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セミナーや研修、説明会が終わったあと、「来られなかった人にだけ資料とアーカイブ動画を送りたい」と思う場面があります。参加した人に同じ案内を送っても用は足りますが、受け取る側からすると「自分は出たのに、なぜ欠席者向けの文面が?」と戸惑います。かといって、欠席者の名前を一人ずつ拾って個別に送ると、人数が増えるほど抜けと誤送信の心配が大きくなります。この記事では、欠席者 資料 送付やアーカイブ 案内、不参加者 フォローといった言葉で探している方に向けて、エルメ(L Message)のタグ管理とタグ指定の一斉配信で、送り先を分ける考え方と手順を整理します。機能の説明は2026-10-09時点の公式マニュアル(lme.jp/manual)を読んで要約したものです。
欠席者への連絡が手作業で崩れる理由と、先に決めたい「誰が欠席か」の出どころ
よくある流れはこうです。申込フォームやメッセージで参加希望を集め、当日は受付で名簿に印を付け、終了後に「来なかった人」を名簿から目で拾って、アーカイブのURLを一人ずつ送る。この方法が崩れる原因は、送る作業そのものよりも手前にあります。「欠席」という状態が、複数の場所に分かれて存在しているのです。
- 事前に「欠席します」とLINEで連絡してきた人(連絡の履歴の中にある)
- 何も言わずに来なかった人(受付名簿にしか表れない)
- 申込はしたが、当日別の日程に振り替えた人(名簿が2枚ある)
- 動画で視聴したいので最初から欠席のつもりで申し込んだ人
この4つが混ざっていると、「欠席者リスト」を作る時点で人によって解釈が変わります。LINEの設定に入る前に、運営側で「欠席の定義」を一文で決めておくのが先決です。たとえば「受付名簿で出席の印が付かなかった申込者を欠席者とする」と決めれば、判断の根拠は受付名簿一本になります。連絡を受けた人は、その名簿の更新担当が反映する、という分担にすれば、LINEの外で迷う部分が減ります。
もう一つの原因は、送る側が「配信先を絞る」操作に慣れていないことです。全員に一斉配信するのは簡単でも、特定の人だけに送るには、あらかじめ友だちに目印を付けておく必要があります。エルメではその目印がタグです。公式マニュアルでは、タグは友だちを判別するための目印で、タグごとに絞り込んでメッセージを配信することもできると説明されています。
LINEで解ける部分と、解けない部分を分ける
先に結論めいたことを書くと、タグで「送り先を分ける」ところはLINE側で解けます。一方で「誰が実際に欠席したか」を自動で知ることは、この記事で確認した公式ページの範囲では書かれていません。受付で出席を確認するのは人の作業として残ります。
| 項目 | LINEとエルメで解ける | 解けない・人が判断する |
|---|---|---|
| 欠席者だけに配信 | タグを付けた友だちに絞って一斉配信できる(公式マニュアルで確認) | 欠席の事実の確認(受付名簿・本人連絡の突き合わせ) |
| 出欠の回答を集める | フォームの回答完了時にタグを付けたり外したりできる(公式マニュアルで確認) | 回答しなかった人の事情の把握 |
| 配信のタイミング | 「配信予約」で日時を指定できる(公式マニュアルで確認) | 動画の公開期限や権利面の判断 |
| アーカイブ動画そのもの | URLをメッセージに載せて案内できる | 動画の保管・公開設定はLINEの外(動画サービス側)で行う |
| 申込済みなのに連絡が取れない人 | 公式で確認できませんでした | 電話やメールなど別の連絡手段 |
表の最後の行にあるように、LINEの友だちになっていない人や、ブロックしている人には届きません。参加者のうちLINE経由でない人がいる場合は、その人へのフォローは別の手段で行う前提にしておきます。
手順:タグを作り、付け、タグ指定で配信するまで
公式マニュアルに沿った流れは、次の3段階です。名前や数字は、手順を読んだ範囲の要約なので、実際の画面は契約後に確認してください。
| 段階 | やること(公式マニュアルの機能名) | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 1. タグを作る | データ管理の「タグ管理」で新規作成する。1回に最大20個、CSV一括追加なら1回に最大200個 | タグ名が重複すると登録されない。名前の付け方は先に決める |
| 2. タグを付ける | フォームの「回答完了時のメッセージ・アクション」でタグを付与・解除する。既存の友だちは友だちリストから一括で手動付与する例が示されている | 既存の友だちには自動で付かない。付け忘れが配信漏れになる |
| 3. タグで絞って配信する | 「メッセージ配信」で新規作成し、配信先の「絞り込み」からタグ条件を指定、保存後に予定配信者数を見る | 予定配信者数が想定とずれていたらタグ設定を見直す。配信は「配信予約」で日時指定もできる |
欠席のタグをどう付けるか
ここが設計の山場です。出欠を事前にフォームで聞く運営なら、「出席」と答えた人には出席タグ、「欠席」と答えた人には欠席タグを、回答完了時のアクションで付けられます。公式の「回答者と未回答者を区別する方法」のページでは、友だち追加時に未回答者タグを付け、回答完了時にそのタグを外して回答済みのタグを付ける、という二つのタグの入れ替えが紹介されています。この考え方は出欠にも使えます。当日欠席の人は、受付名簿を見て運営が欠席タグを付けます。
