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エルメのAPI連携とWebhook転送とは?構築者にとって何が変わるか【2026年9月30日の新機能】

※本記事はプロモーション(広告)を含みます。

エルメ(L Message)に「API連携」と「Webhook転送」が加わりました。公式発表では機能の実装日は2026年9月30日とされています(出典: https://www.dreamnews.jp/press/0000364384)。ニュースだけを読むと「エンジニア向けの話で、自分には関係ないのでは」と感じるLINE構築者の方も多いはずです。

この記事では、公式発表、公式マニュアル、APIリファレンスの本文で確認できた範囲だけを、LINE構築者の目線で整理します。設定の流れ、できること、できないこと、プランの記載の有無まで順に見ていきます。確認できなかった点は「記載なし」と書きます。

先に結論

  • API連携は、外部システムからエルメを操作・参照する機能。Webhook転送は、エルメ側の出来事を外部システムへほぼリアルタイムで送る機能です。
  • 利用には外部システム側の開発が必要で、設定画面だけでは完結しません。コード作成やデバッグ代行は公式サポートの対象外とされています。
  • 対応プランは公式発表・操作マニュアルとも「記載なし」。確認できた差は、チャット履歴の取得期間がプランで異なる点だけです。

API連携とWebhook転送の役割の違い

公式発表では、エルメと外部のCRMや業務システムを双方向に連携できる機能と説明されています(出典: https://www.dreamnews.jp/press/0000364384)。役割は次のように分かれます。

API連携Webhook転送
向き外部システム → エルメ(操作・参照)エルメ → 外部システム(通知)
主な内容メッセージ送信、タグ操作、友だち情報の更新、ステップ配信の開始・停止、友だち情報とチャット履歴の取得LINE公式アカウントへの通知(メッセージ受信・友だち追加・ブロックなど)と、エルメ内のタグ操作・友だち情報の更新を転送
動作条件APIキーを発行して利用転送先URLを登録し、転送をオンにするまで動作しない

なお、同じ機能の呼び方が資料によって少し違います。公式発表は「ステップ配信」「チャット履歴」、操作マニュアルは「シナリオ」「トーク履歴」と書かれています。この記事では、それぞれの出典の表記に合わせています。

API連携で確認できたこと

設定の流れ(APIキーの発行)

操作マニュアルによると、手順は次のとおりです(出典: https://lme.jp/manual/api_webhook/)。

  1. 画面右上のアイコンから「マイページ」を開く
  2. 左メニューの「API連携」を開き、「APIキーを発行」をクリック
  3. 「キー名」を入力し、「権限」を選ぶ
  4. 「有効期限」を選び、「発行する」をクリックして、表示されたAPIキーをコピーする

権限は「全権限」と「読み取り専用」の2種類です。全権限は参照に加えて作成・更新・削除ができ、読み取り専用は参照のみでデータは更新できません。有効期限は「1日」「1週間」「30日」「無期限」から選びます。APIキーの画面では、ステータス、発行者、最終利用日時、操作履歴などを確認できると書かれています(出典: https://lme.jp/manual/api_webhook/)。

外部システムからできること

操作マニュアルでは、フェーズ1として次の内容が挙げられています(出典: https://lme.jp/manual/api_webhook/)。

  • メッセージ送信(テキスト、画像、テンプレート)
  • タグの付与・削除
  • 友だち情報の登録・更新・削除
  • シナリオの開始・停止
  • タグ一覧・友だち情報項目一覧・テンプレート一覧の取得
  • チャットの対応ステータス、ブックマーク、非表示、確認/未確認の切り替え

フェーズ2として「対応ステータスの追加・変更」が予定されています。取得できる情報は、友だち一覧、友だち1人の詳細(プロフィール、タグ、友だち情報、購読中のシナリオ)、チャット一覧、直近のトーク履歴です(出典: https://lme.jp/manual/api_webhook/)。

制限として書かれている数字

APIリファレンスには、次の制限が載っています(出典: https://lme.jp/apireference/)。

  • レート制限は、読み取り300回/分、書き込み60回/分
  • 会話の詳細取得は直近100件
  • 友だち一覧の limit は、デフォルト100・最大500
  • 1回のメッセージ送信は最大5オブジェクト、テキストは最大5,000文字

チャット履歴については、公式発表に、直近100件までで、取得可能な期間は契約プランによって異なる、と書かれています(出典: https://www.dreamnews.jp/press/0000364384)。リファレンスでは、無料LOAは直近180日、有料LOAは直近365日までと読み取れます(出典: https://lme.jp/apireference/)。

Webhook転送で確認できたこと

転送は2種類あり、片方を変えてももう片方には影響しないと書かれています。どちらか一方だけの利用や、別々のURLの指定も可能です(出典: https://lme.jp/manual/api_webhook/)。

転送の種類対象イベント
LINE公式アカウントデータ転送メッセージ、フォロー(友だち追加・ブロック解除)、フォロー解除(ブロック)、グループ等への参加・退出、ポストバック
L Messageデータ転送(フェーズ1)友だち情報操作の実施、タグ操作の実施
L Messageデータ転送(フェーズ2)回答フォームの回答、サロン予約・レッスン予約
L Messageデータ転送(フェーズ3)決済(申し込み、申し込み失敗、キャンセル)

