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予約開始日を決めたのに、受付開始のお知らせを一人ずつ送っている|予約配信とリッチメニューの切り替えで、解禁の案内を同時に届ける手順

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毎月25日の朝9時、来月分のレッスン予約を解禁する教室を想像してください。人気講師の枠は、解禁から数時間で埋まります。オーナーは9時前から画面を開き、キャンセル待ちだった人、常連の人、先月体験に来た人へ、一人ずつ「本日から来月分の予約が始まります」と送っています。途中で電話が鳴り、全員に送り終えたのは10時を過ぎてから。後ろの順番で送った人から「開いたらもう埋まっていた」と言われてしまいました。

この場面の問題は、送る手間よりも「送る順番がそのまま不公平になること」です。予約開始の案内、受付開始のお知らせ、予約解禁の告知を人の手で打つ限り、全員に同じ時刻で届けることはできません。この記事では、エルメの予約の受付開始設定、予約配信、リッチメニューの表示予約の3つで、この作業をどこまで仕組みに置き換えられるかを整理します。公式マニュアルの確認日は2026-10-09です。

なぜ「受付開始のお知らせ」だけが手作業で残るのか

予約まわりを自動化した教室や店舗でも、解禁のお知らせだけは人が打ち続けている例は珍しくありません。原因は一つではなく、たいてい次の3つのどれか(または全部)です。先に切り分けておくと、直す場所が見えます。

この記事の流れ1なぜ「受付開始のお知らせ」だけが手作業で残るのか2LINEで解ける部分、解けない部分3設定の流れとつまずきどころ4そのまま使える運用ルール案とチェックリスト5活用例(架空の設計例)6向かないケースと、確認が必要な点7私の見立てとまとめ
図:この記事の流れ
手作業が残る場所起きていること直す先
解禁の時刻が人の記憶に頼っている「25日の10時」を紙やメモで管理しており、予約ページ側の受付開始とお知らせの時刻がずれる予約ページ側に受付開始を設定し、お知らせはその時刻から逆算して予約配信に入れる
お知らせの送信が一人ずつ個別のトークで送っているため、順番と時刻にばらつきが出る一斉配信(配信予約)で、配信先をタグで絞って同時に送る
入口が解禁前から出っぱなしリッチメニューの予約ボタンが常に出ており、解禁前に押した人から「まだ取れないのですが」と問い合わせが来るリッチメニューの表示予約・停止予約で、解禁に合わせて入口を切り替える
なぜ「受付開始のお知らせ」だけが手作業で残るのか表の見出し:手作業が残る場所解禁の時刻が人の記憶に頼っているお知らせの送信が一人ずつ入口が解禁前から出っぱなし
図:なぜ「受付開始のお知らせ」だけが手作業で残るのか

この3つは独立しているので、全部をやる必要はありません。「順番の不公平」が一番の悩みなら、まず2行目(一斉配信の予約)だけでも効果があります。

LINEで解ける部分、解けない部分

項目エルメで仕組みにできる人が残る部分
受付の開始・締切予約の設定で、受付開始と締切を「いつでも/日数指定/時間指定」から選べるどの枠を、いつ解禁するかの方針決め
お知らせの送信メッセージ配信の配信予約で日時を指定し、タグなどで配信先を絞れる文面の確認、解禁直前の最終チェック
入口の切り替えリッチメニューを日時指定で表示・停止できる表示する相手の選び方、切り替え後の見た目の確認
特別扱いが必要な人タグで「先行案内」の対象を分けて送ることはできる常連への個別の気遣い、事情のある人への電話

設定の流れとつまずきどころ

1. 受付開始を設定する(予約管理)

左メニューの「予約管理」から「サロン・面談予約」を開き、上部の「予約設定」へ進みます。「予約・キャンセルのメッセージ・リクエストと締切」で「予約時の設定をする」を選ぶと、受付開始と締切を設定できます。受付開始は「いつでも受付」「日数指定」「時間指定」の3通りです。日数指定は、予約日の何日前の何時から受け付けるかを決める方式で、最大180日前まで設定できます。

