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エルメ(L Message)は、LINE公式アカウントに足りない機能を補う拡張ツールです。この記事では、料金・できること・始め方・注意点を、運営元の公式ページと公式プレスリリースに書かれている範囲だけで整理します。公式に書かれていないことは「記載がなかった」と明記し、推測では補いません。料金や仕様は変わることがあるため、申し込み前に必ず公式ページで最新の内容をご確認ください。(確認日:2026年10月8日)
結論:エルメはどんな人に向いているか
公式の料金ページとマニュアルを読んだうえでの整理です。次のような方は、まずフリープランで試す価値があります。
- すでにLINE公式アカウントを持っている、またはこれから運用したい(エルメは公式アカウントの拡張ツールとされています)
- ステップ配信、自動応答、予約管理、1:1チャット、タグでの友だち管理を一つの管理画面でまとめたい
- いきなり費用をかけず、無料で機能を確かめてから有料化を判断したい
一方で、次のような方は契約前に条件をよく確認してください。
- 有料プランを契約したあと、安いプランへ戻す可能性がある方(公式では、スタンダードからフリー、プロからスタンダードへのダウングレードはできないとされています)
- 月ごとの支払いを銀行振込で行いたい方(毎月払いはクレジットカードのみと案内されています)
- フリープランで月1,000通を超える配信や、フリーの個数上限を超える機能を使いたい方(その場合は有料プランが前提になります)
エルメ(L Message)とは
エルメは、株式会社ミショナが提供するLINE公式アカウントの拡張ツールです。公式プレスリリースによると、サービス開始は2020年6月で、2026年4月時点の導入実績は15万件を突破したと発表されています。この数字は運営元の発表であり、当ブログで検証したものではありません。
公式マニュアルは、機能を次のようなカテゴリに分けて案内しています。
- 顧客対応(1:1チャット、リッチメニュー、自動応答、フォーム作成、通知設定など)
- メッセージ(ステップ配信、テンプレート、メッセージ配信、あいさつメッセージなど)
- 情報管理(タグ管理、友だちリスト、友だち情報管理、QRコードアクション)
- 予約管理(イベント予約、レッスン予約、サロン予約、リマインドなど)
- 販促ツール(商品販売、ポップアップ)
- データ分析(CSV管理、コンバージョン、クロス分析、URL分析)
- システム設定・契約(新規接続、有料プランなど)
- 有料プラン限定(ASP管理、LINE公式アカウント入れ替え、アクションスケジュール実行、データコピー)
直近のアップデートとして、2026年8月には通知設定が担当者ごとに個別管理できるようになったと発表されています。スマホアプリ通知・Chatwork通知・PCデスクトップ通知が対象で、複数人での個別設定はスタンダードプラン以上から利用できるとされています。また2026年9月30日には、API連携機能とWebhook転送機能が実装されたと発表されました。外部システム側に受信や送信の処理を用意する必要があり、このプレスリリースには料金に関する記載がありませんでした。
料金プラン:フリー・スタンダード・プロを比較
公式の料金ページ(税込表記)に載っている主な項目を表にまとめました。初期費用は全プランで0円、契約期間の制限もないとされています。
| 項目 | フリー | スタンダード | プロ |
|---|---|---|---|
| 月額(税込) | 0円 | 10,780円 | 33,000円 |
| 月間配信数 | 1,000通 | 制限なし(エルメ内の配信数) | 制限なし(エルメ内の配信数) |
| チャット履歴の閲覧・検索期間 | 180日間 | 制限なし | 制限なし |
| 総友だち数の上限 | 5万人 | 記載なし | 10万人(超える場合は個別案内) |
| スタッフ管理 | 不可 | 管理者+10人まで | 制限なし |
スタンダードの友だち数上限は、料金ページの表に記載がありませんでした。大きなアカウントで使う予定の方は、公式に問い合わせて確認するのが安全です。
支払いについては、公式マニュアルで年間払いは料金が10%割引になり、クレジットカードか銀行振込を選べると案内されています。10アカウント以上を契約する場合の「おまとめ割引」もあります。
フリープランの主な上限
フリーで使える範囲は機能ごとに上限があります。公式ページに載っている代表的なものは次のとおりです。
| 機能 | フリー | 有料プラン |
|---|---|---|
| リッチメニュー・簡単作成 | 2つまで | スタンダード以上は制限なし |
| フォーム作成 | 3つまで | 制限なし |
| 流入アクション設定 | 3つまで | 制限なし |
| CSVエクスポート | 1データまで | 制限なし |
| アクションスケジュール実行 | 利用不可 | スタンダード以上で利用可 |
| ポップアップ | 1つまで(「powered by L Message」表示あり) | 制限なし |
| 予約カレンダー | 1つ | スタンダード3つ/プロ10個 |
フリー全体の制限はエルメのフリープランの制限一覧|どこから有料にする?に詳しくまとめています。
エルメでできること
機能の使い方は公式マニュアルに機能別で載っています。ここでは主な機能と、当ブログで手順を整理した記事を紹介します。
- あいさつメッセージと自動応答の設定手順:友だち追加時の最初のメッセージや、キーワードへの自動返信を設定します。
- ステップ配信:友だち追加後などをきっかけに、あらかじめ決めた順序でメッセージを届けます。設定の流れはステップ配信の組み方と、無料プランで気をつける点で解説しています。
- 絞り込み配信:条件で相手を絞ってメッセージを送ります。月の配信数の数え方は絞り込み配信をする手順と月の配信数の数え方が参考になります。
