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月の配信通数のシミュレーション|無料プランの1,000通で何ができるかを式で見積もる

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「無料プランは月1,000通」と聞いても、自分のアカウントで足りるのかは、計算してみないと分かりません。この記事は、数え方の解説ではなく、見積もりの式の作り方に絞ったものです。友だち数、配信回数、吹き出しの数を式に入れ、1か月の消費を事前に見積もり、上限から逆算して「何人に月何回まで送れるか」を出す手順をまとめます。数字の例はすべて架空の試算で、実際の成果や実績ではありません。料金や上限は2026年10月9日時点で公式から確認できた内容で、変更される可能性があります。

見積もりの考え方:2つの財布を別々に計算する

エルメを使うと、1回の配信が「エルメ側の通数」と「LINE公式アカウント側の通数」の2か所で数えられます。公式マニュアルの説明では、2つは別のカウンターで、数え方が違います。したがって、見積もりも2本の式に分けます。

この記事の流れ1見積もりの考え方2配信の種類ごとに、どちらの財布から減るか3見積もりの手順4架空の試算5活用例6私の見立て
この記事の流れ
  • エルメ側の式:Σ(配信ごとの対象人数 × 配信回数)。マニュアルでは、1回の配信は吹き出しの数にかかわらず、受け取る人1人につき1通と説明されています。フリープランの上限は月1,000通で、スタンダードとプロは制限なしと料金表に書かれています。
  • LINE側の式:LINEヤフー for Businessの料金ページは「送った回数 × 送った友だち数」と説明し、1回の配信に入れられる吹き出しは最大3つとしています。一方、エルメのマニュアルは「吹き出し5つまでで1通」という換算を説明しており、6吹き出しなら2通として数えると例示しています。ページごとに説明が違うので、この記事では両方を並べて、結果が変わる条件を明示します。

なお、LINE側の上限はLINE公式アカウントのプランで決まります。2026年10月9日に確認した料金ページでは、コミュニケーションプランが月額0円で無料メッセージ200通、ライトが月額5,000円(税別)で5,000通、スタンダードが月額15,000円(税別)で30,000通とされ、追加メッセージはスタンダードのみ従量課金です。2026年10月1日に追加メッセージの料金が改定されたとの記載もありますが、単価表は画像のためテキストで確認できませんでした。契約前に、必ず最新の公式ページをご確認ください。

配信の種類ごとに、どちらの財布から減るか

見積もりで一番漏れやすいのは、一斉配信以外の消費です。エルメのマニュアルによると、LINE側ではPush(こちらから送る配信)が数えられ、Reply(友だちの操作に応答して返す)は数えられません。一方、エルメ側は、Replyにあたる自動応答も含めて、エルメが配信したものすべてが数えられると説明されています。配信の種類ごとに整理すると、次のようになります。

配信の種類エルメ側LINE側見積もりでの扱い
一斉配信(全員)数える(人数×回数)数える式の主役。回数と対象人数を決める
絞り込み配信数える(絞り込み後の人数)数える予定配信者数を見て、対象人数を入れる
ステップ配信数える(新規友だち数×通数)数える月の新規友だち数を仮置きして計算する
リマインド配信数える数える(FAQに記載あり)予約件数×リマインドの回数
1:1チャットでの返信数える数える(エルメのチャットから送る場合)返信件数を概算で足す
あいさつ・自動応答などのReply数える数えないエルメ側にだけ足す。見落としやすい
6吹き出し以上のReply数える6つ目以降はPush扱いで数える(エルメのマニュアル)自動応答は5吹き出し以内に収める
表で整理する項目一斉配信(全員)絞り込み配信ステップ配信リマインド配信1:1チャットでの返信
表で整理する項目

ここで注意したいのは、「Replyは無料」という言葉はLINE側の話で、エルメ側の1,000通には含まれる点です。逆に、LINE公式アカウントの管理画面から直接送ったチャットは、エルメの通数にも履歴にも出ません。どの画面から送るかで、数えられる場所が変わります。

