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オンラインのセミナーや講座は、開始時刻の直前になると「入れません」「URLが見つかりません」という連絡が集中します。この記事では、入室方法とURLの案内に絞って、セミナー・オンライン講座の主催者がLINE公式アカウントとエルメ(L Message)から送る文例を7つ紹介します。文例はすべて当ブログの作例で、実際の運用に合わせて書き換える前提のものです。
申込直後の案内全般は説明会・セミナー申込後の案内の文例7つ|スクール・講座向けの言い回しと使いどころで、面談のURL送り忘れは面談の当日案内とオンライン面談のURLを送り忘れる悩み|リマインド配信とステップ配信で「前日」と「直前」に届ける手順で扱っています。ここでは「入室する瞬間」に焦点を当て、集団向けのオンライン開催で起きやすい事情を中心にします。
入室案内が崩れる場面と、送る形の整理
個別の面談と違い、セミナーや講座は参加者が数十人単位になり、通信環境も機器もばらばらです。案内が崩れる場面は、おおむね次の6つに分かれます。どの場面でどの配信形態を使うかを先に決めておくと、文例を選びやすくなります。
| 場面 | おすすめの配信形態 | 公式で確認できた機能の根拠 |
|---|---|---|
| 申込直後の入室方法の案内 | 自動応答、またはフォーム回答後のステップ配信 | ステップは、エルメアクション(友だち追加時、自動応答、フォーム回答後など)で開始を設定する |
| 前日のリマインド | ステップ配信の日時指定、またはフォームのリマインド | フォームにはリマインド項目があり、配信終了日時を基準に日数と時刻で指定できる |
| 当日の開始直前 | 日時指定のステップ配信、または予約したメッセージ配信 | ステップの経過時間指定は72時間以内、メッセージ配信は予約日時を指定できる |
| 入室できない人への対応 | 1:1チャット | 個別対応のため手作業 |
| 遅れて参加する人への案内 | 1:1チャット、または絞り込んだ一斉配信 | メッセージ配信は、タグの有無などで配信先を絞り込める |
| 終了後の録画・資料の案内 | 一斉配信、またはステップ配信 | 配信対象を絞って別メッセージを出せる |
エルメの公式マニュアルによると、メッセージ配信はタグの有無などで配信先を絞り込め、予約配信では送信時点で対象者が再計算されます。なお、メッセージ配信がどのプランで使えるかは、確認したページには明記がなく、公式で確認できませんでした。
文例を使う前に決めておく差し替え項目
オンライン開催では、同じ文でも「どの参加者に何を伝えるか」の前提が違います。次の項目を先に決めておくと、文例の【】を埋めるだけで済みます。
| 差し替え項目 | 記載例 | 決めておく理由 |
|---|---|---|
| 【入室URL】 | 開催ごとに発行したURL | 毎回変わる場合、前回のURLが残ったまま送る事故が起きやすい |
| 【入室開始時刻】と【開始時刻】 | 入室は10分前から、など | 早く入る人と、ぎりぎりに入る人の両方に対応するため |
| 【パスコード】 | 数字・文字 | あるかどうか、あるなら別メッセージで送るかを決める |
| 【表示名のお願い】 | 申込時のお名前で入室 | 出欠確認と、受講者の特定に使う場合がある |
| 【入れない場合の連絡先】 | このトークでご連絡ください | 開始直前は返信が集中するため、窓口を一つにする |
| 【録画の有無】 | 録画する/しない | 参加者が気にする点。扱いは各自の規約・方針で決める |
URLの扱いについて補足します。公式のステップ配信のマニュアルには、テキストメッセージにURLの表示期限とタップ時のアクションを設定できるとありますが、フォーム、予約、商品販売、コンバージョン、QRコードのURLには対応していないと記載されています。入室URLを期限付きで見せたい場合は、この機能の対象になるか、事前にテスト送信で確認してください。
入室方法・URL案内の文例7つ
以下はすべて作例です。【】の部分を書き換えて使ってください。絵文字は入れていませんが、お好みで少量加えても構いません。
文例1:申込直後に、入室方法をまとめて伝える
【お名前】様
【講座名】にお申し込みいただき、ありがとうございます。
開催は【日付】【開始時刻】からです。当日の入室方法をお知らせします。
・入室URL:【入室URL】
・入室できる時間:【入室開始時刻】から
・お名前の表示:申込時のお名前でご入室ください
前日にもう一度、ご案内をお送りします。
- 使いどころ:申込直後の自動応答、またはフォーム回答後のステップ1通目。
- 避けたい言い方:「当日までに必ず確認してください」のような強い言い方。
- 差し替える箇所:講座名、日時、URL、表示名のルール。
文例2:前日のリマインドで、機器の確認を促す
【お名前】様
明日【開始時刻】から【講座名】を開催します。
入室URLは【入室URL】です。
当日にあわててしまわないよう、できれば今日のうちに、次の3点だけご確認ください。
1. お使いの端末で入室URLが開くか
2. 音声が聞こえるか
3. 通信環境が安定している場所か
ご不明な点は、このトークでご連絡ください。
- 使いどころ:前日のステップ配信の日時指定。
- 避けたい言い方:「入れなかったら自己責任です」といった突き放す表現。
- 差し替える箇所:確認項目は、その講座で使うものだけに絞る。
文例3:開始30分前の直前案内(URLを再掲)
【お名前】様
まもなく【講座名】を開始します。入室は【入室開始時刻】から可能です。
入室URLはこちらです。
【入室URL】
