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個人事業主・フリーランスがエルメをフリープランで始める設計|上限の範囲でどこまでできるか

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個人事業主やフリーランスが、お客さんとのやり取りをLINEに寄せたいとき、最初の壁になるのは「月額費用をかけてよいか」です。エルメにはフリープランがあるので、まずは0円で動かしながら判断できます。この記事では、フリープランの上限の中で、一人で運用する前提でどこまで設計できるかを整理します。

結論:一人事業の入口づくりなら、上限の範囲で十分に形になる

公式ページの記載では、フリープランは初期費用・月額ともに無料で、契約期間の縛りもありません。上限は「月間配信数1,000通」「フォーム3つ」「リッチメニュー2つ」「流入アクション3つ」「クロス分析2つ」などです。友だち追加時の案内、問い合わせや申込みのフォーム、メニューからの導線、流入元の把握までは、この枠の中で組めます。

ただし、枠は少ないので「何に使うか」を先に決めないと、すぐに埋まります。大事なのは、機能を並べることではなく、上限を前提に用途を絞ることです。

フリープランの上限一覧(公式の記載)

出典は公式サイトのフリープラン解説ページと、公式マニュアルのプラン説明です。数値は2026年10月時点で確認した内容で、変更される可能性があります。申込み前に必ず公式で再確認してください。

項目フリープランの上限
月間配信数1,000通(毎月初日にリセット)
チャット履歴の閲覧期間180日間
総友だち数5万人まで
LINE公式アカウントの接続1つのエルメアカウントにつき1つ
リッチメニュー2つまで(簡単作成も2つまで)
フォーム作成3つまで
流入アクション設定3つまで
クロス分析2つまで
コンバージョン機能2つまで
CSV管理エクスポートデータ1つまで
ポップアップ1つまで(「powered by L Message」の表示あり)
予約管理カレンダー1つ、コース・スタッフ各2つまで
イベント予約決済機能なしのイベント2つまで
商品販売単品商品・継続商品それぞれ1つまで
使えない機能スタッフ管理、アクションスケジュール実行

より詳しい一覧は、当サイトのエルメのフリープランの制限一覧でも整理しています。この記事では、一覧を「個人で使う場合の割り振り」に読み替えていきます。

上限の中での設計:5つの場面で考える

1. 友だち追加時:最初の一通で用件を振り分ける

友だち追加直後のメッセージは、1回の配信枠を使う機能です。個人事業の場合、ここで「何ができる窓口か」と「次に押してほしい場所」を一つだけ示すのが現実的です。長い自己紹介を入れるより、メニューやフォームへの案内を置くほうが、次の行動につながります。設定手順はエルメ開設後、最初の30分でやる順番に沿って進めると抜けを減らせます。

2. フォーム3つ:用途を先に割り当てる

フォームは3つまでです。一人で運用するなら、たとえば「問い合わせ・相談」「申込み」「アンケート」のように、役割が重ならない形で3つに割り当てる考え方があります。似た用途でフォームを増やすと、すぐ上限に届きます。項目の作り方やタグの付け方はエルメのフォームでアンケートを作る手順を参照してください。

3. リッチメニュー2つ:1つ目は常時、2つ目は予備

リッチメニューは2つまでです。常時出す基本メニューを1つ、期間限定の案内や切り替え用をもう1つ、という使い分けが考えられます。作成時のつまずきはリッチメニューの作り方と、つまずきやすい3つのポイントにまとめています。

4. 流入アクション3つとクロス分析2つ:見る場所を絞る

流入アクションは3つまで、クロス分析は2つまでです。名刺、SNSのプロフィール、ホームページなど、友だちが入ってくる入口は複数あっても、計測枠は3つです。力を入れる入口を3つに絞ると、枠を無駄にしません。見方の基本は流入経路分析とクロス分析で解説しています。

5. 配信数1,000通:配分を決めてから使う

月1,000通に達すると配信エラーになり、1カ月以内に到達すると配信が自動停止する、と公式マニュアルに記載があります。配信数は画面右上で確認できます。配信数の数え方の細かい条件は、公式ページの記載だけでは私の側で断定できないため、当サイトの絞り込み配信の手順と月の配信数の数え方と公式を照らして確認してください。

配信の用途考え方
定期のお知らせ月の予算の中心。頻度を先に決める
予約・申込みへの返信や案内お客さんの動きで増減するので余裕を見る
予備枠急な連絡用に、全体の一部を使わず残す

