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無料相談の案内と申込誘導の文例7つ|フリーランス・コンサル向けの言い回しと使いどころ

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フリーランスやコンサルタントにとって、無料相談の30分は「ただの営業トーク」ではなく、自分の稼働時間そのものです。しかも相談に来る側は、「話したら売り込まれるのでは」と身構えています。この両方を一通の文面で解くのは、案外むずかしい仕事です。書き方が曖昧だと、無料で企画案まで求められて疲れ果てるか、逆に堅すぎて誰も申し込まないか、どちらかに傾きます。

この記事は、無料相談の案内から申込、当日、相談後までの7つの場面について、LINEで送る文例を作例としてまとめたものです。文例はすべて筆者の作例で、実際のやり取りの引用ではありません。士業以外の、個人で相談を受ける業種(Web制作、デザイン、業務改善、研修講師、経営の壁打ちなど)を想定しています。文例の前に、文面より先に決めておくべきことを整理します。

文面より先に決めておく:無料の範囲、枠の数、断り方

無料相談の文面でいちばん多い失敗は、「何をしてくれる場なのか」が書かれていないことです。ここが曖昧なまま「お気軽にご相談ください」と書くと、見積書の作成や企画の下書きまで無料で期待され、断る場面で関係がぎくしゃくします。次の表は、無料の範囲を決めるための叩き台です。自分の方針に合わせて書き換えてください。

この記事の流れ1文面より先に決めておく:無料の範囲、枠の数、断り方27つの文例を、どの配信形態で送るか3場面別の文例7つ(すべて作例)4活用例(架空の設計例):Webサイトの改善を請けるフリーランス5LINEの文面より、電話・メール・対面が向く場面と、確認が必要な点6私の見立て3点とまとめ
図:この記事の流れ
相談の内容(例)無料相談で行うこと有料のご依頼として扱うこと
何から手をつけるべきか分からない現状を伺い、課題の優先順位を一緒に整理する整理結果を文書にまとめる作業
この内容でいくらかかるか条件を伺い、費用の考え方と目安の幅を説明する条件を詰めた正式な見積書の作成
サービス名や構成案を考えてほしい考え方の観点を説明する実際の案の作成
他社のものを見て意見がほしい見るべき観点の説明まで詳細な診断やレポート
継続して伴走してほしい進め方の選択肢と費用の仕組みの説明契約後の定期的な助言
文面より先に決めておく:無料の範囲、枠の数、断り方表の見出し:相談の内容(例)何から手をつけるべきか分からないこの内容でいくらかかるかサービス名や構成案を考えてほしい他社のものを見て意見がほしい継続して伴走してほしい
図:文面より先に決めておく:無料の範囲、枠の数、断り方

次に、予約の仕組みの選び方です。1対1の面談向けの予約機能として、エルメには「サロン・面談予約」があります。公式の使い分けの記事では、1人で運営する場合は「個人タイプ」を選ぶとされ、運営タイプは作成時に選ぶと後から変更できないとも書かれています。なお、かつてあったカレンダー予約は2025年3月末に廃止されたと公式マニュアルに書かれているので、古い解説記事を見るときは注意してください。日程調整そのものの考え方は、面談・相談の日程調整で何度もやりとりが往復する問題の解き方|日程の決め方の選択肢と、LINE公式アカウント+エルメの面談予約が向く条件で扱っています。

予約の設定は、困りごとに合わせて選びます。公式マニュアルで確認できる設定項目を、判断の形にしました。

こういう状況なら設定の考え方公式で確認できた機能
同じ人が何枠も押さえてしまう1人のお客様が同時に持てる予約数を1にする予約数の制限(同時に持てる予約数、同時受付の上限)
当日の無断欠席が出るキャンセル締切を決め、前日にリマインドを送るキャンセルの締切設定、リマインド(前日12時などの日時指定、または経過時間指定)
相談内容によっては断りたい承認制にして、確認してから確定するリクエスト制(管理者が承認するまで予約を確定しない)
直前の申込で準備が間に合わない予約締切を、開始の数時間〜前日に設定する受付時間・予約締切の設定
事前に相談内容を知りたい予約時の質問項目で、困りごとを先に聞く予約時入力項目(短文・長文・選択肢)。回答は友だち情報に記録できる

