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エルメのチャット履歴180日の壁|記録の残し方と、やりとりを失わない運用

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お客様とのやりとりをLINEで受けていると、「少し前に何を伝えたか確認したい」という場面が必ず出てきます。ところがエルメ(L Message)の無料プランでは、チャット履歴の閲覧・検索期間が180日と定められています。この記事では、その壁を公式情報で確認したうえで、やりとりを失わないための記録の残し方を、運用ルールの形で整理します。公式ページの確認日は2026年10月9日です。

180日の壁とは何か|公式で確認できたこと・できなかったこと

まず事実関係から整理します。エルメの公式トップページの料金比較では、チャット履歴の閲覧・検索期間は、Freeが180日間、StandardとProが制限なしとされています。支払い方法のマニュアルにも、フリープランではチャットの閲覧期限が180日までで、それを過ぎた履歴は閲覧できず、有料プランに変更すると180日より前の履歴も閲覧できるようになる、という趣旨の記載があります(いずれも2026年10月9日確認)。

この記事の流れ1180日の壁とは何か2「見えなくなる」ことで実際に困る場面3記録を3つの層に分けて残す4月次の運用ルール案とチェックリスト5有料プランに切り替える前に確認すること6活用例
この記事の流れ

一方で、公式で確認できなかった点もあります。1:1チャットの操作マニュアルには、保存期間の数字もCSV出力も載っていません。また「180日を過ぎた履歴がデータとして削除されるのか、閲覧できないだけなのか」は、確認した範囲では説明が見つかりませんでした。以降の運用ルールは「見えなくなる前提で、先に手元へ残す」という安全側の考え方で組み立てます。

項目公式で確認できた内容(2026-10-09)確認できなかった点
Freeのチャット履歴閲覧・検索期間は180日間(公式トップの料金比較、支払い方法マニュアル)180日超過後に内部でデータが削除されるかどうか
Standard / Proの履歴閲覧・検索期間は制限なし保存の上限件数や容量
1:1チャットのCSV出力2026年8月のアップデート情報に記載あり。Freeは過去180日分、有料プランは無制限出力される列の詳細、手順(アップデート情報には手順の記載なし)
プラン変更スタンダード→フリー、プロ→スタンダードのダウングレードはシステムの仕様上できない有料から無料に戻した場合の履歴の扱い
表で整理する項目Freeのチャット履歴Standard / Proの履歴1:1チャットのCSV出力プラン変更
表で整理する項目

なお、公式トップの料金比較には「CSV管理(エクスポートデータ)」という別項目があり、Freeは1つまで、有料は制限なしとされています。これは1:1チャット履歴のCSV出力とは別の項目として書かれているように読めますが、両者の関係は公式で確認できませんでした。混同しないよう、契約前に公式で確認してください。

「見えなくなる」ことで実際に困る場面

履歴の期限が問題になるのは、「あとから見返す」場面です。たとえば次のような場面を想定してみてください。

  • 半年以上前に案内した内容が、お客様の記憶と食い違っていた
  • 担当者が交代して、過去のやりとりの経緯を引き継ぐ必要が出た
  • 年1回・半年に1回の頻度で来る問い合わせで、前回の対応内容を確認したい
  • お叱りや苦情の連絡があったとき、前後の経緯を時系列で振り返りたい

共通するのは、頻度が低く、気づくのが遅い案件ほど180日の影響を受ける、という点です。毎週やりとりがあるお客様なら履歴は常に新しく見えています。困るのは、季節ごと・年ごとに連絡が来るタイプの相手です。自分の運用で「間隔が半年を超える連絡」がどれくらいあるかを、先に洗い出しておくと判断しやすくなります。

記録を3つの層に分けて残す|本文・要点・結論

やりとりを全部コピーして保管しようとすると、続きません。おすすめは、残す情報を3つの層に分けて、重さの違うものを違う場所に置くことです。

層残すもの置き場所の例残す頻度
1. 要点「何の件で」「何を約束したか」を1〜2行エルメの友だち情報のメモ欄やタグ(友だち情報管理の機能)対応が完了するたび
2. 結論最終的な対応結果、次の予定日1:1チャットの対応ステータス(未対応・対応中・完了)ステータスを変えるたび
3. 本文やりとりの全文CSV出力など、手元へ書き出したファイル月1回など定期的に

第1層:要点を友だち情報に残す

履歴が見えなくなっても困らないのは、実は「要点」です。お客様ごとに、何を約束したか・次にいつ連絡するかを短く残しておけば、本文を読み返さなくても済む場面が大半です。タグや情報タイプの使い分けは、エルメ(L Message) 2026年8月のアップデートまとめ|クイック接続・1:1チャットのCSV出力・配信上限アラート・ユーザー別通知は何が変わる?でも最近の変更点とあわせて触れています。

第2層:対応ステータスで結論を残す

1:1チャットでは、友だちごとに対応状況(例:未対応、対応中、完了)を付けられます。ステータス名や色、並び順は編集できるとされています。「完了」にする前に、要点を第1層に書く、という順番をルールにしておくと、記録漏れが減ります。