- 予約管理:イベント予約、レッスン予約、サロン予約とリマインドがあります。事前に決めておくことは予約機能(予約管理・リマインド)の設定にまとめました。
- タグによる自動化:タグが付いたときに別の処理を動かす設定はタグ追加時アクションで自動化する方法をご覧ください。
- 1:1チャット:個別の問い合わせに対応します。複数人で見る場合のルールは1:1チャットの使い方と、複数人で対応するときの決めごとで扱っています。
このほか、フォーム作成、リッチメニュー、商品販売、クロス分析やURL分析などが公式マニュアルのカテゴリに挙がっています。有料プランでは、スタンダードで商品販売が各10個まで、プロで制限なしといった差もあります。
始め方の流れ
新規接続の具体的な画面操作は、公式マニュアルの「システム設定・契約」内にある「新規接続」で案内されています。この記事では細かな画面手順は転記せず、全体の流れだけ示します。
- LINE公式アカウントを用意する(エルメはその拡張ツールとして位置づけられています)
- エルメに登録し、公式マニュアルの「新規接続」に沿ってアカウントを接続する
- 開設直後の設定の順番はエルメ開設後、最初の30分でやる順番で確認する
- あいさつメッセージなど、最初に必要な設定を入れる
- フリーの上限に当たったら、有料化を検討する
有料化する場合、公式マニュアルでは管理画面上部の「アップグレード」から、プラン選択、年間払いか毎月払いの選択、注意事項への同意、「決済に進む」の順で進むと案内されています。
デメリット・注意点
契約まわりは、申し込む前に特に確認しておきたい点です。以下は公式マニュアルに書かれている内容です。
- ダウングレードはできない:スタンダードからフリー、プロからスタンダードへは戻せないとされています。
- 途中解約でも日割り返金はない:解約しても次回決済日までは使えますが、日割りでの返金はありません。
- 契約は自動継続:続けない場合は、解約の操作が必要です。
- 申し込み後のキャンセルは不可:誤って申し込んだ場合は、48時間以内にサポートへ連絡するよう案内されています。
- 毎月払いはクレジットカードのみ:銀行振込を使えるのは年間払いで、振込期限は申し込みから1ヶ月以内、手数料は利用者負担です。
- フリープランの上限:月1,000通の配信数、180日より前のチャット履歴が見られないこと、機能ごとの個数上限があります。
- スタンダードの友だち数上限は記載なし:料金ページの表に載っていなかったため、この記事では数字を書いていません。
また、API連携やWebhook転送を使う場合は、外部システム側の準備が必要で、個人データの取り扱いに関する手続きは利用する事業者の責任とされています。
まずは無料のフリープランで、自分の運用に必要な機能が上限内に収まるかを確かめるのがおすすめです。
活用例(架空の設計例)
実際の事例ではなく、公式の機能を使った仮の設計例です。成果や数字を示すものではありません。
例1:少人数の教室で体験予約を受ける設計
- あいさつメッセージで、体験予約の案内を最初に届ける
- レッスン予約の機能で、日程を選んで予約してもらう
- リマインド機能で、予約前に確認の連絡を送る
- 予約した人にタグを付け、あとから絞り込み配信ができるようにする
- 質問が来たら1:1チャットで個別に返信する
例2:資料請求のあとにフォローを送る設計
- フォームで、希望の内容を回答してもらう
- 回答した人にタグを付け、タグ追加時のアクションでステップ配信を始める
- ステップ配信で、数日にわたり順番に補足情報を案内する
- 返信があった人は1:1チャットで担当者が対応する
- 担当ごとに必要な通知だけ受け取る(個別の通知設定はスタンダード以上とされています)
どちらも、使う機能がフリーの上限内に収まるかを先に確認しておくと、途中で困りにくくなります。
私の見立て
- 料金は「月額」だけでなく、上限の数と契約条件で比べる:ダウングレード不可・自動継続・日割りなしの条件は、月額と同じくらい判断に影響します。
- 最初はフリーで、使う機能を3つ程度に絞る:機能が多いツールほど、最初に全部触ると設定が散らかりがちです。
- 有料化は「上限に当たったとき」でよい:必要になる前に契約すると、戻せない条件が負担になる可能性があります。
これらは一般的な考え方であり、個別の成果を保証するものではありません。
よくある質問
無料で使えますか?
フリープランは月額0円で、お試し期間ではなく継続して使えるプランとされています。初期費用も0円です。ただし月間配信数などに上限があります。
毎月払いと年間払いの違いは?
年間払いは料金が10%割引になり、クレジットカードか銀行振込を選べます。毎月払いはクレジットカードのみです。
解約するとどうなりますか?
「契約情報」の「契約詳細」から有料プラン解約へ進めます。解約しても次回決済日まで利用でき、日割り返金はありません。
スタンダードの友だち数の上限は?
料金ページの表には記載がありませんでした。フリーは5万人、プロは10万人(超える場合は個別案内)とされています。
API連携は使えますか?
2026年9月30日に実装されたと発表されています。ただし、どのプランで使えるかを含め、料金に関する記載はプレスリリースにありませんでした。
まとめ
エルメは、LINE公式アカウントの運用を一つの管理画面でまとめたい人に向いたツールです。フリープランは月額0円で、月1,000通の配信数や機能ごとの個数上限があります。有料プランはスタンダード10,780円、プロ33,000円(税込)で、ダウングレード不可・自動継続・日割り返金なしという条件があります。まず無料で試し、上限に当たってから有料化を考える進め方が無理がありません。
主な出典:エルメ公式 料金ページ、公式マニュアル(有料プランの契約)、公式マニュアル、公式プレスリリース(2026年8月19日)、公式プレスリリース(2026年10月7日)
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