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リッチメニューを作ったのに押されない・使われない|原因の見分け方と、公式の機能での確認手順

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「リッチメニューを作ったのに、誰も押してくれない」「メニューを出しているのに、結局いつもの質問が個別のトークで届く」。店舗や教室の受付まわりでよく聞く悩みです。この記事では、リッチメニューが押されない・使われないと感じたときに、デザインを作り直す前に確認したい順番を整理します。メニュー 反応が薄い原因は、見た目だけとは限りません。表示の設定、ボタンの配置、そして「押されているのに数えられていない」という計測側の事情まで、切り分けていきます。

根拠にしたのはエルメ公式マニュアル(リッチメニュー、URL分析)です。取得日は2026-10-09。公式で確認できなかった点は、その都度「公式で確認できませんでした」と書きます。

「押されない」の正体を切り分ける|見えていないのか、迷っているのか、数えていないのか

受付担当の方が「使われていない」と感じる場面は、実は3種類に分かれます。1つめは、そもそも友だちの画面にメニューが見えていない場合。2つめは、見えているが、どれを押せばいいか迷って押さない場合。3つめは、押されているのに、管理画面の数字に出てこない場合です。対処がまったく違うので、最初にどれなのかを決めます。

この記事の流れ1「押されない」の正体を切り分ける|見えていないのか、迷っているのか、数えていないのか2原因を5つに分けて、確認する順番を決める3LINEのリッチメニューで解ける部分/解けない部分4確認の手順|公式の機能名で、順番に見ていく5活用例(架空の設計例)|体験申込を受ける小さな教室6向かないケース|メニューで解決しようとしない方がよい場面7私の見立て3点とまとめ
図:この記事の流れ

たとえば、教室の受付で「体験申込のボタンが押されない」と感じていたとします。管理画面のタップ数が0に近いからです。ところが公式マニュアルによると、リッチメニューの一覧で数えられるタップ回数は、エルメアクションを設定したエリアだけです。「予約ページを開く」などの友だちアクションだけを設定したエリアは集計されないと説明されています。この場合、押されていないのではなく、数えていないだけかもしれません。

原因を5つに分けて、確認する順番を決める

次の表は、「押されない」と感じたときの症状から、疑う箇所と確認方法を並べたものです。上から順に見ると、手間の少ない確認から進められます。

症状疑う箇所確認の方法対処の方向
メニュー自体が見えないと言われる表示・停止の設定、表示開始日時の指定リッチメニュー一覧で「表示中」か、表示開始日時が未来になっていないかを見る。自分のLINEでも見る表示に切り替える。公式では、停止するとメニューバー自体が消えると説明されています
メニューバーが閉じたままで気づかれないメニューバーのテキストと、トーク画面を開いたときの自動表示の設定自分のスマホで新しくトークを開いて、最初の見え方を確認自動表示を使うかを決め、メニューバーの文言を行動が分かる言葉にする
見えているが押されないボタンの数・並び・文言ボタンを1つずつ「何が起きるか」で説明できるか、受付担当以外の人に見てもらう数を減らす、文言を行動の言葉にする(配置の考え方は下の関連記事)
数字が0に近いのに、問い合わせは来るタップの計測の対象外になっている各エリアのアクションがエルメアクションか、友だちアクションだけかを一覧で確認計測したいエリアには、エルメアクションを併用するかを検討
リンク先に行っても動かないリンク先の予約・フォーム側の問題リッチメニューの外から、同じURLを開いて手順が最後まで進むか確認リンク先の導線を直す。メニューの作り直しは後回し
原因を5つに分けて、確認する順番を決める表の見出し:症状メニュー自体が見えないと言われるメニューバーが閉じたままで気づかれない見えているが押されない数字が0に近いのに、問い合わせは来るリンク先に行っても動かない
図:原因を5つに分けて、確認する順番を決める

