※この記事は広告(アフィリエイトリンク)を含みます。公式マニュアルの記載を整理したもので、私が実際に運用した体験談ではありません。公式に書かれていないことは「記載がなかった」と明記します。
結論:1:1チャットは無料でも使える。複数人運用は「スタッフ管理」とルール作りがセット
エルメ(L Message)の1:1チャットは、LINE公式アカウントの友だちと個別にやり取りする機能です。公式マニュアルでは、質問への回答、日程変更の対応、購入後のフォローなどが用途として挙げられています。1:1チャット自体はフリープランでも使えます。一方で、複数人でアカウントを動かす「スタッフ管理」はスタンダードプラン以上です。ここが最初の分かれ目になります。
ただし、公式マニュアルには「このチャットはこの人の担当」と割り当てる機能や、二人が同時に返信しないための仕組みについての記載がありませんでした。複数人で対応するなら、対応ステータス、メモ、送信者名、通知といった公式の機能を組み合わせ、運用上の約束事を人間側で決めておく形になります。
設定・使い方の流れ
1:1チャットは、管理画面の左メニューにある「1:1チャット」から開きます。チャット設定も同じメニューの中にあります。最初に押さえる流れは次のとおりです。
- 「送信者名」にスタッフ名を登録します。追加・編集・削除ができ、友だちのLINE上で「(公式アカウント名)より」という表記が出るのは、送信者名を設定した場合のみです。
- 友だちリストで絞り込み、返信する相手を選びます。
- チャット画面で返信します。メッセージの引用返信や、エルメが送ったメッセージの送信元(機能名・管理名・時刻)の確認もできます。
- 右側の詳細パネルで、友だち情報、タグ、フォーム回答、メモを確認・編集します。
- ヘッダーの「対応ステータス」を更新します。
- 「チャット設定」で、自動既読、送信ショートカット、短縮URL、送信前プレビューの表示を整えます。
表1:1:1チャット画面でできることの目安(公式マニュアルの記載を整理)
| 場所 | できること |
|---|---|
| 友だちリスト | 未読・既読・非表示・予約メッセージありなどで絞り込み。タグや対応ステータスでも絞り込め、LINE名やシステム表示名で検索できます |
| チャットヘッダー | ブックマーク、共有リンクのコピー、対応ステータスの変更 |
| 送信まわり | 画像・動画・音声は一度に5つまで(画像10MB、動画200MB、音声25MB)。PDFは10MBまで。テンプレートは編集して送れ、元のテンプレートは変わりません |
| 送信予約 | 後で送る返信を予約。配信時間の前なら編集・削除ができます |
| 右側パネル | 友だち情報、タグ、フォーム回答、メモ(作成・編集・削除・並べ替え) |
| チャット設定 | 自動既読、送信ショートカット(EnterかShift+Enter)、短縮URL、送信プレビュー |
対応ステータスは、初期状態で6種類が用意されており、追加・削除・順番や色の変更ができます。アクション設定で、任意のタイミングに自動で変えることも可能と案内されています。
つまずき点
- 既読は個別に分かりません。友だちが読んだかどうかは、エルメでは確認できません。エルメの短縮URLを入れたメッセージなら、URL分析で開封数やクリック数を見られます。
- 送信の取り消しはエルメ内ではできません。配信から24時間以内であれば、LINE Official Account Managerで削除できます。
- 通知は設定場所が複数あります。通知先はスマホアプリ、ChatWork、PCデスクトップの3種類で、タイミングはリアルタイムか15分〜24時間から選べます。スタッフ管理を使う場合は、2026年8月6日のアップデート以降、スタッフごとに通知設定をする仕様です。詳しくはエルメの通知設定を担当者ごとに分ける方法(2026年8月の更新)で整理しています。
- 招待URLは24時間で切れます。スタッフを追加するときは、招待用URLを発行したらすぐ共有し、相手が「アカウント権限の承認」で承認する流れです。
- 非表示にした友だちは、リストから戻せます。「情報管理」の「友だちリスト」にある「非表示中の友だち」から再表示します。
- クリエイターズスタンプは使えません。LINE公式アカウントのスタンプと絵文字は使えます。
無料と有料の目安
