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サロンや個人事業の集客で、いちばん気を使うのが「紹介」ではないでしょうか。紹介してくださった方には心からお礼を伝えたい。けれど、お礼が遅れたり、型どおりすぎたりすると気持ちが伝わらない。かといって「ご紹介ください」と何度も言うのも気が引ける。この記事では、そんな場面で使える文例を、サロン・個人事業の事情に合わせて7つ用意しました。
文例はすべて、この記事のための自作の作例です。実際のお客様の声や、成果を示すものではありません。【】の部分は自分の言葉に差し替えてお使いください。
紹介のやりとりが、他の連絡と違うところ
予約の確認やリマインドは、相手と自分の2人の間で完結します。紹介は違います。紹介者、紹介された方、そして自分の3人が登場します。そのため、次のような気づかいが必要になります。
- 紹介者が「このお店に通っている」ことを、紹介先の方に知られてよいかは人によって違う。
- 紹介された方は、紹介者に気兼ねして断りにくくなることがある。
- 特典の差が、紹介した人としていない人の間で不公平感を生むことがある。
- 個人の事業では、お礼の一通が「お店の人柄」としてそのまま受け取られやすい。
このため、紹介の文例では「感謝を伝える」「相手に負担をかけない」「個人の情報をむやみに出さない」の3つを軸にしています。
どの配信形態で送る文例かを先に決める
同じ紹介の連絡でも、一斉配信で送るもの、友だち追加のタイミングで自動で届くもの、1:1チャットで個別に送るものでは、文の長さと言い回しが変わります。エルメの公式マニュアルで確認できた機能(取得日2026-10-09)と合わせて、一覧にしました。
| 文例 | 配信形態 | エルメで使う機能(公式で確認) | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 紹介者へのお礼(来店後) | 1:1チャット | 1:1チャット | 個別の事情に合わせて一言を足す |
| 2 紹介された方へのごあいさつ | 自動応答/あいさつ | QRコードアクションの読み込み時アクション | 紹介者の名前は出さない |
| 3 紹介特典のご案内 | 自動(紹介時アクション) | QRコードアクションの紹介時アクション | 特典の条件を短く書く |
| 4 控えめな紹介のお願い | 一斉配信 | メッセージ配信 | 頻度を抑える |
| 5 紹介用のURLを添えたお願い | 1:1チャット | 紹介コード(個別URL) | 紹介コードを1:1で送る |
| 6 紹介先が見送ったときの連絡 | 1:1チャット | 1:1チャット | 結果の報告はしない |
| 7 紹介特典の期間終了のお知らせ | 一斉配信 | メッセージ配信、QRコードアクションの稼働スケジュール | 期限をはっきり書く |
エルメの「紹介時アクション」は、既存の友だちが新規の友だちを紹介できるようにする機能です。QRコードアクションの中の設定で、紹介元に送るメッセージや、紹介先に送るメッセージを設定できると、公式のマニュアルに書かれています。紹介コードは1:1チャットなどで紹介元に送り、友だちごとの個別URLに変換して使う、という流れです。
注意点として、公式マニュアルでは「この機能だけでは、誰が誰を紹介したかを確認できない」と読める説明があり、紹介元と紹介先を結びつけたい場合は、プロプランのASP管理機能が必要という趣旨が書かれています。また、紹介先に向けたあいさつメッセージと、QRコードアクションの友だち追加時メッセージを両方設定すると、二重に届く点も注意されています。各機能の対象プランは、契約前に公式で確認してください。
紹介のお礼と紹介のお願いの文例7つ
文例1:紹介してくださった方へのお礼(紹介先が来店した後)
【お名前】様
先日はご紹介いただき、ありがとうございました。
