今日も、昨日に続き「読書」の話題です。
私が考える読書の魅力の一つに
「思考の言語化」があります。
これまで、曖昧にしていた言葉の意味を、
言葉でバシッと表現することで
腹落ちさせる。
この感覚は、読書をすることでしか得られません。
そうそう、それそれっ!
っと思わず膝を打ちたくなるような
表現に出会うと、
読書をしていてよかった!
と思うことがあります。
例を出しますね^^
連続起業家の北原孝彦さんは、
「ブランド」のことを
「再現性への信頼」と言い換えています。
なるほど!
例えば、グッチやシャネルといった高級ブランドだけでなく
Apple製品や車なども
有名ブランドをなぜ買うのかと言ったら
高い品質が手に入るからです。
CMで見た製品が
お金を出すと手に入る。
つまり、「再現性への信頼」となります。
再現性がなければ
品質が保たれず、信頼も落ちるので
ブランドとは呼べなくなってしまいます。
*
生命科学研究者の高橋祥子さんは、
「覚悟」のことを
「不確定で曖昧な未来に対して、
どうなっても絶対に後悔しないと最初に決めておくための掟」
と言っています。
これも、思わず「なるほど!」と
声に出してしまいました^^
覚悟を決めろ!とは言いますが、
具体的に何をどのようにするのかは
実はあまり明確ではありません^^;
未来なんて誰にもわからない。
ならば、その不確定な未来で
予想しないことが起きても、
臨機応変に対応して行動し続けるという
自分の掟のことを、覚悟と呼ぶ。
納得!の一言です。
あなたは、ここまでの
「ブランド」「覚悟」について
どう思いますか?
「ブランドとは?」「覚悟とは?」
と聞かれたら
曖昧にしか説明できない人が
多いのではないでしょうか。
もちろん私もその一人です。
説明を聞いて、
なんだか思考のスキマが埋まるような
不思議な感覚になったのではないでしょうか。
それが、
読書の効果である「思考の言語化」です。
言語化することの気持ちよさは
ある種の快感で、
私はこんな言葉に出会ったら
とても幸せな気持ちになります^^
これが、読書の魅力の一つです。
思考が言語化することによって、
前に出てくる感覚になります。
*
また、文学では比喩(ひゆ)表現が
用いられます。
「滝のような雨」
「熱くて溶けてしまいそう」
といった、あるものを別なもので表現する方法です。
この比喩表現を巧みに、自然に使えると
物語の世界観に読者は引き込まれます。
私の好きな作家さんの表現をいくつか紹介します^^
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おれは冷たい人間かもしれない。
だけど誰だって開けることのできない部屋をひとつ持ってる。
そんなもんじゃないだろうか。
「池袋ウエストゲートパーク」( 石田衣良)
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クラシックのヴァイオリンソナタでは2Hの鉛筆で引いたような
細い線が目のまえを横切り、空間に細かな網目をつくっていく。
その不思議な網目で捕らえられない人間の感情など存在しないようだった。
「約束」(石田衣良)
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ビニール・ラップを何重にもかぶせたようなぼんやりとした色の雲が一分の隙もなく空を覆っていて、そこから間断なく細かい雨が降りつづいていた。
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」(村上春樹)
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「もしもし、」と女が言った。
それはまるで安定の悪いテーブルに薄いグラスをそっと載せるようなしゃべり方だった
「風の歌を聴け」(村上春樹)
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悲しいときに食べるおにぎりが砂のように味気ない
「瀬戸内少年野球団」(宇佐悠一郎)
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いかがでしょう。
比喩や隠喩といった表現になります。
うまい表現だと、情景が浮かんだり、
絶妙なニュアンスを言い表していたりしますよね^^
わたしは、こういった表現に出会うのが
好きなんです^^
そして、自分自身も
打ち合わせや提案では
考えたことを「◯◯な感じ」「◯◯みたいな」と
曖昧な言葉をなるべく使わず
適切な単語を探して、伝えるようにしています。
うまく言えたと思うことはなかなかないですが
適切な言葉を探す、この「思考」が大事だと思っています。
あまりやりすぎると
理屈っぽくなって逆にわかりにくくなるため
バランスが大事ですが
それでも、思考の言語化はできるに越したことはありません。
読書は、たくさんの著者から
様々な表現方法を学べる機会です。
文章表現の雛形に著作権はありませんから
いくらでもパクリ放題です^^
これいいな!と思ったら
単語を変えて使ってみましょう^^
プロの文章の話型を学べるって
読書は学習の機会として
最適ですよね^^
読書を10分でもいいので
コツコツ継続していきましょうー!
今日はここまでです^^
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