして隅にいた貧しい村人が立ち上がってこう言った。
「みなさんに告白します。
実は、みんなが酒を注ぎ入れるだろうから、
わしが一瓶くらい水を入れたって、誰にも分らないだろう。そう思ったんです。」
間髪を入れず、別の男が立ち上がった。
「実はおれも同じことを・・・」
その後、次々に、「わしもです。」「おれもです」と言いだし、
とうとう村人全員が同じことをしていたことがわかった。
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(引用:「座右の寓話」より)
この話は、組織づくりの話ですし
組織の一員としての心構えとしても重要ですね^^
「自分ひとりぐらいがさぼっても…」と
思っていると、やがて組織は崩壊してしまう、
という教訓です。
「自分が組織を支えている」という
強い気持ちを一人ひとりがもつことが大事です。
*
だれかがサボると、
会社としては仕事が進まなくなってしまいます。
では、考えてみましょう🤔
人は、なぜサボるのでしょうか。
それは
・サボっても組織の大きな流れには影響がない
・頑張っても、自分の評価に直結するわけじゃない
・自分がやらなくても誰かがやるだろう、という他力本願
・きついよりも、楽な仕事をして稼ぎたい
・仕事に対して目標がなく、今をラクに生きたい
といったところでしょうか。
ほとんどが、本人の気持ちに緩みが出て
いわゆる「手を抜いている」状態になっています。
「樽の中のワイン」の話も含めると
仕事(樽)に向かう姿勢で、
圧倒的に
責任感
が抜けてしまっています。
🍷どうせ自分が入れなくてもバレないだろう、と
責任の所在が曖昧なので、
個人の責任感のなさが、
最後の最後まで露呈しなかったのです。
普段の仕事を例にしてみると、
会社としては、全体の売上目標や営業目標があって
一人では達成できないので
全体の目標から、一人ひとりに目標を配分します。
個人個人の成績がきちんと管理されていればいいですが
目標は、お飾りになってしまって
忘れられていると問題が顕在化せずに、
目標達成していない人が
「まあ誰かやってくれるだろう」と
思ってしまって、責任感が芽生えにくくなるんです。
つまり、
一部のデキる人が、責任感のない人の分まで
カバーしている体制ができあがってしまう。
これが、サボる理由の本質ではないでしょうか。
担当者が自分一人しかおらず
自分がサボると重大な損失が出るとわかると
本気で頑張るはずです。
でも、担当者が複数名いて
自分の頑張りはそれほど注目されないなら
1人のときよりもトーンダウンしてしまう人が
出てしまうんです。
また、そこに輪をかけて、
日本人の勤勉で真面目に働く人柄と
「困った人を助ける」という
子どもの頃から植え付けられている道徳観、
さらにはこのマガジンで伝えている
「先回り」によって、
責任感のある人に仕事が集まっていってしまうんです
*
では、ここでさらに深く考えてみましょう🤔
サボる個人を責めるのは
とっても簡単な選択です。
でも、それでいいのか、と立ち止まってみましょう。
そもそも、
サボらないような仕組みを作ることはできないでしょうか?
・個人の目標を明確に意識できるようにする
・自律的動けるようにサポートする
・モチベーションを上げる
これらの取り組みを
組織のトップは積極的に行っていくべきなんです^^
・この仕事は、どんな未来になるのか
・自分の仕事は、誰の何の役に立つのか
・自分の仕事が成果になったら、どんな利が自分にあるのか
といったことを見せることができていないから
「自分ぐらい頑張らなくてもいいか」と
思ってしまうんです。
繰り返しますが、
日本人は勤勉で真面目に働く人が多いです。
でも、サボってしまう人が多いのは
モチベーションが下がってしまう仕組みが
原因の一つである可能性が高いんです。
「自分が組織を支えている」という意識をもつために、
組織のトップ(社長や会長)の
仕事に対する考え方を知っておく必要は
あるかもしれませんね^^
「仕事は楽しいものだ」と思っているトップと
「仕事はつらいものだ」と思っているトップは
発する言葉や理念、会社の文化・ルールが
違ってくるかもしれませんよね。
「価値観」は、リベシティに入っている方であれば
みなさん、重要な判断基準だと思います。
働く時も同じ。
企業文化やトップの価値観が
あなたに合うかどうかで
あなたのモチベーションが変わってきますね^^
もちろん、
完璧に合う企業・チームを探し続けても
なかなか見つからないので
自分自身が合わせる努力も必要ですが
会社のトップ・リーダーが
どのように仕事感を伝えているのか、
そしてそれを伝えるために、どれぐらい時間を投資しているのか。
チーム選びの一つの指標としてもいいかもしれませんね^^
*
そして、この「樽の中のワイン」は、
もうひとつポイントがあります^^
それは、最初に正直に告白した人の存在。
自分の非を認めて、正直に事実を伝えています。
その行動で、他の人達も自分たちの行動を
みんな同じようにしていたことを知り
全て水だったことに気づきます。
この最初に告白した人。
すごいですよね^^
よくぞ言った!と思います。
この、正直に言える人がいる事自体が
まだまだこの村が良い方向に変われる証拠ですし
正直に言える村の雰囲気も、いいですよね^^
例えば、
サボった人が厳しく罰せられる、というルールを作っても
サボってしまう人をゼロにすることはできません。
もしサボった人が厳しい罰を受けるのを知っていたら
ますますサボっていることを隠すだけ。
隠蔽が横行して、組織としては
健全な状態とは言えません。
何が正解かは、チームによって変わりますが
・「仕事に対する価値観の合う人」と働き
・「自分がこの組織を支えている」という気持ちを持つこと
この2つが、責任のある仕事を生むのではないかと思います^^
組織の一員の人も、
組織のトップ・リーダーの人も
頭に入れておきたい寓話ですね^^
今日はここまでです^^
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