入室できない場合は、このトークに「入れません」とだけお送りください。順にお返事します。
- 使いどころ:当日の日時指定の配信。URLを探す手間を省く目的。
- 避けたい言い方:長い説明を並べて、URLが埋もれること。URLは本文の目立つ位置に置く。
- 差し替える箇所:入室開始時刻、問い合わせ時の合言葉(「入れません」)。
文例4:パスコードを別メッセージで送る
【お名前】様
【講座名】のパスコードをお送りします。
パスコード:【パスコード】
入室URLは、先ほどの案内をご確認ください。
パスコードは当日の参加者以外には共有しないようお願いいたします。
- 使いどころ:URLとパスコードを分けて送る運用のとき。
- 避けたい言い方:「流出したら責任を問います」など威圧的な表現。
- 差し替える箇所:パスコード、共有しないでほしい範囲。
文例5:入れない方への1:1の返信
【お名前】様
ご連絡ありがとうございます。入室できない原因を確認させてください。
お手数ですが、次のどれに近いかをお知らせください。
A. URLを押しても何も起きない
B. パスコードを求められるが分からない
C. 入室したが音声が聞こえない
お返事をいただければ、続けてご案内します。
- 使いどころ:開始直前から開始後すぐまでの1:1。
- 避けたい言い方:「前にも案内しました」と相手を責める言い方。
- 差し替える箇所:A〜Cの選択肢は、実際によくある症状に合わせる。
文例6:遅れて参加する方への案内
【お名前】様
【講座名】は【開始時刻】から始まっており、現在も入室可能です。入室URLは【入室URL】です。
途中からの参加で構いません。内容は【録画の有無に応じた一文】
入室後に不明な点があれば、チャット欄でお知らせください。
- 使いどころ:開始後に未入室の人へ、タグなどで絞り込んで送る。
- 避けたい言い方:「遅刻ですね」と指摘する表現。
- 差し替える箇所:【録画の有無に応じた一文】は、録画する場合としない場合で書き分ける。
文例7:終了後に録画・資料の案内を送る
【お名前】様
本日は【講座名】にご参加いただき、ありがとうございました。
資料はこちらからご覧いただけます。
【資料URL】
録画の公開期間は【公開期間】です。期間を過ぎるとご覧いただけませんのでご注意ください。
- 使いどころ:終了後の一斉配信、またはステップの最終通。
- 避けたい言い方:公開期間が決まっていないのに、曖昧に「しばらくの間」と書くこと。
- 差し替える箇所:資料URL、公開期間、録画しない場合は録画の一文を削る。
セミナー・講座だからこそ起きる事情と書き方の注意
- URLの転送:入室URLが参加者以外に渡る可能性があります。パスコードの別送や、表示名の確認など、どこまで管理するかは主催側で決めます。
- 機器の差:スマートフォンから入る人とパソコンから入る人では、必要な操作が違います。案内には「どの端末で試したか」を聞く一文があると、入れない人への返信が早くなります。
- 開始前の集中:開始の数分前に連絡が集中するため、問い合わせ窓口をこのトークに一本化し、返信の担当者を決めておきます。
- 録画の扱い:録画の有無、公開範囲、公開期間は、参加者が気にする点です。個人情報や肖像の扱いは、各自の規約・方針で確認してください。この記事では判断しません。
- 運営側の入室:主催側も早めに入室し、URLが開くかを確認します。
配信頻度や販促表現については、LINE公式のガイドラインで確認できた範囲では、この記事で特別に注意する点は挙げていません。詳しくは公式のガイドラインをご確認ください。
活用例(架空の設計例)と、向かないケース
以下は実際の事例ではなく、架空の設計例です。成果の数字は載せていません。
- 設定:月1回のオンラインセミナー。申込フォームを回答すると、タグ「今月参加」が付き、ステップ配信が始まる。
- 申込直後:文例1を自動で送る。
- 前日の夕方:文例2を日時指定で配信。
- 開始30分前:文例3を、タグ「今月参加」の人に予約配信する。
- 開始5分後:未入室の人は主催が把握できる範囲で、文例6を1:1で送る。
- 終了後:文例7を一斉配信する。
向かないケース
- 参加者が少数で、全員に電話や個別の連絡が現実的な場合。自動配信を整えるより、直接連絡のほうが早いことがあります。
- 入室できないことが重大な影響につながる場合(試験やライブ配信の権利が絡む場合など)。LINEだけに頼らず、メールや電話の予備を用意してください。
- パスコードや個人情報など、機微な情報の扱いに規約上の制約がある場合。
私の見立て3点とまとめ
- 入室案内は「前日」と「直前」の2回に分け、直前はURLだけに絞るのが読まれやすいと思います。
- 入れない人の返信を速くするには、症状を選んでもらう一文が効きます。
- 録画や資料の扱いは、主催側のルールを決めてから文例に落とすほうが、後で食い違いが起きにくいです。
オンライン開催の入室案内は、文面の上手さよりも「いつ、何を、どこで見せるか」の整理で決まります。文例を差し替えて使い、配信形態は上の表を参考に分けてください。料金の目安として、エルメの公式トップ(2026-10-09時点)では、Freeは0円で配信1,000通/月、フォーム3つ、Standardは10,780円、Proは33,000円(税込)とされています。受講者が多い場合は、通数に注意して契約前に公式で確認してください。
講座全体の連絡設計はオンライン講座・セミナー主催者のLINE連絡を整える|申込から視聴案内・アーカイブ連絡・修了後のフォローも参考になります。
構築代行のご案内(30万円〜・税別)
入室案内の自動化を含め、申込から終了後のフォローまでを一緒に設計してほしい場合は、構築代行を承っています。料金は30万円〜(税別)です。詳細は構築代行のご案内ページをご覧ください。