割合は人によって違うため、数字は決めず、予備を必ず残すことだけを優先するのが安全です。

始める前に紙に書いておくこと

設定画面を開く前に、「誰が、どの入口から友だちになり、最初に何をしてほしいか」を一行ずつ書き出しておくと、上限の割り当てが決めやすくなります。たとえば入口は流入アクション3つ以内、最初にしてほしいことはフォーム3つ以内、常時の導線はリッチメニュー2つ以内、というように、書いた内容が上限の数に収まるかを確認します。収まらない場合は、用途を減らすか、後回しにする項目を決めます。

もう一つ決めておきたいのは、月の配信の頻度です。上限は月1,000通ですが、配信数の数え方の条件は公式で確認したうえで、「月に何回まで配信するか」を先に決めておくと、月の途中で止まる事態を避けやすくなります。

最後に、フリープランで試す期間の区切りも決めておきます。たとえば「最初の1カ月は設計を固める期間」と位置づけ、上限にどれだけ近づいたかを月末に見直す、という進め方です。見直しの結果、枠が足りないと分かった時点で初めて、有料プランの検討に進めば十分です。

つまずきやすい点

  • 配信数は月初にリセットされますが、上限に達すると月内の配信が止まります。月の後半に大事な連絡が出せなくなる設計は避けたいところです。
  • チャット履歴は180日までしか見られません。公式マニュアルには、有料プランに変更すると、見られなくなっていた古い履歴も見られるようになる、と記載があります。長期の相談履歴を残したい場合は注意が必要です。
  • ポップアップには「powered by L Message」の表示が出ると公式ページにあります。見た目を気にする場合は事前に確認してください。
  • LINE公式アカウントは1つしか接続できません。屋号を分けて複数運用したい場合は、アカウントごとに有料プランの申込みが必要と記載されています。
  • スタッフ管理とアクションスケジュール実行は使えません。外注さんや事務の方と共同運用する予定がある場合は先に確認してください。

有料プランを考える目安

公式ページでは、スタンダードプランは月額10,780円(税込)、初期費用0円で、管理者に加えて10人までスタッフを追加できると案内されています。目安として、次のような状況になったら検討の時期と考えられます。

  • 月1,000通では足りず、配信を止める場面が出てきた。
  • フォーム、リッチメニュー、流入アクションなどの数が、用途の整理だけでは足りなくなった。
  • 180日より前のチャット履歴が必要になった。
  • スタッフと共同で運用したくなった。

注意点として、公式マニュアルには、スタンダードプランからフリープランへのダウングレードはできないと書かれています。有料にしてから「やはり無料に戻したい」とはできないので、切り替えは、上限に実際に当たってからにするのが安全です。切り替えの詳しい手順は、公式ページの範囲では確認できませんでした。申込み前に公式で確認してください。

活用例(架空の設計例)

実際の事例ではなく、公式の機能を使った仮の設計例です。成果の数字は載せていません。

例1:講師業(オンライン講座・個別相談)

  • フォーム3つ:「個別相談の申込み」「講座の申込み」「受講後アンケート」に役割を分ける。
  • リッチメニュー2つ:基本メニュー(相談・講座・よくある質問)と、募集期間だけ出す案内用。
  • 流入アクション3つ:プロフィール、名刺、ホームページのQRコード。
  • 配信:講座の案内と開催前の連絡を中心にし、予備枠を残す。

例2:ハンドメイド作家(作品販売・受注)

  • フォーム3つ:「受注の相談」「入荷・新作の通知希望」「お届け後の感想」。
  • リッチメニュー2つ:作品を見る案内用と、イベント出店時の案内用。
  • イベント予約(決済なし):ワークショップなどの募集に使える枠が2つある。
  • 配信:新作のお知らせは月の回数を決め、予備枠を残す。

どちらも、枠を用途ごとに割り当てる考え方を示した例です。実際の枠の数や条件は、公式の最新情報で確認してください。

私の見立て

  • 最初の1カ月は、機能を増やすより、用途を3つ以内に絞って動かすほうが、無料枠の中で形にしやすいと考えています。
  • 有料にするかどうかは、一般論として、上限に実際に当たった事実で決めるのが無理がありません。ダウングレードできない点を踏まえると、なおさらです。
  • 配信数は、使い切る数字ではなく、予備を残す数字として扱うと、運用が安定しやすいと考えます。

まとめ

フリープランは、友だち追加時の案内、フォーム、リッチメニュー、流入の把握まで、個人事業の入口づくりに必要な要素を一通り試せる内容です。一方で、月1,000通、フォーム3つ、リッチメニュー2つなどの枠があるので、先に用途を割り当てる設計が重要です。まず無料で形にして、上限に当たったら有料を検討する、という順番が現実的です。

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