第3層:本文は書き出して手元に置く

全文が必要な案件は少数です。そのため、本文の保管は「月に一度の書き出し」くらいの軽さで十分です。書き出しの方法として、エルメには1:1チャット履歴のCSV出力が案内されていますが、先ほど書いたとおり手順や対象列は公式アップデート情報に載っていないため、実際の画面で確認してから運用に組み込んでください。

月次の運用ルール案とチェックリスト

ここからは、そのまま使える運用ルール案です。人数が少ない運営でも回るよう、月1回・15分で終わる範囲にしています。

月次の流れ(目安15分)

  1. 先月に「対応中」のままのチャットを一覧し、完了か保留かを決める
  2. 完了にしたチャットの要点が友だち情報に書かれているか確認する
  3. 全文を残したい案件があれば、CSV出力などで書き出して保管場所へ置く
  4. 保管ファイルに、書き出した日付と範囲をファイル名で分かるようにつける(例:chat_2026-10_書き出し)
  5. 180日を過ぎそうな古い案件のうち、まだ必要なものがないか見る

個人情報の保管は事業者の方針で決める

書き出したファイルには、お客様の名前や連絡内容が含まれることがあります。どこに、誰が、いつまで保管するかは、事業者ごとの個人情報の取り扱い方針で決める事柄です。一般論としては、次の点を決めておくと安心です。法的な判断が必要な場合は、各自で専門家や公的機関の情報を確認してください。

  • 保管場所:共有範囲を絞った場所に置く(誰でも開けるフォルダに置かない)
  • 閲覧できる人:対応に必要な担当者だけに限る
  • 保管期間:業務で使う期間を決め、過ぎたら消す日を月次の流れに入れる
  • 持ち出し:個人の端末やメールで転送しない、とルールにしておく

住所や電話番号を受け取るときの決め方は、お客様の住所・電話番号をLINEで受け取るときのルール作り|聞く項目・保管場所・消し方の決め方で別に整理しているので、あわせて見てください。

有料プランに切り替える前に確認すること

履歴を長く見られるようにしたいとき、有料プランへ切り替えるのは一つの選択肢です。ただし、公式の支払い方法マニュアルには、気をつけたい点がいくつかあります(2026年10月9日確認)。

  • Standardは10,780円、Proは33,000円(いずれも税込・月額)です
  • スタンダードからフリープランへの変更(ダウングレード)はシステムの仕様上できません
  • 有料プランはいつでも解約できますが、日割りでの返金はなく、契約は自動で継続されます
  • 解約後の履歴やデータの扱いは、確認した範囲では説明が見つかりませんでした

つまり、「履歴が見えないから」という理由だけで急いで切り替えると、戻れないという点が後から効いてきます。まず第1層と第2層の運用を回してみて、それでも全文を日常的に見返す必要があるかを確かめてから判断するほうが安全です。

活用例(架空の設計例)

以下は実際の事例ではなく、運用ルールを考えるための架空の設計例です。成果の数字は含みません。

小さな教室を1人で運営していて、保護者との連絡をLINEで受けている想定です。振替や欠席の連絡は毎週あり、履歴は常に新しいままです。一方、年1回の面談日程や、半年に一度の月謝改定の問い合わせは間隔が長く、前回の内容を見返せないことがあります。

  • 毎週の連絡は、対応ステータスだけで管理する。完了にしたら見なくてよい
  • 面談・月謝のように間隔が長い案件だけ、完了時に友だち情報へ「約束した内容」と「次に連絡する時期」を1行で書く
  • 毎月最初の営業日に15分で、対応中のままのチャットを見直し、必要な分だけ書き出して共有範囲を絞ったフォルダに置く
  • 書き出したファイルの保管期間は教室の方針で決め、期限が来たら月次の流れの中で消す

こうしておくと、180日を超えて履歴が見えなくなっても、「前回は何を決めたか」は友だち情報から分かり、全文が要る数件だけが手元にある、という状態になります。

私の見立て ― 3つのポイント1180日の壁は「全部を残す」ではなく「要点だけ残す」運用で、ほとんど吸収できる。まず要点の書き方を決めるのが先2有料プランへの切り替えはダウングレードできない前提で、運用ルールを一度回してから決めるのが無難3書き出したファイルは、履歴そのものより管理の手間とリスクが増える。保管場所・閲覧者・期限の3点を最初に決めておく
私の見立ての要点

私の見立て

  1. 180日の壁は「全部を残す」ではなく「要点だけ残す」運用で、ほとんど吸収できる。まず要点の書き方を決めるのが先。
  2. 有料プランへの切り替えはダウングレードできない前提で、運用ルールを一度回してから決めるのが無難。
  3. 書き出したファイルは、履歴そのものより管理の手間とリスクが増える。保管場所・閲覧者・期限の3点を最初に決めておく。

まとめ

エルメの無料プランのチャット履歴は、公式上180日間の閲覧・検索期間です。超えた分の扱いや、CSV出力の詳細には公式で確認できなかった点が残るため、「見えなくなる前提」で、要点・結論・本文の3層に分けて残す運用を紹介しました。月1回15分のルールを回し、個人情報の保管方針は自分の事業に合わせて決めてください。料金や仕様は変わることがあるので、契約前に公式で確認を。

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今日、確認の入口として使えるのは次の1つです。見返す頻度の低い案件を3つ書き出して、それぞれに残す「1行の要点」を考えてみてください。それだけで、運用ルールの核ができあがります。