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エルメの流入経路分析とクロス分析|どこから友だちが来たかを見る設計

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友だちが増えても、「どの入口から来た人なのか」が分からないままでは、次に何を改善すればよいか決められません。エルメ(L Message)には、入口ごとにQRコードを発行して流入を数える機能と、2つの情報を掛け合わせて眺めるクロス分析があります。この記事では、公式マニュアルに書かれている範囲だけを使って、流入経路を見るための設計を整理します。

結論:入口ごとにQRコードを分け、タグで印を付け、クロス分析で並べる

公式マニュアルを読む限り、流入経路の把握は次の3段階で組み立てられます。

  • 入口(SNS、チラシ、サイトなど)ごとに「QRコードアクション」を作り、人数を数える
  • 読み込み時アクションでタグなどを設定し、流入元の印を友だちに残す
  • クロス分析で、タグや友だち情報を縦軸にして、見たい項目を横軸に並べる

ただし、無料のフリープランには数の上限があります。公式の料金記事では、流入アクション設定は3つまで、クロス分析は2つまでと書かれています。入口を増やす前に、何を見たいかを絞っておくのが前提になります。

画面でできること

QRコードアクション:流入を数える入口

公式マニュアルによると、QRコードアクションはQRコード(URL形式も可)を発行し、友だち追加の促進、流入経路の分析、個別アクションの自動実行ができる機能です。経路ごとに別のメッセージを出し分けることも説明されています。なお、料金記事では同じ系統の機能が「流入アクション設定」という名前で載っており、マニュアル側には「旧・流入アクション」という表記もあります。この記事では現行のマニュアルに合わせて「QRコードアクション」と呼びます。

作成時に選ぶ「稼働対象」は、新規友だちのみ、または全ての友だちの2択です。作成後は変更できないとされているので、最初に決める必要があります。

一覧の「データ詳細」では、次の4つのタブで状況を確認できます。

タブ見られること(マニュアルの記載)
数値情報期間指定と、人数・回数の切り替え。URL読込、友だち追加、アクション稼働の3指標
友だち一覧追加日時、表示名、新規か既存か。広告名・LP名・ブロック日時は有料プランのみ
LP連携LP経由の流入を一覧で表示。フリープランでは利用不可
分岐詳細流入元から稼働までの経路と離脱ポイントを図で確認

数値情報の3指標は、URLを開いた人数、友だち追加した人数、設定したアクションが動いた人数です。この3つを見比べると、どの段階で人が減っているかを追えます。なお、「URL読み込み」の数え方は2025年9月25日に変更されたと明記されています。過去の数字と比べるときは注意が必要です。

タグ:流入元の印を残す

タグは友だちを見分けるための目印で、特定のタグを持つ人だけに配信することもできます。タグ管理画面では、作成画面から一度に最大20個、CSVからは最大200個まで追加できます。フォルダで整理でき、タグが付いた瞬間に動くアクションも設定できます。

クロス分析:2つの情報を掛け合わせる

公式マニュアルでは、縦軸(基本軸)を「タグ」「友だち情報」「友だち登録日」の3種類から選ぶと説明されています。3種類は組み合わせられません。タグは複数選べますが、友だち情報は1項目だけです。横軸の分析項目は10個までで、条件はAND・ORで絞り込め、結果はCSVで出力できます。

設計の考え方

ここからは、上で挙げた機能の仕様をつなげた設計案です。公式がこの手順を推奨しているという意味ではありません。

  • まず「何を判断したいか」を決める。例えば、どの入口を続けるかを決めたいのか、入口ごとに案内を変えたいのか
  • 入口は、判断に必要な数だけに絞る。QRコードアクションを増やしすぎない
  • 各QRコードアクションの読み込み時アクションで、入口に対応したタグを付ける。マニュアルには、読み込み時アクションにタグ設定などを複数設定できると書かれている
  • タグの名前は、入口が一目で分かる規則にそろえ、フォルダで分けておく
  • クロス分析では、縦軸にそのタグを選び、横軸に見たい項目を並べる

QRコードアクションの数字は「入口で起きたこと」、クロス分析は「入ってきた人がその後どうだったか」を見るもの、という分担で考えると整理しやすくなります。横軸にどんな項目が選べるかの一覧は、私が確認した範囲のマニュアルには載っていませんでした。実際の画面で確認してください。