公式の料金解説(メディア記事)をもとに、複数人対応に関わる項目だけ抜き出します。税込表記です。
表2:プラン別の違い(複数人対応に関わる項目)
| 項目 | フリー | スタンダード | プロ |
|---|---|---|---|
| 月額 | 無料 | 10,780円 | 33,000円 |
| 月間配信数 | 1,000通 | 制限なし | 制限なし |
| チャット履歴の閲覧・検索期間 | 180日間 | 制限なし | 制限なし |
| スタッフ管理 | 利用不可 | 管理者+10人 | 制限なし |
なお、公式ページの表には結合セルがあり、一部の値は表の読み取りによるものです。申し込み前に最新の公式ページで確認してください。総友だち数の上限は、フリーが5万人、プロが10万人と読み取れましたが、スタンダードの値は確認できませんでした。
目安としては、自分一人で運用するならフリーでも1:1チャットは使えます。ただし、月間配信数の1,000通と、チャット履歴が180日までという制限があります。複数人でログインし、権限を分けたいなら、スタンダード以上が前提です。なお、公式では、申込み後のキャンセルやダウングレードはできないと案内されているため、切り替えは慎重に検討してください。
活用例(架空の設計例)
実際の事例ではなく、公式の機能を使った仮の設計例です。成果や効果を示すものではありません。
例1:英会話教室(受付1人+講師2人)
- 誰が:受付担当と講師2人。スタッフ管理で3人を追加し、権限は管理者が必要な範囲で選びます(スタンダードプラン以上)。
- いつ:平日の夜に届いた日程変更の相談を、翌朝に受付担当が確認します。
- 何を:友だちリストを「未読」で絞り、対応ステータスを更新しながら返信します。夜のうちに文面が決まっている返信は「送信予約」で朝の時刻に設定します。経緯は右側パネルの「メモ」に残します。
- 使う設定項目:スタッフ管理、友だちリストの絞り込み、対応ステータス(「担当確認中」のような名称を自分で追加)、送信予約、メモ、送信者名。
例2:ハンドメイド雑貨のネットショップ(店主+発送担当1人)
- 誰が:店主と発送担当。二人ともスタッフとして追加し、通知設定はスタッフごとに行います。
- いつ:購入後に届く「届く日を知りたい」「内容を変えたい」といった連絡への対応時。
- 何を:新着メッセージの通知を各自で受け取り、返信したらタグと対応ステータスを更新します。発送担当が確認した内容はメモに書き、店主が続きを返信します。タグが付いたときに動く自動化は、エルメのタグ追加時アクションで自動化する方法と、つまずきやすい点で扱っています。
- 使う設定項目:通知設定(スタッフごと)、タグ、対応ステータス、メモ、送信者名、テンプレート。
私の見立て(一般論)
ここからは公式の記載ではなく、私の考えです。体験談ではなく、一般的な運用の考え方です。
- 「誰が最初に返すか」は、機能に頼らず先に決める。担当の割り当て機能は記載がなかったので、曜日や時間帯で受け持ちを決め、文章にしておくほうが安全だと考えます。
- 対応ステータスの意味を、全員で同じにする。色と名前だけだと人によって解釈がずれやすいので、「このステータスなら誰が次に動くか」を一行で決めておくとよいと思います。
- 自動既読は、対象を決めてからオンにする。自動で確認済みになる範囲を広げるほど、見落としが起きやすくなるはずです。何を自動で既読にするかは、チームで合意してから設定するのが無難です。
まとめ
1:1チャットは無料で試せますが、複数人で動かすならスタッフ管理(スタンダード以上)と、担当・ステータス・メモのルール作りが必要です。公式で確認できなかったのは次の点です。
- チャット単位で担当者を割り当てる機能
- 二人が同時に返信しないための仕組み
- スタッフ管理の権限と1:1チャットの権限の対応(スタッフ管理の記事に1:1チャットの記載がありませんでした)
- スタンダードプランの総友だち数の上限
AI連携にも関心があれば、エルメのMCPとは?ClaudeやChatGPTでできること・できないことも参考にしてください。
出典:エルメ公式の1:1チャット操作マニュアル、スタッフ管理マニュアル、通知設定マニュアル、チャット返信予約マニュアル、1:1チャットFAQ、料金解説(lme.jp)。
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