注意点として、配信先の絞り込み条件で確認できたのは「全てを満たす」と「どれか1つ」の2種類で、「このタグを持たない人」という除外条件は、読んだページでは確認できませんでした。そのため、「出席タグを持たない人」で絞る設計は避け、欠席の人に欠席タグを付けて「欠席タグを持つ人」に送る設計にしておくと、公式で確認できた機能の範囲で組めます。
つまずきやすいところ
- 既存の友だちにはタグが自動では付かない。開催前に友だちリストからの一括付与が必要
- 似た名前のタグを作ると配信先を間違える。名前は「2026-11セミナー_欠席」のように、開催名と状態を並べる
- 配信前に予定配信者数を見る習慣をつける(想定の人数と比べる)
タグの命名や整理の考え方は、友だち数が増えても破綻しない管理|タグの棚卸し・命名ルール・不要タグの整理手順で別に詳しく書いています。開催のたびにタグが増える運営は、先に読んでおくと迷いません。
運用ルール案とチェックリスト:誰が、いつ、何を確認するか
機能が動いても、運用が曖昧だと誤送信は防げません。次のような役割分担を、小規模なチームでも文書にしておくと安心です。
- 開催7日前まで:欠席用と出席用のタグを作成し、名前を共有する
- 開催前日:出欠フォームの回答状況を見て、未回答者に確認の連絡を入れる
- 開催当日:受付名簿の出席の印を、担当者1名が更新する
- 開催後すぐ:名簿を元に欠席タグを付ける。付ける人と、配信する人は別にして互いに確認する
- 配信直前:予定配信者数を見て、名簿の欠席者数と一致するか比べる。必要ならテストとして自分宛てに確認する
- 配信後:届かなかった・返信があった人は、1:1チャットで個別に対応する
「付ける人と配信する人を分ける」のは、手順の中で最も効く運用ルールだと私は考えています。タグの付け間違いは、同じ人が続けて配信操作をすると気づきにくいからです。
文面については、冒頭で欠席のお礼ではなく、参加の呼びかけに対する気遣いを短く入れ、そのあと資料のURLとアーカイブの閲覧期限、問い合わせ先の順に並べると読みやすくなります。お礼配信全般の型は、イベント・セミナー後のお礼配信の設計|送るタイミング・文面の型・アンケートへのつなぎ方も参考になります。なお、メッセージ内のURLに表示期限を付ける設定が配信画面にあることは公式ページから読み取れますが、細かい動作は公式で確認できませんでした。期限を付けたい場合は、実際の画面で確かめてください。
活用例(架空の設計例):月1回のオンライン勉強会を主催する場合
以下は実在の事例ではなく、考え方を示すための架空の設計例です。成果の数字は載せていません。
月に1回、夜にオンライン勉強会を開く小さな講座を想定します。申込時にフォームで「出席予定/欠席して後日視聴したい」を選んでもらい、回答完了時のアクションで、出席予定の人には「11月_出席予定」、後日視聴希望の人には「11月_欠席」のタグを付けます。当日、出席予定だったのに入室しなかった人は、運営が名簿を見て「11月_欠席」を追加で付けます。
終了後に、「11月_欠席」のタグを持つ人だけに絞り込んで、配信予約で翌朝に資料とアーカイブのURLを送ります。送る前に、予定配信者数と名簿の欠席者数を見比べます。一致しなければ、タグの付け忘れを疑って名簿を見直します。出席した人には、別の文面でお礼とアンケートを配信します。このように、配信を「欠席向け」「出席向け」の2本に分けると、一つの文面に両方の場合分けを書かなくて済みます。オンライン講座の連絡全体の流れは、オンライン講座・セミナー主催者のLINE連絡を整える|申込から視聴案内・アーカイブ連絡・修了後のフォローにまとめています。
向かないケースと、私の見立て3点
この方法が向かないケース
- 出欠が当日の現場判断で決まり、名簿が一本にまとまらない運営(まず名簿の一本化が先)
- 資料に個人情報や守秘性の高い内容が含まれる場合(LINEで送ってよいかは各自の方針・規約を確認)
- 参加者の多くがLINEの友だちではない場合(メールや郵送との併用が前提)
- 欠席の理由が体調や事情に関わり、個別の気遣いが必要な場合(一斉配信でなく1:1や電話の方が適切)
私の見立て
- 最初に決めるべきは機能ではなく、「欠席とは何か」の定義と、名簿を更新する担当者です。ここが曖昧だと、タグがあっても送り先がぶれます。
- 除外条件が公式で確認できなかった以上、「持っていない人」ではなく「欠席タグを持つ人」に送る設計にしておく方が、素直に組めます。
- 付ける人と配信する人を分け、配信前に予定配信者数を名簿と比べる。この2つだけで、誤送信の大半は見つけられると考えています。
公式で確認できなかった点:タグを付ける対象を友だちリストで一部だけ選んで付与する詳細、除外条件(タグを持たない人)、配信後の取り消し、テスト配信の手順、各機能の対象プラン。契約前や実運用の前に、公式で確認してください。参考までに、フリープランの配信は月1,000通まで(2026-10-09時点、lme.jpの記載)で、人数が多い運営は通数の消費も見込んでおく必要があります。通数の数え方は、今回読んだ範囲では確認できませんでした。
まとめ:送り先を分ける仕組みは、名簿の一本化とセットで
欠席者にだけ資料とアーカイブを送るには、タグで送り先を分け、タグ指定の一斉配信を使う方法があります。ただし、欠席の事実を確定する作業は人の側に残ります。名簿の一本化、タグ名の決め方、付ける人と送る人の分担の3つを決めてから設定に入ると、手順が短く済みます。まずは小さな勉強会1回分で試し、予定配信者数と名簿を比べる習慣から始めてみてください。
構築代行のご案内(30万円〜・税別)
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