ここで最大のつまずきが一つあります。この設定は「予約する日」を基準にした相対の指定です。たとえば公式の例では、3日前の10:00から受付にすると、4月10日の予約は4月7日10:00以降にしか入れられません。つまり、枠ごとに解禁される日が違います。「25日の10時に来月分をまとめて解禁」という運用は、私の読み取りでは、この設定だけでは再現しにくい形です(絶対日付での指定については、後ろの「確認が必要な点」に書きました)。

受付開始の設定(日数指定)予約したい日解禁される日時お知らせの目安
3日前の10:00から(公式の例)4月10日4月7日 10:004月7日 10:05ごろ
14日前の10:00から(計算例)3月20日3月6日 10:003月6日 10:05ごろ
14日前の10:00から(計算例)3月21日3月7日 10:00毎日1枠ずつ増えるため、毎日送るより週1のまとめが現実的

この表の2・3行目は、公式の考え方を当てはめた私の計算例です。毎日1日分ずつ解禁されていく形になるため、お知らせは「毎日」ではなく「週に1回、今週解禁された分をまとめて」にする、という運用の工夫が必要になります。

2. お知らせを予約配信にする(メッセージ配信)

「メッセージ配信」から新規作成し、管理用タイトルを入力します。このタイトルは友だちには見えませんが、未入力だと登録・下書き保存のボタンが押せません。配信タイミングは「配信予約」にして日時を指定します。「+配信日時追加」で日時を複数登録でき、同じメッセージが各日時に届きます。解禁の前日夜と当日朝の2回、というような使い方ができます。

配信先は「すべての友だち」か、タグなどで絞り込みます。注意したいのは、絞り込み時に表示される配信予定数は登録した時点の見込みだということです。配信日時までにタグが増減していれば、実際には配信時点で条件に合う人に届きます。解禁の前日にタグを整理するなら、整理が終わってから登録するほうが数が読みやすくなります。

3. 入口のリッチメニューを切り替える(表示・停止予約)

リッチメニューをエルメに登録しておき、「顧客対応」のリッチメニューから対象メニューの「表示・停止する」を押します。「表示する」を選んで日時を指定し、表示させたい友だちを選んで確定します。終わるときは「停止する」で日時を指定します。表示予約は対象の友だちを選ぶ形ですが、停止予約は、そのメニューを表示中の全員が対象になります。「解禁中だけ予約ボタンを出す」運用なら、表示と停止をセットで予約しておくと切り替えが楽です。

そのまま使える運用ルール案とチェックリスト

設定より先に、時刻の持ち方を決めておくと迷いません。次の表は、解禁日を T日、受付開始を10:00とした場合の一例です。

タイミングやること確認すること
T-7日解禁の日付と時刻を決め、予約ページ側の受付開始を設定別のテスト用アカウントで、解禁前に予約が入らないか画面で確認
T-3日お知らせの文面を作り、予約配信を登録(先行案内の対象タグがあれば別配信)配信予定数がタグの人数と合っているか
T-1日 20:00前日の予告を配信(任意)「明日10:00から」と書いた時刻が設定と一致しているか
T日 09:55リッチメニューの表示予約が入っているか最終確認表示対象の友だちの選び漏れ
T日 10:00受付開始(システム側)予約が入り始めたかを管理画面で確認
T日 10:05解禁のお知らせが配信されるリンクを押して実際に予約画面が開くか
  • お知らせの配信時刻は、受付開始の時刻と同時か少し後にします(これは私の提案です)。受付前にお知らせが届くと、押した人が予約できずに戸惑うためです。
  • 解禁の通知を受け取りたい人だけにタグを付け、先行・通常で配信を分けるなら、タグの付け方(誰が・いつ付けるか)を先に決めます。
  • 解禁日の前日までに、文面の日付・曜日・時刻を二人以上で読み合わせます。
そのまま使える運用ルール案とチェックリストお知らせの配信時刻は、受付開始の時刻と同時か少し後にします(これは私の提案です)解禁の通知を受け取りたい人だけにタグを付け、先行・通常で配信を分けるなら、タグの付け方(誰が・いつ付けるか)を先に決めます解禁日の前日までに、文面の日付・曜日・時刻を二人以上で読み合わせます
図:そのまま使える運用ルール案とチェックリスト