見積もりの手順:4つの数字を決めて、式に入れる

手順1:月ごとの「配信の種類」を書き出す

一斉配信、絞り込み配信、ステップ、リマインド、チャット返信、自動応答の6種類を並べ、使うものに丸をつけます。使わないものは0にします。最初から完璧にしようとせず、「大きいもの順に書く」ことが大切です。

手順2:種類ごとに「人数」と「回数」を仮置きする

友だち数は月内で増減しますが、見積もりでは月の中間あたりの人数を使えば十分です。ステップ配信は友だち全体ではなく、その月の新規友だち数に通数を掛けます。リマインドは予約件数に回数を掛けます。

手順3:吹き出しの数を数える(LINE側だけ)

LINE側の式は、吹き出しが3つ以内(LINE公式の説明)または5つ以内(エルメのマニュアルの換算)なら、どちらの説明でも1回の配信は1人につき1通です。違いが出るのは4〜5吹き出しのときで、LINE公式の説明に従うと上限の3つを超えるため送れない可能性があり、エルメのマニュアルに従うと1通換算です。6吹き出しを超える場合は、エルメのマニュアルの換算で2通になります。この食い違いの詳細は、実際の消費をLINE Official Account Managerのダッシュボードで確かめるのが確実です。

手順4:余裕率を差し引く

エルメのマニュアルでは、通数の反映は1日1回夜間に更新されると説明されています。また、LINE公式アカウントの管理画面は朝に更新されるのが通常で、残りがあるように見えても実際は配信エラーになる場合がある、と書かれています。したがって、上限の100%まで使い切る前提にはせず、20%程度を余裕として見ておくのが安全です(この20%は私の目安で、公式の数字ではありません)。

架空の試算:友だち150人のアカウントを式に入れる

以下は、数え方を理解するための架空の試算です。実在のアカウントや成果を示すものではありません。前提は、友だち数150人(月の中間)、月の新規友だち12人、予約月25件です。

項目計算エルメ側LINE側
一斉配信(全員、2吹き出し)150人 × 月3回450通450通
ステップ配信(3通)新規12人 × 3通36通36通
リマインド(前日と当日の2回)予約25件 × 2回50通50通
1:1チャットの返信月20通20通20通
自動応答(Reply、1吹き出し)月60回 × 1通60通0通
合計616通556通

エルメ側は616通で、フリープランの1,000通に対して384通の余裕があります(余裕率38%)。一方、LINE側の556通は、コミュニケーションプランの無料200通を超えます。つまり、この架空の例では、エルメの無料枠よりLINE公式アカウントの無料枠のほうが先に足りなくなることになります。エルメの「月1,000通」だけを見て安心せず、LINE側のプランも同じ式で確認する必要があります。

もし一斉配信の1回を6吹き出しにすると、エルメのマニュアルの換算では、その1回が150人×2通=300通になります。3回すべて6吹き出しなら、LINE側の一斉配信は900通になり、合計は1,006通です。エルメ側は吹き出しの数に関係なく変わらないため、616通のままです。

上限から逆算する:何人に月何回まで送れるか

見積もりには逆向きの使い方もあります。エルメのフリープランの1,000通から、一斉配信以外の固定分を引き、残りを「回数」で割れば、配信できる人数の上限が出ます。先の試算の固定分は、ステップ36+リマインド50+チャット20+自動応答60=166通です。

  • 余裕を見ない場合:(1,000−166)÷3回=278人まで
  • 余裕20%を見る場合:(800−166)÷3回=211人まで(小数点以下切り捨て)
  • 月4回に増やす場合:(800−166)÷4回=158人まで

次の表は、固定分を除いた一斉配信だけの消費を、友だち数と月の回数の組み合わせで並べたものです。エルメ側の上限である1,000通を超える組み合わせには「超過」と書いています。

友だち数月2回月4回月8回
50人100通200通400通
100人200通400通800通
200人400通800通1,600通(超過)
300人600通1,200通(超過)2,400通(超過)
500人1,000通(ちょうど)2,000通(超過)4,000通(超過)