配置や並べ方そのものを見直したい場合は、当ブログのリッチメニューのボタンを迷わせない並べ方|情報設計の考え方と、無料プラン2つの使い分けに、情報設計の考え方をまとめています。この記事は「原因の見分け方」に絞り、並べ方の詳細は重ねません。

LINEのリッチメニューで解ける部分/解けない部分

「押されない」という悩みのうち、リッチメニューの設定で改善できる部分と、メニューの外側の話を分けておきます。メニューを作り直せば解決すると思い込むと、何度も作り直すことになりがちです。

観点リッチメニューで解ける解けない(別の対処が必要)
見つけてもらう表示の設定、メニューバーの文言、自動表示の有無そもそもLINEを開かない人に気づいてもらうこと
迷わせないボタン数を絞る、押した先で何が起きるかを書く問い合わせの内容そのものが複雑なとき(個別のやりとりが向く)
状況の確認一覧でのタップ回数、表示中の友だち人数友だちアクションだけのエリアの押下数(公式の一覧では集計されない)
リンク先の計測URLを含むメッセージはURL分析で開封・クリックを見られるフォームや予約のLIFF URLはURL分析の対象外(公式の説明)
人によって出し分け特定の友だちだけに表示する機能(有料プラン限定と説明)無料プランでの出し分け。公式で確認できませんでした

確認の手順|公式の機能名で、順番に見ていく

手順1:リッチメニューの一覧で、表示状態と日時を見る

左メニューの「リッチメニュー」から一覧を開きます。確認するのは、表示中か停止中か、表示開始日時の予約が入っていないか、表示中の友だち人数です。人数をクリックすると対象者の一覧が出ると公式に説明されているので、「本当に自分のアカウントの友だちに出ているか」を確かめられます。ここでつまずきやすいのは、複数のメニューを作ったときに、どれが今の表示対象か分からなくなることです。管理名(お客様には見えません)に、日付と用途を入れておくと迷いません。

手順2:各エリアのアクションの種類を確認する

一覧では、タップエリアごとのアクションの内容を確認できます。ここで見るのは、エルメアクション(テンプレート送信、テキスト送信、タグの付与など)か、友だちアクション(指定ページを開く、予約ページ、フォーム、電話など)かです。タップ回数が数えられるのはエルメアクションを設定したエリアのみ、というのが公式の説明です。数字が低いエリアが友だちアクションだけなら、まず「数えていない可能性」を疑います。

手順3:リンク先の開封・クリックはURL分析で見る

メッセージに入れたURLの開封率・クリック率は、「データ分析」の「URL分析」で見られます。URLを含むメッセージを配信すると自動で登録される、と公式に説明されています。ただし、次の場合は計測されないか、一部の指標が出ません。

  • 配信時に「URLを変換せずに送信する」を選んだ場合(開封率・クリック率とも計測されない)
  • リッチメッセージやテンプレートのボタンにURLを設定した場合(開封率は計測されない)
  • フォームや予約管理で作った LIFF URL(URL分析の対象外)
手順3:リンク先の開封・クリックはURL分析で見る配信時に「URLを変換せずに送信する」を選んだ場合(開封率・クリック率とも計測されない)リッチメッセージやテンプレートのボタンにURLを設定した場合(開封率は計測されない)フォームや予約管理で作った LIFF URL(URL分析の対象外)
図:手順3:リンク先の開封・クリックはURL分析で見る

つまり、リッチメニューから開く予約ページやフォームは、URL分析では見えにくい、ということです。計測に頼りすぎず、実際の問い合わせ内容や、受付担当の肌感覚と合わせて判断します。

手順4:自分のスマホで、お客様と同じ順に押してみる

最後は人の目です。友だち追加したての状態に近いアカウントで、トークを開き、メニューを開き、ボタンを押して、最後のページまで進んでみます。画像サイズは、公式では大(横2,500×縦1,686px)と小(横2,500×縦843px)以外は登録できないと説明されています。画像の作り方は、リッチメニューの画像を作る前に確認する仕様とレイアウト|サイズ・分割・文字の読みやすさも参考になります。

