※広告(アフィリエイトリンク)を含みます。
エルメを導入した日の夕方、新しいリッチメニューを作ってスマホで確認すると、自分の画面にはきれいに出ている。ところが常連のお客様に「メニューが出ないんですけど」と言われ、別の友だちに見てもらうと、出る人と出ない人がいる。以前からLINE公式アカウントを運用していた人ほど、この「一部の人にしか出ない」「前からの友だちにだけ出ない」にぶつかりやすいところです。
このページは、原因を推測で並べる記事ではありません。エルメの公式マニュアルで確認できた原因と対処だけを使い、「誰に出ていないのか」から順番に切り分ける手順をまとめました。公式情報は取得日2026-10-09時点で読んだ内容の要約です。画面や仕様は変わることがあるため、作業前に公式で最新を確認してください。
まず「誰に出ていないのか」を3つに分ける|原因の切り分け順
最初にやるのは設定をいじることではなく、出ていない人の共通点を探すことです。次の順で見ます。
| 順番 | 確認項目 | 見分け方 | 次の一手 |
|---|---|---|---|
| 1 | 出ていない人は、エルメ導入前から友だちだったか | 導入日より前に友だち追加した人だけに出ない | エルメの1:1チャットに、その人が表示されているか確認する(次の表へ) |
| 2 | 出ている人は、特定のタグが付いた人だけか | 出ている人にだけ共通のタグがある | タグ追加時アクションでメニューを表示する設定になっていないか確認する |
| 3 | 全員に出したいのに、デフォルト表示が未設定か | 新規の友だちにも出たり出なかったりする | 顧客対応>リッチメニューのデフォルト表示を確認する |
| 4 | そもそもエルメの友だち一覧にその人がいるか | 一覧で名前を検索しても出てこない | 「表示されていない友だち」の追加手順へ(認証済み/未認証で分岐) |
同じ「出ない」でも、1の人と2の人では直す場所がまったく違います。たとえば導入前からの友だちが800人いて、そのうち200人にだけ新メニューが出ていた場合、200人に共通するのが「導入後に追加」なのか「タグ」なのかで、見るべき画面が変わります。この区別をつけずにデフォルト表示を何度も変更すると、状況は変わらず、時間だけ減っていきます。
公式で確認できた原因と対処
原因1:全員に出す設定(デフォルト表示)になっていない
公式マニュアルによると、友だち全員に出したい場合は、左メニューの「顧客対応」から「リッチメニュー」の画面を開き、デフォルト表示で初期表示させたいリッチメニューを選び、変更ボタンで保存します。保存し忘れると反映されないので、選んだだけで終わらせないでください。
原因2:表示の設定が特定の人(タグ)に紐づいている
公式マニュアルでは、特定の人にだけ表示されている場合、表示の設定がタグなどの条件に紐づいている可能性があるとされています。タグ追加時アクションでリッチメニューの表示を設定すると、そのタグが付いた人にだけ任意のメニューを出せます。意図してやっている場合は正常な動きです。常連さんと新規さんで出し分ける設計は、常連さんと新規さんで案内するメニューを分けたい|タグとリッチメニューで出し分ける手順と、つまずきやすい点で扱っています。
原因3:エルメ導入前からの友だちが、エルメの画面に表示されていない
エルメ導入前から登録されている友だちは、まずエルメの1:1チャットに表示される状態にしないと、リッチメニューを表示できません。1:1チャットは、友だちからスタンプや文字を受信すると表示されます。ただし、エルメ連携前に登録された友だちの扱いは、アカウントの種類で変わります。
| アカウントの種類 | 連携前の友だち | 対処(公式マニュアルの範囲) |
|---|---|---|
| 未認証アカウント | 自動では表示されない | 友だちからメッセージを送ってもらう。エルメからは未表示の友だちに送れないので、LINE公式アカウント管理画面から「すべての友だち」に一斉配信し、返信を促す。返信がある友だちから順にエルメに登録される |
| 認証済みアカウント | 接続時に自動で表示される。友だち数が多いと、取得に時間がかかることがある | 接続後に認証済みになった場合は、エルメ右上のアカウント名からマイページ、接続設定を開き、「既存友だち情報取得」を押す。数時間かかる場合がある |
| 連携後に友だち追加した人 | 未認証・認証済みどちらでも表示される | 特別な対処は不要 |
未認証アカウントでの返信依頼は、返信する人にしか届かないので、メニューが出るのは「返信してくれた人」からです。全員に出し終えるまでには時間がかかる前提で、計画を立てておくと慌てません。
つまずきやすい点
- アカウントが認証済みかどうかは、LINE公式アカウントの設定で確認します。エルメ側の画面だけでは判断しないでください。
- 「既存友だち情報取得」は、認証済みアカウントで接続した場合も、友だち数によって数時間かかります。押した直後に確認して「出ない」と判断するのは早すぎます。
- LINE Official Account Managerの「Webhook」をオフにしている間に追加された友だちは、オンに戻しても表示されません。この場合の対処法は、読んだ公式ページには書かれていませんでした。
直らないときの相談先と、確認が必要な点