フェーズ2・3は予定として書かれた内容です。公式発表にも、回答フォームなどその他の通知は今後のフェーズで対応予定とあります(出典: https://www.dreamnews.jp/press/0000364384)。なお、操作マニュアルは2026年9月29日、公式発表は10月7日の日付で、確認日2026年10月8日時点ではフェーズ2・3が使える状態かどうかは本文から確認できていません。

設定の流れ

  1. マイページの左メニューから「Webhook転送」を開く
  2. 「LINE公式アカウントデータ転送」または「L Messageデータ転送」を選ぶ
  3. 「転送先URL」を入力し、「転送の状態」を「転送中」にして保存する

署名シークレットは、外部システムが送信元をエルメだと検証するための値で、「再生成」ボタンで作り直せます(出典: https://lme.jp/manual/api_webhook/)。

できないこと・注意点

  • テンプレートの新規作成はAPIではできず、一覧取得と送信のみ
  • 転送をオンにする前に起きたイベントは、さかのぼって送られない
  • 画像・動画・音声は、ファイル本体ではなく特定する情報だけが送られる
  • 転送に失敗した場合は最大3回まで再送され、3回とも失敗したものだけが「転送エラー」に記録される(表示は直近100件まで)
  • エルメと接続したLINE公式アカウントのWebhookはエルメが受信する。外部URLをLINE側に直接設定するとエルメが正常に動かなくなるため、「LINE Webhook転送」を使う

以上はいずれも操作マニュアルの記載です(出典: https://lme.jp/manual/api_webhook/)。公式発表にも、外部システム側の実装が必要であること、個人データを扱う場合のプライバシーポリシー記載や同意取得は利用する事業者の責任であることが書かれています(出典: https://www.dreamnews.jp/press/0000364384)。

LINE側のWebhookの取りこぼし対策として、マニュアルは別ページの「Webhook再送の設定方法」も確認するよう案内しています(出典: https://lme.jp/manual/webhook_retry_settings/)。

構築者の目線(私の見立て)

ここからは事実ではなく、私の見立てです。上の確認事項から考えた意見を3つに絞ります。

  • 私の見立て1: 外部システムの開発が前提なので、標準機能で納品する案件とは、見積もりの範囲を分けて考えるのが安全だと思います。コード作成の支援が公式サポート対象外である以上、そこは構築者側かクライアント側のエンジニアの仕事になります。
  • 私の見立て2: 友だち追加時の動作は、納品ミーティングで実装日が決まってから設定する、という私の運用があります。友だち追加をWebhookで外部へ転送する場合も同じで、実装日が決まるまで「転送中」にしない方が、誤配信や意図しない連携を避けられると考えています。
  • 私の見立て3: API経由で送るメッセージも、クライアントに見せる前に必ず自分のLINEで受け取って確認する、という基本は変わらないと思います。通常の配信よりも、画面から文面を目で確かめる機会が減る分、確認の手間は惜しまない方がよいと考えます。

この機能の位置づけを広く知りたい方は、エルメのMCP接続を整理したエルメのMCPとは?や、エルメ2026年アップデート年表もあわせてどうぞ。

有料プランを考える目安

冒頭のとおり、API連携・Webhook転送の対応プランは、公式発表・操作マニュアル・APIリファレンスのいずれにも記載がありません。「無料のフリープランで使える」とも「有料でないと使えない」とも、本文からは判断できません。

確認できている料金と上限は次のとおりです。フリープランは0円で月1,000通、チャット履歴180日、フォーム3つ、リッチメニュー2つ、流入アクション3つ、ポップアップ1つ(powered by L Message表示)で、アクションスケジュール実行は不可です(出典: https://lme.jp/media/?p=10362)(2026年9月7日更新)。スタンダードは月額10,780円(税込)、プロは33,000円(税込)、初期費用は0円です。

契約まわりでは、ダウングレード不可・日割り返金なし・自動継続と案内されています(出典: https://lme.jp/manual/?p=46)。そのため、納品する内容がフリープランの上限を超えるなら、納品前にクライアントへ必要なプランを説明します。API連携を使う案件では、次の順番で確認するのが現実的です。

  • 月の配信数が1,000通を超えそうか
  • フォームやリッチメニューなど、フリープランの上限を超える構成か
  • API連携・Webhook転送を使えるプランか、公式の問い合わせ窓口で確認できているか

フリープランの上限は、フリープランの制限一覧に整理しています。

今日のアウトプット

いま担当している、または相談を受けている案件を1つ思い浮かべてください。その案件で「LINEの情報を外部のシステムに渡したい」「外部のデータを見てLINEで配信したい」という場面は、ありますか。

あるなら、(1)何を渡す/受け取るのか、(2)誰が外部システム側を作るのか、(3)読み取り専用で足りるのか、の3行をメモに書き出してみてください。ない場合は、「今は標準機能で足りる」と判断できた理由を1行書いておくと、次に相談を受けたときの切り分けが速くなります。

参考にした公式情報(確認日: 2026年10月8日)

エルメの画面名や機能は更新されることがあります。最新の情報は、公式マニュアルでご確認ください。

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