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公式LINEの標準チャットで、お客様のメモはどこまで残せる?|ノートとタグの上限と、構築を頼む前の考え方

標準チャットのノートとタグの上限

「お客様のことを、公式LINEの中にメモしておきたい」
「どこまで標準の機能でできて、どこから別の仕組みが要るのだろう」

構築を頼もうか迷っている方から、こうした相談を受けることがあります。答えは、お客様の人数や、残したい情報の量で変わります。ただ、判断の材料になる数字は、公式マニュアルに載っています。
この記事では、標準のチャットにある「ノート」と「タグ」の上限を整理して、構築を頼む前に決めておくと楽になることをまとめます。

画面の名前や仕様は、2026/10/20に公式マニュアルで確認しています。更新されることがあるため、実際の画面と違うときは、公式の最新の案内を優先してください。

標準チャットでお客様に付けられるもの

公式マニュアル「チャット」によると、お客様ごとのユーザー情報には、次のものがあります。

  • ユーザーネーム:管理する側で変えられる名前。変えた内容は、お客様には表示されません
  • タグ:お客様に付ける目印
  • 担当者:公式アカウントに登録しているメンバーから選べる。設定していないときは、最初にチャットを送信したメンバーが担当者になる
  • ノート:お客様についての自由なメモ
  • 利用履歴:予約状況(予約サービスと連携している場合のみ)

ノートとタグの上限

いちばん知っておきたいのは、上限です。公式マニュアルに書かれている数字を、表にまとめます。

項目無料範囲チャットProオプション
1人のお客様に付けられるタグ1個まで最大30個
作れるタグの種類最大5個最大300個
1つのチャットルームのノート1件まで最大1000件
チャット履歴の保存期間半年5年間

チャットProオプションは、購入して使う有料のオプションです。この記事では、金額は書いていません(公式のマニュアルページで確認できた範囲では、このページに金額の記載はありませんでした)。

無料範囲のままだと、1人のお客様に付けられるタグは1個、ノートは1件です。たとえば、「新規/常連」「アレルギーあり」「前回の施術の内容」を、別々のタグやノートに分けて残すことは、難しいと分かります。

残るもの・残らないもの

チャットルームを削除したときのことも、公式マニュアルに書かれています。

  • チャット履歴は削除されるが、設定したタグやノートなどのユーザー情報は保持され、チャットを再開したときに引き継がれる

また、チャット履歴の保存期間は、無料範囲で半年です。つまり、お客様とのやりとりの中にだけ書いてある情報は、半年たつと見られなくなる可能性があります。大事な内容は、やりとりの中に置きっぱなしにせず、ノートや、別の記録に移しておくほうが安心です。
記録の残し方については、こちらにも書いています。
顧客対応の記録の残し方|対応履歴ノートの項目と、LINEのやりとりとの紐づけ方

標準で足りるのは、どんなとき

私の考えでは、標準の範囲で足りやすいのは、次のようなときです。

  • お客様の人数が、まだ少ない
  • 残したい情報が「新規か、常連か」くらいの、1つか2つ
  • 担当者が1人か、2人で、頭の中でも把握できる

逆に、次のようなときは、標準の範囲だと窮屈になりやすいです。

  • 「通っている曜日」「好み」「前回の内容」など、残したい情報が複数ある
  • 担当者が増えて、お客様の情報を共有する必要がある
  • 条件で絞って、特定のお客様だけに配信したい

「窮屈になってきた」と感じるのは、悪いことではありません。それだけ、運用が育ってきたということです。

構築を頼む前に、決めておくこと

構築を頼む前に、次の3つを書き出しておくと、相談がはやく進みます。
1. 残したいお客様の情報:名前以外に、何を残したいか。3つまでに絞ってみます
2. 誰が見るか:自分だけか、スタッフにも見せるか
3. 何に使うか:返信のとき見返す、絞って配信する、数を数える、など

使い道が決まっていると、標準のノートとタグで足りるのか、別の仕組みが要るのかを、依頼先と一緒に判断できます。お客様の情報の持ち方の選択肢は、こちらの記事が参考になります。
お客様の情報が担当者の頭やノートの中にしかない問題の解き方|顧客情報の持ち方の選択肢と、LINE公式アカウント+エルメの友だち情報・タグが向く条件

依頼先に聞くことは、こちらにもまとめています。
公式LINEの構築を外注する前に、決めておく5つのこと|依頼先に聞かれる前に、自分で言葉にしておく

まとめ

  • 標準チャットのユーザー情報には、ユーザーネーム・タグ・担当者・ノート・利用履歴がある
  • 無料範囲では、タグは1人に1個、種類は5個、ノートは1つのチャットルームに1件まで
  • チャットProオプションでは、タグ30個・種類300個・ノート1000件・履歴5年まで増える
  • チャットルームを削除しても、タグやノートは保持される
  • やりとりの履歴は、無料範囲だと半年。大事な内容はノートなどに移しておく
  • 構築を頼む前に、残したい情報・見る人・使い道を書き出しておく

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書いた人:ふくろう(LINE構築×AI)
LINE公式アカウントの構築・運用を3年、100アカウントほど。AIも使って作りますが、渡したあと、ご自身で触れる形にすることを大事にしています。
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