上の順で見ても出ない場合は、画面のスクリーンショットと「いつ、誰に、どの画面で」を整理した上で、エルメの公式サポートに問い合わせます。窓口の入り口は公式マニュアルで確認してください。伝える内容は次の5つにまとめておくと、やりとりが短くなります。
- アカウントは認証済みか未認証か
- エルメに接続した日と、出ていない人が友だち追加した時期
- 出ている人と出ていない人の共通点(タグ、追加時期)
- デフォルト表示に設定しているメニューの名前
- 試した対処と、その日時(既存友だち情報取得を押した時刻など)
| 項目 | 状況(取得日2026-10-09) |
|---|---|
| Webhookをオフにしていた間に追加された友だちを表示する方法 | 読んだ公式ページに記載を確認できませんでした |
| リッチメニュー操作マニュアル全体での、ユーザー別の表示切替の細部 | 今回読んだ範囲に記載がありませんでした。実際の設定前に最新の公式マニュアルで確認してください |
| プランごとの機能差 | 公式ページ間で確認が必要です。契約前に公式で確認を |
再発防止の運用ルール案|導入日にやっておくこと
このトラブルは、導入日の準備でほぼ防げます。次の順番を、チームの手順書に入れておくことをおすすめします。
- 接続前に、LINE公式アカウントが認証済みか未認証かを確認し、メモしておく。
- 接続した当日に、既存の友だちがエルメの一覧に表示されているかを確認する。表示されていなければ、アカウント種別に合わせた対処を始める。
- リッチメニューを公開する前に、デフォルト表示を設定して保存する。
- タグで出し分ける設計の場合は、どのタグでどのメニューを出すかを表にして残す。
- 公開後、「導入前の友だち」「導入後の友だち」「タグあり」「タグなし」の4種類のテスト用アカウントか、協力してくれる方に見てもらう。
- メニューを変更するたびに、変更日と変更内容を履歴に残す。
4の表は、スプレッドシートで構いません。「タグ名・出すメニュー・設定した日・担当者」の4列があれば、数か月後に「なぜこの人にだけ出ているのか」を調べるときに役立ちます。
活用例(架空の設計例)|導入前から友だちがいる学習塾の場合
以下は実例ではなく、考え方を示すための架空の設計例です。成果の数字は載せていません。
友だちが1,000人程度いる教室が、エルメを接続し、保護者向けと体験申込向けの2種類のリッチメニューを用意したとします。運用担当は、月曜の夜に作業しています。
- 接続前に、LINE公式アカウントが未認証であることを確認する。
- 接続後、エルメの一覧に表示される友だちが一部だけだと分かる。
- LINE公式アカウント管理画面から「すべての友だち」に、「新しいメニューをご案内します。このメッセージに『OK』とご返信ください」と一斉配信する。
- 数日かけて返信した方から順に、エルメに表示される。返信が来た保護者に「保護者向け」タグを付け、タグ追加時アクションで保護者向けメニューを出す。
- デフォルト表示は、体験申込向けのメニューにしておく。まだ返信していない方や新しい友だちには、こちらが出る。
この設計のポイントは、デフォルト表示と、タグで出し分けるメニューの役割を分けたことです。全員に出るメニューが決まっているので、タグが付く前の人にもメニューが見えます。
向かないケース/自力で直せない場合
- 友だち数が非常に多く、返信を待つ余裕がない場合:未認証アカウントで、全員に急ぎでメニューを出したいときは、返信を待つ方法が合いません。認証済みアカウントへの移行を検討するか、メニュー以外の導線(一斉配信のリンクなど)を併用してください。
- Webhookがオフだった期間の友だちが多い場合:公式ページに対処が書かれていないため、自力での復旧は推測になります。公式サポートに状況を伝えてください。
- 問い合わせ対応が緊急の場合:お客様が「メニューが出ない」と困っているときは、メニューの修復を待たず、電話や直接のメッセージで用件を済ませます。
- LINE側の障害が疑われる場合:多くの人で同時に異常が出ているときは、設定を触る前にLINEの公式案内を確認してください。
私の見立て3点とまとめ
- 「出ない」ときに最初に見るのは、設定画面ではなく「出ていない人の共通点」です。ここを飛ばすと、デフォルト表示を何度も触って時間を使います。
- 導入前からの友だちがいる運営者は、リッチメニューを作る前にエルメの一覧への表示を確認するのが、一番手戻りが少ない順番です。
- 全員に出すメニュー(デフォルト表示)と、タグで出すメニューは、役割を分けて設計しておくと、トラブル時に原因を絞りやすくなります。
まとめです。リッチメニューが一部の人にしか出ない原因は、公式で確認できた範囲では、デフォルト表示の未設定、タグに紐づいた表示設定、導入前の友だちがエルメに表示されていないこと、の3つに整理できます。メニューが出ても押されない場合は、リッチメニューを作ったのに押されない・使われない|原因の見分け方と、公式の機能での確認手順が次の一手になります。
構築代行のご案内(30万円〜・税別)
既存の友だちの取り込み、アカウント種別に合わせた手順、デフォルト表示とタグの設計、運用の履歴づくりまで含めて整えたい方向けに、構築代行を承っています。詳しくは構築代行のご案内ページをご覧ください。