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エルメ(L Message)に登録したあと、どこから触ればいいか迷う人は多いはずです。公式マニュアルは機能ごとにページが分かれており、開設直後の人が「最初に何をするか」の順では読めません。
この記事では、公式マニュアルで手順を確認できた項目だけを、最初にやる順番に並べ直しました。なお「30分」は目安です。マニュアルでは、接続だけで約15〜20分(初心者向けの手順)とされているので、接続後の作業を迷わず進めるための順番です。
結論:先に接続とテスト環境、あいさつメッセージは最後
- 最初にやるのは機能の設定ではなく、LINE公式アカウントとの接続と、自分のLINEをテスト用の友だちにすることです。
- 次にタグ・フォーム・リッチメニューを作り、自分のLINEで確認します。
- 友だち追加時に動くあいさつメッセージは最後に設定します。有料プランを考えるのは、フリープランの上限に近づいてからで十分です。
最初の30分の順番
1. パソコンで登録し、LINE公式アカウントと接続する
事前にLINE公式アカウントを作っておきます。エルメのアカウント登録ではメールアドレスを入力して認証メールを送り、届いたメールからユーザー登録に進みます。その後、接続前の事前確認に答えて「接続設定に進む」を押します。接続方法は「1ステップずつ順番に設定」(約15〜20分)と「クイック接続」(約5〜10分)から選びます。
1ステップずつの方法では、最後にスマホのLINEでエルメのQRコードを読み取り、接続完了メッセージが届けば完了です。
なぜこの順か:接続しないと、以降の設定はどれも試せません。
注意点:接続操作はパソコンで行います。マニュアルでは、スマホやタブレットだと誤った接続になる可能性があると書かれています。チャネルIDとチャネルシークレットの入力欄の取り違え、Webhook URLの「検証」で「成功」と出るかどうかにも注意します。
公式マニュアル:https://lme.jp/manual/register/
2. 自分のLINEをテストユーザーにして、テンプレートを自分に送る
エルメ画面上部の「友だち追加情報」のQRコードを自分のLINEで読み取り、公式アカウントを友だち追加します。次に、左メニューの「テンプレート」で「+新規作成」を押し、管理名を入力して「テンプレートを作成」へ進み、「+メッセージ追加」でテキストを1通作ります。
テンプレート一覧の「プレビュー・テスト」を開き、検索窓に自分のLINE名を入れて「追加」。テストユーザーの「テスト送信」を押して、自分のLINEに届くことを確かめます。
なぜこの順か:以降の設定をすべて自分の画面で確認できるようにするためです。私の考え方として、テスト送信は必ず自分のLINEで受け取ってから、クライアントに見せます。
注意点:テストユーザーが検索に出ないときは、自分のLINEから公式アカウントに何かメッセージを送り、それでも出なければLINE Official Account Managerで「Webhook」がオンか確認します。名前の差し込みは、テキストの「+情報自動挿入」から選びます。「LINE名」と、エルメ側の「システム表示名」は別物なので、システム表示名を入れたいときは「友だち情報」を選びます。私の考え方としては、呼びかけは {name}様 で統一し、吹き出しは1行14文字以内で助詞の後で改行します。
公式マニュアル:https://lme.jp/manual/test_delivery/ https://lme.jp/manual/templete/
3. タグを作る
左の「データ管理」から「タグ管理」を開き、「新規作成」を押します。保存先のフォルダを選び、「タグ管理名」に分かりやすい名前を入れて「保存」します。まとめて作るときは「+タグ追加」(一度に最大20個)か、「+CSV一括追加」(一度に最大200個)を使います。
なぜこの順か:後で作るフォームの回答完了時などに、アクションとしてタグを付けられるからです。
注意点:タグ追加時アクションを設定している場合、タグを外してもアクションは元に戻りません。たとえばリッチメニューの表示は、タグを外しても消えません。
公式マニュアル:https://lme.jp/manual/tag/
4. フォームを1つ作る
「フォーム作成」から「+新規作成」を押し、管理名、フォーム名、フォルダ、タイプ(シンプルタイプまたは分岐タイプ)、使用する項目の順に入力して「フォームの新規作成に進む」を押します。編集画面では「+項目・装飾を追加」から質問を足し、回答完了時のメッセージやアクションを設定します。
なぜこの順か:ステップ3で作ったタグを、回答完了時のアクションとして使えるからです。
注意点:タイプは作成後に変更できません。また、一覧で公開状態をOFFにすると、友だちにはフォームが表示されません。フリープランではフォームは3つまでです。
公式マニュアル:https://lme.jp/manual/form/
5. リッチメニューを1つ作る
左メニューのリッチメニューから「新規作成」を押し、管理名(友だちには見えません)を入力して登録に進みます。STEP1で画像をアップロードし、STEP2でレイアウトを選び、STEP3でタップ領域ごとの動作を設定し、STEP4でメニューバーの文言と自動表示の有無を決めて保存します。画像サイズは2,500×1,686pxか2,500×843pxです。
なぜこの順か:フォームやタグができた後なら、タップ時の動作として選べるものが揃っているからです。
注意点:友だちを絞ってリッチメニューを出し分けるには、有料プランが必要と書かれています。作っただけでは友だちに表示されません。表示の設定はステップ7で行います。
公式マニュアル:https://lme.jp/manual/rich_menu/
6. 1:1チャットを開いて、自分とのやり取りを確認する
左メニューの「1:1チャット」を開くと、友だち一覧が出ます。検索窓ではLINE名またはシステム表示名で検索できます。ステップ2で追加した自分のLINEから公式アカウントにメッセージを送り、エルメ側で見え、返信できることを試します。