7つの文例を、どの配信形態で送るか

文例ごとに、送り方の機能が違います。同じ文面でも、一斉配信で送るのか、自動応答で返すのか、1:1で個別に送るのかで、気をつける点が変わります。

文例場面(受け手の状況)配信形態公式で確認した機能
1友だち追加直後(初めて・情報収集中)あいさつメッセージ新規友だち用のあいさつメッセージ
2メニューから「無料相談」を押した(興味あり)自動応答キーワード反応(完全一致/部分一致)、スケジュール設定
3追加の翌日、まだ申込がない(迷っている)ステップ配信友だち追加時にステップを開始。止めるには停止のアクションが必要
4予約が入った直後(初めて・不安)予約完了時のアクション予約時の通知文とタグ付け
5前日(急ぎ・接続が不安)リマインド予約日時を基準にした事前配信
6当日来られなかった(気まずい)1:11:1チャット
7相談後、検討中(決めかねている)1:1または手動の一括友だちリストの一括アクション

場面別の文例7つ(すべて作例)

【】は差し替える箇所です。個人名や屋号は仮置きにしています。

文例1:友だち追加直後に、無料相談の中身を先に伝える

この文面の狙い:申込を迫るのではなく、「何を話す場なのか」を先に見せて警戒を解く。

友だち追加ありがとうございます。【屋号】の【氏名】です。

【得意分野:例)小さな会社の業務の整理】についてのご相談をお受けしています。

いきなりお申込みいただく必要はありません。まず、無料相談でどんなことをお話しするかをご案内します。

■無料相談(【30】分・オンライン)

現状を伺い、何から手をつけるとよさそうかを一緒に整理する時間です。

ご希望の方は、メニューの「無料相談」からどうぞ。

  • 使いどころ:友だち追加の直後。まだ誰のアカウントか分からず、情報を集めている人に。
  • 避けたい言い方:「今だけ無料」「先着」と急がせる言い方。
  • 差し替える箇所:【得意分野】【所要時間】【屋号】

送る前の確認:「無料相談で何をするか」が一文で言えているか。

文例2:「無料相談」を押した人に、範囲を示して申込ページへ案内する

この文面の狙い:無料でできることと有料の範囲を先に伝え、あとで断る場面を減らす。

無料相談についてのお問い合わせありがとうございます。

【無料でお話しできること】

・現状の整理と、課題の優先順位づけ

・進め方の選択肢と、費用の考え方のご説明

【無料相談の範囲外】

・具体的な企画案・見積書・原稿などの作成(有料のご依頼として承ります)

所要時間は【30】分、オンライン(【会議ツール名】)です。

お申込みはこちらから ▶【予約ページ】

  • 使いどころ:メニューのボタンを押して自動で返す。初めて相談を考えている人に。
  • 避けたい言い方:「何でも無料で」「お気軽に何でも」と範囲を広げる言い方。
  • 差し替える箇所:【無料の範囲】【範囲外の例】【所要時間】【会議ツール名】

送る前の確認:キーワードの照合方法を確認したか(下の注意を参照)。

ここで一つ、自動応答のつまずきを書いておきます。公式マニュアルでは、キーワードの照合に「完全一致」と「部分一致」があり、部分一致は文中にキーワードが含まれていれば反応する、とされています。「無料相談」を部分一致で設定すると、「無料相談をキャンセルしたいです」というメッセージにも文例2が返ってしまい、キャンセルを伝えたい人に申込案内が届く事態になります。メニューのボタンに対応させるなら完全一致にし、自由入力にも反応させたい場合は、キャンセル・変更用のキーワードを別の自動応答で用意する、という分け方が安全です。

文例3:翌日になっても申込がない人に、準備のしかただけを伝える

この文面の狙い:迷っている人に、申し込む前の不安を減らす材料を渡す。催促はしない。

【お名前】さん、昨日は友だち追加ありがとうございました。

無料相談を考えるときに、事前に決まっていなくて大丈夫なことをお伝えします。

・困っていることが、うまく言葉にならなくても大丈夫です

・予算や時期が決まっていなくても大丈夫です

もし余裕があれば、「今いちばん気になっていること」を一つだけ思い浮かべておいていただくと、30分が有意義になります。

ご都合のよいときに ▶【予約ページ】

  • 使いどころ:友だち追加の1日後に届くステップ配信の2通目。迷っている人に。
  • 避けたい言い方:「まだお申込みがありませんが」「お早めに」と催促する言い方。
  • 差し替える箇所:【お名前】(差し込み)、【予約ページ】