この表の読み方は単純で、「友だち数×月の回数」が1,000を超えるかどうかです。友だちが増えるほど、回数を減らすか、絞り込み配信で対象人数を減らす必要が出ます。たとえば、前の試算で3回のうち1回を60人の絞り込み配信にすると、一斉配信は150+150+60=360通になり、450通から90通減ります。これは架空の例ですが、絞り込みで消費が下がる仕組みを示しています。なお、フリープランで上限を超えたときの挙動は、確認した公式ページには記載がなく、確認できませんでした。LINE側は、上限に達するとPushが送れなくなる一方、Replyは送れると説明されています。

活用例(架空の設計例)

実際の事例ではなく、式の使い方を示す仮の設計例です。成果の数字や、結果は示しません。

例:少人数の習い事教室(架空)の月間配信ルール

  1. 月初に、前月末の友だち数を確認し、その数に「月の一斉配信の予定回数」を掛ける。エルメ側の目標は、上限の80%以内(800通)に置く。
  2. 一斉配信は「月初のお知らせ」「月中の締切案内」の2回に固定し、それ以外の連絡は、対象を絞り込んだ配信にする。
  3. ステップ配信は初回案内の3通までとし、新規の友だち数が多い月は、月の途中で式を再計算する。
  4. 自動応答は1吹き出し〜2吹き出しに収め、エルメ側のReply消費が増えすぎないよう、月末に件数を見る。
  5. 月末に、LINE公式アカウントのダッシュボードの数字と、手元の式の数字を並べて、差があれば原因を書き残す。差が大きい月は、数え方の前提(吹き出しの数、Replyの有無)を見直す。
  6. 消費が目標の70%を超えた時点で、翌月の回数を減らすか、絞り込み配信に切り替えるかを決める。

この設計のポイントは、通数の管理を「月末に気づく」ではなく、「月初に式で決める」ことに変えている点です。通数が足りなくなる原因の多くは、一斉配信ではなく、ステップやリマインド、自動応答の積み重ねだからです。

私の見立て ― 3つのポイント1無料プランの足りる・足りないは、一斉配信の回数よりも、固定の消費(ステップ・リマインド・自動応答)を含めた合計で決まる。先に固定分を出し、残り…2エルメ側の1,000通だけを見るのは危険。LINE側の無料枠のほうが先に足りなくなる場面があるため、2つの式を並べて、先に不足するほうを把握し…3吹き出しの扱いは公式ページ間で説明が異なるため、一度は実測で確かめる。ダッシュボードの数字と式の結果を1か月分比べるだけで、以後の見積もりの精…
私の見立ての要点

私の見立て

  1. 無料プランの足りる・足りないは、一斉配信の回数よりも、固定の消費(ステップ・リマインド・自動応答)を含めた合計で決まる。先に固定分を出し、残りを一斉配信に割り振るのが現実的だと考えます。
  2. エルメ側の1,000通だけを見るのは危険。LINE側の無料枠のほうが先に足りなくなる場面があるため、2つの式を並べて、先に不足するほうを把握しておくのがよいと考えます。
  3. 吹き出しの扱いは公式ページ間で説明が異なるため、一度は実測で確かめる。ダッシュボードの数字と式の結果を1か月分比べるだけで、以後の見積もりの精度が上がります。

まとめ

月の配信数の見積もりは、エルメ側は「対象人数×回数」、LINE側は「回数×人数」に吹き出しの換算を加えた式で出せます。種類ごとに人数と回数を仮置きし、ステップ、リマインド、チャット、自動応答を足し、余裕を20%程度見るのが基本です。逆算して、友だち数や回数の上限を決めることもできます。ここで示した数字はすべて架空の試算で、実際の消費とは異なります。上限、料金、数え方は変更される可能性があるため、最新の公式ページでご確認ください(取得日:2026年10月9日)。

式を作る前に実際の画面で確かめたい方は、無料プランから始められます。

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