なぜこの順か:本番で友だちからの質問が届く場所なので、先に画面に慣れておくためです。
注意点:友だちが既読かどうかは、エルメでは確認できません。フリープランではチャット履歴の閲覧・検索期間が180日間です。
公式マニュアル:https://lme.jp/manual/chat/
7. 最後に、あいさつメッセージ(新規友だち用)を設定する
左メニューの「あいさつメッセージ」から「新規友だち用」を開き、「メッセージ・アクション設定」で、友だち追加時に送るメッセージを入力します。アクションは任意で、リッチメニューの表示やタグの付与などが選べます。最後に画面左下の「保存」を押します。
ステップ5のリッチメニューを自動で出すには、同じ画面の「アクション追加・編集」から「リッチメニュー」を選び、表示設定を「表示する」にして対象を選び、「保存」を押した後、画面の「保存」をもう一度押します。
なぜこの順か:ここは友だちが追加された瞬間に動く設定です。ステップ1〜6が揃い、自分のLINEで確認できてから設定すれば手戻りが少なくなります。私の考え方としては、友だち追加時の動作は、納品ミーティングで実装日が決まってから設定します。誤配信を防ぐためです。
注意点:マニュアルには、複数のアクションは必ずしも上から順に実行されるわけではない、と書かれています。
公式マニュアル:https://lme.jp/manual/greetings/ https://lme.jp/manual/friend-add-richmenu/
接続後にAIツール連携が気になったら、エルメのMCPとは?も参考になります。
つまずきやすいところ
マニュアルの注意点のうち、初期設定で引っかかりやすいものです。ここに無いタグやあいさつメッセージの注意点は各ステップに書きました。
| 場面 | 確認すること |
|---|---|
| 接続 | パソコンで操作しているか。チャネルIDとチャネルシークレットを取り違えていないか |
| 接続 | Webhook URLの「検証」で「成功」と出たか。「プロバイダーが一致していません」と出たら、2つのチャネルのプロバイダーを確認 |
| テスト送信 | テストユーザーが検索に出ないとき:友だち追加済みか、自分から何か送ったか、Webhookがオンか |
| 名前の差し込み | 「LINE名」と「システム表示名」は別。システム表示名は「友だち情報」から選ぶ |
| URLの計測 | 「入力したそのままのURLを利用する」にチェックすると、開封数・クリック数の計測とURLタップ時のアクションが使えなくなる |
| フォーム | タイプは作成後に変更できない。公開状態がOFFだと友だちに表示されない |
フリープランの上限と、有料を考える目安
公式メディアの記事(2026年9月7日更新)に書かれているフリープランの上限は、次のとおりです。
| 項目 | フリープランの上限 |
|---|---|
| 月間配信数(エルメ内の配信) | 1,000通 |
| チャット履歴の閲覧・検索期間 | 180日間 |
| フォーム | 3つまで |
| リッチメニュー | 2つまで |
| 流入アクション設定 | 3つまで |
| ポップアップ | 1つまで(「powered by L Message」が表示) |
| アクションスケジュール実行 | 利用不可 |
出典:https://lme.jp/media/?p=10362 フリープランの制限一覧もどうぞ。
有料プランは、スタンダードが月額10,780円(税込)、プロが33,000円(税込)です。公式マニュアルには、ダウングレードはできないこと、途中で解約しても日割りの返金はないこと、有料プランは自動で継続されることが書かれています。申込み後のキャンセルはできず、誤って申し込んだ場合は契約から48時間以内にサポート窓口へ連絡する必要がある、とも書かれています(出典:https://lme.jp/manual/?p=46)。料金は申込み前に公式ページで必ず確認してください。
私の見立てでは、次のどれかに当てはまったら有料プランを検討する段階です。
- 月の配信数が1,000通に近づいてきた
- フォームが4つ目、リッチメニューが3つ目に必要になった
- タグなどで対象を絞って、リッチメニューを出し分けたい(マニュアルでは有料プランが必要とされています)
- アクションスケジュール実行を使いたい
上限に触れていないうちはフリープランで試し、ダウングレードができない以上、上限に触れてから切り替えるほうが無駄がありません。
今日のアウトプット
- LINE公式アカウントとエルメの接続を完了する(接続完了メッセージが届く)
- 自分のLINEをテストユーザーに登録し、テンプレートのテスト送信を1回受け取る
- タグ、フォーム、リッチメニューを、それぞれ1つずつ作る
- 1:1チャットで、自分とのやり取りを確認する
- あいさつメッセージは文面の下書きまでにして、公開時期を決めておく
参考にした公式情報
確認日:2026年10月8日
- エルメ公式マニュアル 新規登録・接続:https://lme.jp/manual/register/
- テスト送信:https://lme.jp/manual/test_delivery/
- テンプレート:https://lme.jp/manual/templete/
- タグ管理:https://lme.jp/manual/tag/
- フォーム作成:https://lme.jp/manual/form/
- リッチメニュー:https://lme.jp/manual/rich_menu/
- 1:1チャット:https://lme.jp/manual/chat/
- あいさつメッセージ:https://lme.jp/manual/greetings/
- 友だち追加時にリッチメニューを表示:https://lme.jp/manual/friend-add-richmenu/
- 有料プラン:https://lme.jp/manual/?p=46
- フリープランの上限(公式メディア):https://lme.jp/media/?p=10362