【お名前】様のご紹介で、新しいお客様にお会いすることができました。
お気持ちがうれしく、スタッフ一同、感謝しております。
また【お名前】様のお越しも、お待ちしております。
使いどころ:紹介先の方が実際に来店したあと、その日か翌日に1:1チャットで送ります。避けたい言い方:紹介先の方の名前、施術やサービスの内容、予約の細かい状況を書くこと。差し替える箇所:【お名前】、最後の一文(次回の来店を促すかどうかは関係性で決める)。
文例2:紹介された方へのごあいさつ(友だち追加直後)
友だち追加ありがとうございます。【店名】です。
ご来店前のご質問は、このトークでお気軽にどうぞ。
初めての方向けに、ご予約の流れを下にまとめました。
【予約ページへの案内】
使いどころ:紹介用のQRコードやURLから友だち追加した方に届く、最初の一通です。避けたい言い方:「○○様のご紹介ですね」と紹介者の名前を自動で入れること。本人が名乗る前に紹介者を特定すると、驚かせることがあります。差し替える箇所:【店名】、【予約ページへの案内】。
文例3:紹介特典のご案内(自動で届く一通)
ご紹介ありがとうございます。
ご紹介が成立しましたので、【特典の内容】をご用意しました。
ご利用の条件:【有効期限】までにご予約の際、【利用方法】でお伝えください。
ご不明な点は、このトークでおたずねください。
使いどころ:紹介が成立したときに、紹介元へ届く自動メッセージ向けです。避けたい言い方:「お得」「特別」を何度も重ねること。条件は短く、期限と使い方だけを書きます。差し替える箇所:【特典の内容】【有効期限】【利用方法】。特典の内容や表示は、景品や表示に関する一般的なルールを含めて、各自で確認してください。
文例4:控えめな紹介のお願い(常連の方へ・一斉配信)
いつもご来店ありがとうございます。【店名】です。
もし、お知り合いで【サービス名】に興味をお持ちの方がいらっしゃれば、このアカウントをお伝えいただけるとうれしいです。
ご無理のない範囲で、お気持ちだけで十分です。
【友だち追加のURLまたはQRコード】
使いどころ:年に数回程度、季節の節目や、新しい枠を増やしたときの一斉配信で。避けたい言い方:「ぜひ紹介してください」の連呼、紹介数を競わせるような表現。差し替える箇所:【サービス名】、【友だち追加のURLまたはQRコード】。配信の頻度は配信頻度の決め方|多すぎ・少なすぎを避ける考え方と、LINE公式アカウント+エルメで頻度を管理するコツも参考にしてください。
文例5:紹介用のURLを添えたお願い(1:1で個別に送る)
【お名前】様
いつもありがとうございます。
お友だちに【店名】をご紹介いただける際は、こちらのURLをお使いいただくと、お手元から簡単に送れます。
【紹介コードから作られた個別URL】
お送りいただくかどうかは、ご負担のない範囲でお決めください。
使いどころ:紹介してもよいと言ってくださった方に、個別のURLを渡すときです。避けたい言い方:「紹介してもらえないと特典がなくなる」のような急かし。差し替える箇所:【お名前】、【紹介コードから作られた個別URL】。このURLは友だちごとに変換される仕組みなので、他の方のURLを使い回さないようにします。
文例6:紹介先が見送ったときの紹介者への連絡
【お名前】様
先日はお声がけいただき、ありがとうございました。
ご紹介の件では、お気づかいをいただいたこと、うれしく思っております。
今後も、いつもどおりお待ちしております。
使いどころ:紹介した相手が来店しなかった、あるいは別の選択をしたと分かったときに、紹介者が気に病まないよう送ります。避けたい言い方:「結局いらっしゃいませんでした」と結果を伝えること、または相手の事情を推測すること。差し替える箇所:【お名前】。この連絡は、状況によっては送らない判断も大切です。
文例7:紹介特典の期間終了のお知らせ
【キャンペーン名】は、【終了日】をもって終了いたします。
ご紹介いただいた皆さま、ありがとうございました。