送る前の確認:予約が完了した人にこの文面が届かないよう、ステップを止める設定をしているか。

公式マニュアルでは、ステップ配信はタグを外しても自動では止まらず、止めたい理由になるアクション(たとえば予約時)にステップの停止を設定する必要がある、と書かれています。文例3は予約完了の時点で必ず止まるようにしておかないと、予約済みの人に「まだ迷っていますか」という趣旨の文面が届いてしまいます。

文例4:予約が入った直後に、当日の流れと変更の入口を伝える

この文面の狙い:初めての人の不安(何を聞かれる? 売り込まれる?)を先に消す。

ご予約ありがとうございます。下記の日程でお待ちしています。

日時:【日時】 所要時間:【30】分

形式:オンライン(【会議ツール名】)。会議のURLは前日にもう一度お送りします。

当日までのお願いは特にありません。もし余裕があれば、現状が分かる資料(【ホームページのURLなど】)をお送りください。

無料相談の場で、その場でのご契約をお願いすることはありません。(※自社の方針に合わせて書き換えてください)

日程を変更されたい場合は、こちらからお願いします ▶【予約ページ】

  • 使いどころ:予約完了時に自動で届く。初めて相談する人に。
  • 避けたい言い方:「必ずご準備ください」「資料がないと相談できません」と負担を重くする言い方。
  • 差し替える箇所:【日時】【所要時間】【資料の案内】【契約についての一文】

送る前の確認:変更・キャンセルの締切(設定した時刻)と文面の内容が合っているか。

文例5:前日に、接続できないときの連絡方法まで伝える

この文面の狙い:当日の接続トラブルと直前の予定変更を、その場の連絡で解消できるようにする。

明日【時刻】から、無料相談です。

会議のURL:【会議のURL】

開始の5分前から入室できます。もし接続できない場合は、このトークに「接続できません」と送ってください。こちらで確認します。

ご都合が悪くなったときは、こちらから変更できます ▶【予約ページ】

  • 使いどころ:前日のお昼ごろに送るリマインド。急に予定が入りやすい人にも。
  • 避けたい言い方:「当日のキャンセルは困ります」と責める言い方。
  • 差し替える箇所:【時刻】【会議のURL】【入室可能時刻】

送る前の確認:会議のURLが予約ごとに正しく入っているか。

文例6:当日来られなかった人に、責めずに次の入口を示す

この文面の狙い:気まずさを解き、再度の申込を妨げない。

【お名前】さま、本日【時刻】にお待ちしておりましたが、お会いできませんでした。

急なご事情があったのだと思います。どうぞお気になさらないでください。

もしあらためてご希望でしたら、こちらから別の日程をお選びいただけます ▶【予約ページ】

なお、今回の件でお手数が生じることはありません。

  • 使いどころ:無断で来られなかった直後に、1:1で送る。気まずさを抱えている人に。
  • 避けたい言い方:「連絡がなかったので」「次回は必ずご連絡を」と注意する言い方。
  • 差し替える箇所:【お名前】【時刻】

送る前の確認:待ち時間を何分取ったか事実だけ書き、感情は入れない。

文例7:相談のあと、検討中の人に、整理した要点だけを渡す

この文面の狙い:催促ではなく、相談で出た内容を持ち帰れる形にして、判断を相手に任せる。

【お名前】さま、先日はお時間をいただきありがとうございました。

当日お話しした内容のうち、整理できた3点をまとめました。

①【整理した点1】 ②【整理した点2】 ③【整理した点3】

ご依頼いただく場合の進め方は、別途ご案内できます。ご検討中のため、このメッセージへのお返事は不要です。

状況に変化があれば、いつでもこのトークにお知らせください。

  • 使いどころ:相談の2〜3日後に、1:1または手動で送る。決めかねている人に。
  • 避けたい言い方:「ご検討状況はいかがですか」の連発、「今月中なら割引」と急かす言い方。
  • 差し替える箇所:【お名前】【整理した3点】