タグの付け方そのものを詳しく知りたい方は、エルメのフォームでアンケートを作る手順とタグの付け方の決め方も参考になります。

つまずき点

  • 稼働対象は作成後に変更できない。新規だけを数えたいのか、既存の友だちにも動かしたいのかを先に決める
  • 稼働をOFFにしたときの動作を設定できる。期間限定の入口は、終了日時を設定すると自動でOFFになる
  • QRコードアクションは手動で削除できず、削除から90日後に自動削除される、と書かれている
  • 縦軸の3種類は組み合わせられず、友だち情報は1項目のみ。「タグ×登録日」のような掛け合わせは、この仕様では選べない
  • クロス分析の更新頻度やデータの反映タイミングは、マニュアルに記載がなかった
  • マニュアルには、グラフ表示についての記載もなかった(数値の分析リストとして説明されている)

無料と有料の目安

公式の料金記事の記載をもとにまとめます。金額は税込です。

項目フリープランスタンダードプロプラン
月額無料10,780円33,000円
流入アクション設定3つまで制限なし表の欄が空欄
クロス分析2つまで制限なし表の欄が空欄
友だち数の上限5万人まで記載なし10万人まで
月間配信数(エルメ内)1,000通まで制限なし制限なし

QRコードアクションの友だち一覧の広告名・LP名・ブロック日時、LP連携、ASP連携は、マニュアル上は有料プランのみです。広告ごとの流入を詳しく見たい場合は、有料が前提になります。一方で、プロプランの流入アクション設定とクロス分析が無制限かどうかは、料金記事の表が空欄で、確認できませんでした。クロス分析がどのプランで使えるかも、操作マニュアルには記載がありません。

有料プランは自動更新で、ダウングレードはできないと書かれています。上げる前に、フリープランの範囲でどこまで試せるかを確認しておくと安心です。無料枠の全体像は、エルメのフリープランの制限一覧にまとめています。

活用例(架空の設計例)

実際の事例ではなく、公式の機能を使った仮の設計例です。成果の数字や結果は載せていません。フリープランの上限(流入アクション設定3つ、クロス分析2つ)に収まる形で考えています。

例1:学習塾(架空)で、入口を3つに絞る

  • 流入元:店頭ポスター、配布チラシ、サイトの3つ。それぞれにQRコードアクションを1つずつ作る(計3つ)
  • 稼働対象:新規友だちのみ(作成後は変更できないため、最初に決める)
  • 読み込み時アクション:入口に対応するタグ(例:「流入_ポスター」「流入_チラシ」「流入_サイト」)を設定する。タグは「流入元」フォルダにまとめる
  • クロス分析(1つ目):縦軸は「タグ」を選び、上の3つのタグを複数選択する。横軸の分析項目は、見たい内容を機能一覧から選んで追加する(上限は10個。選べる項目の一覧は画面で確認する)
  • 日々の確認:QRコードアクションの「データ詳細」で、URL読込・友だち追加・アクション稼働の3指標を見る

例2:美容サロン(架空)で、期間限定の入口を見る

  • 流入元:期間限定キャンペーンの案内に載せるQRコード1つ
  • 稼働対象:新規友だちのみ。スケジュール設定を「利用する」にして、開始日時と終了日時を入れる(終了日時を設定すると自動でOFFになる)
  • 読み込み時アクション:キャンペーン用のタグ(例:「流入_春キャンペーン」)を設定する
  • クロス分析(2つ目):縦軸は「友だち登録日」を選び、分析期間(日数)を指定する。分析対象の絞り込み条件に、このタグを指定する
  • データ詳細の「分岐詳細」タブで、流入元からアクション稼働までの経路と離脱ポイントを図で見る

どちらの例も、機能の使い方を示すための仮の設定です。タグを絞り込み条件に指定できる点や、縦軸と絞り込みの併用の細かな挙動は、実際の画面で確認してください。

私の見立て(一般論)

ここからは公式の記載ではなく、私の見立てです。一般論の範囲で書きます。

  • 最初は入口を2〜3個に絞るほうが、数字を読みやすい。フリープランの上限3つとも相性がよい
  • 数を見ることと、改善の打ち手を決めることは別の作業。分析画面を整えるより先に、「この数字が違ったら何を変えるか」を決めておくと動きやすい
  • AIツールと組み合わせて集計を楽にしたい場合は、できることとできないことを先に知っておくのがよい。エルメのMCPでできること・できないことで整理しています

まとめ

  • 流入経路は、QRコードアクションの「データ詳細」で、URL読込・友だち追加・アクション稼働の3指標で見る
  • 入口の印はタグで残し、クロス分析の縦軸に使う設計が考えられる
  • フリープランは、流入アクション設定が3つ、クロス分析が2つまで
  • クロス分析のプラン条件、保存数、更新頻度は、マニュアルに記載がなかった

まずは無料で始めて、入口を絞って試してみてください。

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