期間中にご紹介が成立した分の特典は、【有効期限】までご利用いただけます。
今後の紹介のご案内は、あらためてお知らせします。
使いどころ:期間限定で紹介を募っていたときの締めに。避けたい言い方:終了間際の「あと○日」を煽る表現。差し替える箇所:【キャンペーン名】【終了日】【有効期限】。QRコードアクションは、開始日時と終了日時を決めて自動で稼働させる設定ができる、と公式に説明されています。
サロン・個人事業で気をつけたい固有の注意点
| 場面 | サロン・個人事業で起きやすいこと | 文例での対処 |
|---|---|---|
| 紹介者の来店を話題にする | 通っていることを知られたくない方がいる | 紹介先への連絡で、紹介者の名前や来店頻度を出さない |
| 施術やサービスの内容を書く | 効果を期待させる表現になりやすい | 結果や効果ではなく、気持ちと予約の案内にとどめる |
| 特典を付ける | 紹介していない常連の方との間に差ができる | 特典の条件を短く示し、全員に公平な形かを見直す |
| お礼のタイミング | 個人運営では返信が後回しになりやすい | 来店後の自動お礼と、個別の一言を分けて考える |
| 断りにくい関係 | 知人同士の紹介で、断る側が気まずくなる | 「ご無理のない範囲で」と、断ってよい余地を残す |
なお、LINE公式のガイドラインで、紹介特典や紹介の依頼そのものについて、どこまでが可能かは、読んだ範囲では確認できませんでした。配信前に、LINE公式アカウントのガイドラインと、自分の事業に関わる法令やルールを、各自で確認してください。
友だち追加を店頭やカードで案内する文言は店頭ポップ・名刺・チラシで友だち追加を案内する文言の作り方|QRの置き場所と書き方の型にまとめています。紹介カードに入れる文言の参考になります。
活用例(架空の設計例)
実例ではなく、考え方を示すための架空の設計例です。成果の数字はありません。
想定:スタッフ2名の小さなサロン。紹介専用のQRコードアクションを1つ作り、紹介先の読み込み時アクションでは、あいさつメッセージと二重にならないよう「併用しない」を選びます。紹介元には、1:1チャットで紹介コードを個別に送ります。
- 紹介のお願い(文例4)は、年2回の節目だけ。
- 紹介してもよいと言ってくださった方にだけ、文例5で個別のURLを送る。
- 紹介が成立したら、文例3が自動で届く。来店後の文例1は、店主が手で一言を足して送る。
- 紹介期間を決めた場合は、終了日にQRコードアクションの稼働が止まるようにし、文例7で締める。
- 紹介の記録は、誰が誰を紹介したかを公式の機能だけでは確認できないため、必要なら店主が手元のノートに残す。
このように、自動にする部分(特典の案内)と、人が書く部分(お礼の一言)を分けると、気持ちを込めたい場面に時間を使えます。
私の見立て3点とまとめ
私の見立て
- 紹介の連絡は「お願いの上手さ」より「頻度の少なさ」と「断れる余地」が大事だと見ています。サロンや個人事業では、お願いの回数が信頼に影響しやすいと考えます。
- お礼は、自動で届く一通と、店主が手で書く一言を分けると、続けやすいと見ています。全部を自動にすると、紹介者に「機械的」と受け取られる可能性があります。
- 誰が誰を紹介したかを機能だけで追えない場合は、無理に機能で解決せず、記録の方法を決めておく方が安全だと考えています。
まとめ
紹介のお礼とお願いは、3人が登場する連絡です。紹介者の情報を出しすぎない、急かさない、条件は短く、の3点を押さえると、文例を自分の店向けに直しやすくなります。エルメの紹介時アクションは、特典の案内を自動化するのに使えますが、誰が誰を紹介したかの確認には別の手段が必要で、各機能の対象プランも公式で確認が必要です。LINE公式のガイドラインの扱いも含めて、配信前に公式で確認してください。
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