なお、リッチメニューの作成数の上限や、プラン別の具体的な上限は、リッチメニューのマニュアルページには記載がありません。無料プランの上限は、料金・プランの公式ページで確認してください。当ブログのエルメのリッチメニューの作り方と、つまずきやすい3つのポイント|フリープランは2つまでにも、作成まわりのつまずきをまとめています。

活用例(架空の設計例)|体験申込を受ける小さな教室

以下は実在の事例ではなく、考え方を示すための架空の設計例です。成果の数字は載せません。

設定:個人でピアノ教室を運営している想定です。メニューは4ボタンで、「体験の申し込み」「教室の場所と持ち物」「月謝・お休みのルール」「その他の相談」。最初は4つとも友だちアクション(ページを開く)だけで作ってあり、一覧のタップ数がほとんど出ないため「押されていない」と判断していました。

見直しの流れ:まず一覧でアクションの種類を確認し、友だちアクションだけのエリアは集計されないことに気づきます。次に、「その他の相談」だけをエルメアクション(テキスト送信と、対応ステータスの付与)に変え、押された回数と、1:1チャットに届く内容を見比べる運用にしました。すると、「場所と持ち物」の質問が個別のトークで続くので、メニューの文言が「案内」としか書かれておらず、押す理由が伝わっていなかった、という見立てに変わります。そこで文言を「当日の持ち物・行き方」に直し、メニューバーの文言も行動が分かる言葉にしました。

この設計例のポイントは、見た目を直す前に「見えているか→数えているか→文言は伝わるか」の順に確認していることです。

向かないケース|メニューで解決しようとしない方がよい場面

  • 緊急性が高い連絡(当日の遅刻・急病など):電話や直接連絡の方法を別に用意し、メニューに頼らない
  • お客様ごとに状況が違い、個別の判断が必要な相談:メニューは入口にとどめ、返信は人が行う
  • 個人情報や契約内容の確認:LINE上で完結させるか、別の手段にするかは、各自の方針・規約で判断する
  • 友だち数が少なく、数字から傾向を読み取れない段階:数字で判断せず、実際の問い合わせ内容を見る
  • 紙やチラシで案内した方が確実に伝わる相手(LINEを日常的に使わない層)

リッチメニューは、「よくある行き先」を1タップにする道具です。判断が必要なやりとりや、緊急の連絡を肩代わりするものではありません。

私の見立て3点とまとめ1「押されない」と感じたら、作り直す前に、表示設定とタップの計測対象を確認するのが先です2数字は入口の目安にとどめ、1:1チャットに届く質問の中身と合わせて見るのが現実的です3ボタンを増やすより、1つずつの文言を「押した先で何が起きるか」に直す方が
図:私の見立て3点とまとめ

私の見立て3点とまとめ

私の見立て

  • 「押されない」と感じたら、作り直す前に、表示設定とタップの計測対象を確認するのが先です。エルメアクションと友だちアクションの違いを知らないだけで、判断を誤ることがあります。
  • 数字は入口の目安にとどめ、1:1チャットに届く質問の中身と合わせて見るのが現実的です。URL分析も、フォームや予約のLIFF URLなど対象外の経路があります。
  • ボタンを増やすより、1つずつの文言を「押した先で何が起きるか」に直す方が、受付担当の手間の削減につながりやすいと考えます(これは私の見立てで、効果を保証するものではありません)。

まとめ

メニュー 反応が薄いと感じたときは、「見えているか」「迷わせていないか」「数えているか」の3つに分けて確認します。見えているかは表示設定とメニューバー、迷わせていないかは数とボタンの文言、数えているかはアクションの種類で決まります。公式のマニュアルで確認できない点(作成数の上限、プラン別の出し分けなど)は、契約前に公式で確認してください。

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