送る前の確認:金額や契約条件など、記録を残すべき内容をLINE上だけで済ませていないか。

活用例(架空の設計例):Webサイトの改善を請けるフリーランス

以下は、設計を考えるための架空の例で、実在の事例ではありません。成果の数字は載せていません。

  • 前提:1人で運営。無料相談は30分、オンライン。受付は火・木の午後だけにして、サロン・面談予約(個人タイプ)で受ける。
  • 予約設定:承認制(リクエスト制)にして、サイトの改修を伴わない相談は、承認前に別の案内に切り替える。1人が同時に持てる予約数は1。
  • 予約時の質問:「今困っていること」「サイトのURL」「希望の時期」の3つに絞る。回答は友だち情報に記録する。
  • 流れ:友だち追加→文例1→メニュー「無料相談」→文例2→(迷っている人には1日後に文例3)→予約→文例4→前日に文例5→相談→2〜3日後に文例7。
  • タグ:「相談申込」「相談済」「検討中」の3つ。相談済のタグが付いた人は、ステップの対象から外す。

LINEの文面より、電話・メール・対面が向く場面と、確認が必要な点

  • 相談内容に取引先名や社内の数字、個人情報が含まれる場合:LINEに書いてもらうのではなく、会議の中で口頭で話してもらうほうが、お互い安全です。事前の質問項目にも書かせない設計にします。
  • 金額や契約条件、納期の約束:後から確認できる形(メールや書面)で残すのが基本です。LINEは案内役にとどめます。
  • 納期直前のトラブルや障害など、緊急の相談:自動応答の返事を待たせず、電話での連絡先を最初に示します。
  • 法律や税務、医療などの専門家の判断が必要な相談:判断はせず、専門家への相談を案内します。どこまで一般的な説明をしてよいかは各自で確認してください。
LINEの文面より、電話・メール・対面が向く場面と、確認が必要な点相談内容に取引先名や社内の数字、個人情報が含まれる場合金額や契約条件、納期の約束納期直前のトラブルや障害など、緊急の相談法律や税務、医療などの専門家の判断が必要な相談
図:LINEの文面より、電話・メール・対面が向く場面と、確認が必要な点

公式で確認できなかった点

  • サロン・面談予約が、エルメのどのプランで使えるか:2026-10-10時点の料金表(フリー/スタンダード/プロ)に、サロン・面談予約の項目は見つかりませんでした。契約前に公式で確認してください。
  • サロン・面談予約のメッセージで、予約日時やキャンセルURLを差し込む方法:レッスン予約のマニュアルでは差し込みコードが示されていますが、サロン・面談予約でも同じかは、読んだページでは確認できませんでした。
  • サロン・面談予約でキャンセルしたときに、予約済みのリマインドが止まるか:レッスン予約では止まると書かれています。サロン・面談予約は確認できませんでした。
  • LINEの配信メッセージに関する販促表現や頻度の細かい基準:この記事では扱っていません。LINE公式のガイドラインを各自でご確認ください。
私の見立て3点とまとめ1無料相談の文面は、うまい言い回しより「無料の範囲」を先に書くことが効きます2自動応答やステップは、1つ作るたびに「この人に届かないようにするには」を決めるのが大事です3相談のあとの一通は、返事を求めない形のほうが、1人で運営する人には続きます
図:私の見立て3点とまとめ

私の見立て3点とまとめ

  • 無料相談の文面は、うまい言い回しより「無料の範囲」を先に書くことが効きます。範囲が書いてあれば、断る場面が減り、申し込む側も安心します。
  • 自動応答やステップは、1つ作るたびに「この人に届かないようにするには」を決めるのが大事です。予約済みの人への催促と、キャンセル連絡への申込案内は、仕組みから防げます。
  • 相談のあとの一通は、返事を求めない形のほうが、1人で運営する人には続きます。追いかけない前提で設計すると、気持ちも楽です。

7つの文例を並べましたが、いきなり全部を作る必要はありません。最初は文例1、2、4の三つで十分に回ります。あなたの無料相談で「何をして、何をしないか」を決めたうえで、文例を差し替えて使ってみてください。個人で相談を受ける方の連絡全体の整え方は、個人コンサル・コーチのLINE連絡を整える|無料相談の申込・セッション前後のやりとり・継続案内に、相談前のヒアリング依頼の文面は、面談前のヒアリング依頼の文例7つ|フリーランス・コンサル向けの言い回しと使いどころにまとめています。

構築代行のご案内(30万円〜・税別)

無料相談の入口づくり(あいさつ、自動応答、ステップ、面談予約、タグ設計)を、お仕事の内容に合わせて整えるご相談を受けています。詳しくは構築代行のご案内をご覧ください。