活用例(架空の設計例)

以下は実例ではなく、考え方を示すための架空の設計例です。成果の数字は載せていません。

少人数のヨガ教室で、講師は2名、人気講師の月・木19時の枠が先に埋まる想定です。受付開始は日数指定で「21日前の10:00から」とします。お知らせは三つに分けます。まず「解禁通知希望」のタグを付けた人へ、前日20時に「明日10:00から、3週間後の人気講師枠の予約が始まります」と予約配信します。次に当日10:05に、すべての友だちへ解禁のお知らせを配信します。最後に、リッチメニューの予約ボタンの下に表示する案内メニューを、当日朝から1週間だけ表示予約し、1週間後に停止予約を入れます。

この設計では、先に知りたい人には前日に届き、その他の人には解禁5分後に届きます。「送る順番の不公平」は、タグで分けた2段階の配信という形で、あらかじめ説明できるようになります。

向かないケースと、確認が必要な点

次のような場面では、仕組みよりも電話や対面のほうが適しています。

  • 抽選で枠を決める企画:誰に当たるかは機械的な先着では決まらず、落選の連絡には言葉選びが要ります。
  • 電話で予約を受けている高齢のお客様が中心:LINEのお知らせが届いていても、見ない・操作できない人は取り残されます。電話や窓口の案内も並行して残してください。
  • 1日に数件しか枠がなく、人によって対応が変わる:解禁の仕組みより、一件ずつの調整のほうが現実的です。
  • 急な休講・休業の連絡:予約配信ではなく、すぐ送れる一斉配信か電話で直接伝えます。

確認が必要な点

公式マニュアルを読んだ範囲で、次の点は確認できませんでした。契約前、または運用前に画面で確かめてください。

  • 受付開始を、予約日からの相対ではなく「何月何日の何時」という絶対日付で指定できるか。
  • 受付開始より前に予約ページを開いた人に、どのような表示が出るか。
  • リッチメニューの表示予約で、友だちが非常に多い場合の選び方(一括で選べる範囲)。
  • 各機能が使える料金プランの範囲(Free・Standard・Proの別)。

関連記事として、毎回の空き枠告知の負担を考えるなら定員のある少人数レッスンで空き枠を毎回告知している負担の減らし方|残席の見せ方を予約ページ・一斉配信・リッチメニューで分ける、配信の時刻を決める考え方は配信時間帯の決め方|対象者の生活に合わせた考え方と、予約配信での運用が役立ちます。お知らせの言い回しは空き枠のお知らせの文例7つ|美容室・ネイルサロン向けの言い回しと使いどころも参考になります。

私の見立てとまとめ1最初に直すのは「お知らせの順番」2受付開始が予約日からの相対指定である点は、設計の最初に押さえるべき前提です3解禁の仕組みは便利でも、電話や窓口で受ける人を切り捨てない運用が前提です
図:私の見立てとまとめ

私の見立てとまとめ

  • 最初に直すのは「お知らせの順番」。受付開始の設定が完璧でなくても、一斉の予約配信に変えるだけで不公平はかなり減ると見ています。
  • 受付開始が予約日からの相対指定である点は、設計の最初に押さえるべき前提です。「月に一度まとめて解禁」の運用が合うかどうかは、画面で試して確かめる価値があります。
  • 解禁の仕組みは便利でも、電話や窓口で受ける人を切り捨てない運用が前提です。LINEは「全員に同時に届ける」ための道具で、「全員を移す」ための道具ではありません。

予約開始日が決まっているなら、受付開始の設定、予約配信、リッチメニューの切り替えの順に小さく置いていけば、毎回の手打ちは減らせます。まずは無料プランの範囲で、予約配信のテストから始めてみてください。料金や機能の範囲は、必ず公式ページで最新の情報を確認してください。

構築代行のご案内(30万円〜・税別)

受付開始の設定、タグの設計、予約配信とリッチメニューの切り替えまでを、お店や教室の運用に合わせて組み上げる構築代行も承っています。ご相談は構築代行のご案内ページからどうぞ(30万円〜・税別)。