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月の後半、予約のリマインドを送ろうとして、管理画面にエラーが出る。送ったはずのメッセージが届いていないとお客様から連絡が来る。調べてみると、無料プランの配信数が上限に達して、すべての配信が止まっていた。しかも次の日が前日案内の締め切りだった。
この記事は、エルメ(L Message)のフリープランで「月1,000通を超えて配信が止まった」ときに、何を、どの順に見れば原因が分かり、どこまで自分で直せるのかをまとめたものです。根拠は公式マニュアル(lme.jp/manual/case_cannot_delivery/ と purpose_faq/)と利用規約で、取得日は2026-10-09です。公式に書かれていない原因は推測で書かず、確認できなかった点は一か所にまとめます。
症状の確認:いま、どの画面で何が起きているか
公式マニュアルによると、エルメでメッセージが送れないときは管理画面にエラーが出ており、左メニューの「送信エラー」で、配信に失敗したメッセージとエラーコードを確認できます。まず次の三つを見てください。
- 左メニュー「送信エラー」を開き、エラーコードを控える。
- 管理画面の右上にある「配信数」をクリックし、今月の送信済み通数を見る。
- LINE Official Account Managerの「ダッシュボード」で、LINE公式アカウント側の当月の配信数と上限を見る。
エルメの上限とLINE公式アカウントの上限は別物です。公式の説明では、LINE公式アカウントが「本体」、エルメは接続する拡張ツールという関係にあるため、LINE側の上限に達してもエルメから配信できなくなります。見る画面が二つあるのが、このトラブルの最初のつまずきです。
原因の切り分け順:上から順に確認する
次の表は、送信エラーの画面から原因を絞る順番の作例です。コードの意味は公式マニュアルの記載にもとづきます。
| 確認項目 | 見分け方 | 次の一手 |
|---|---|---|
| エラーコード | 「送信エラー」画面のコードが004 | エルメ側のフリープラン上限(月1,000通)。次の見出しの判断へ |
| エラーコード | 001・002・003 | LINE公式アカウント側の配信上限。LINE Official Account Managerで当月の通数と上限を確認し、プラン変更や追加メッセージの設定を検討 |
| エラーコード | 005 | 公式では誤作動の可能性があり、エルメのサポートへ連絡する案内 |
| エラーコード | 006 | 公式ではテンプレートにメッセージが登録されていないことが原因とされている。使っているテンプレートの中身を見る |
| エラーコード | 007 | 公式では一時的なエラーとされ、5分ほど待ってから再配信する方法が示されている |
| 右上の配信数 | 1,000通に達している | 004と一致。今月のリセットまで待つか、有料プランに切り替えるか |
| 右上の配信数 | 1,000通に達していないのに止まる | エラーコードに戻る。LINE側の上限の可能性を確認 |
| 直近の設定変更 | ステップ配信の「自動継続」を最近使った | 公式マニュアルでは、意図しないループは配信数を大量に消費するおそれがあると案内。ステップの設定を見直す |
切り分けのポイントは、「配信数が1,000通に達しているか」と「エラーコードが004か」の両方がそろって初めて、フリープランの上限と断定できることです。片方だけで判断すると、LINE側の上限やテンプレート不備を見逃します。
公式で確認できた原因と対処
コード004:フリープランの月1,000通
フリープランの配信は、1か月に1,000通までです。上限に達すると、すべてのメッセージ配信が自動的に止まります。有料プラン(スタンダード・プロ)に切り替えると、エルメ側の配信数は無制限になります。料金は取得日2026-10-09時点で、スタンダードが月額10,780円、プロが33,000円(いずれも税込)、フリーは無料です。ただしLINE公式アカウント側の上限は別に存在するため、有料プランにしてもLINE側の通数は別途管理が必要です。エルメの料金とLINE公式アカウントの料金は連動していません。
リセット日はいつか
配信数のリセットについて、公式の説明は二つのページで表現が異なります。「case_cannot_delivery」ページでは毎月1日にリセットと書かれています。一方、「purpose_faq」ページでは、LINE公式アカウント側は毎月1日にリセットされ、エルメ側はフリープランならLINE公式アカウントと接続した日を基準に1か月ごと、有料プランなら契約日を基準に1か月ごとと説明されています。ページ間で食い違うため、自分のアカウントの正確なリセット日は、公式サポートに確認するのが確実です。管理画面で数字が戻る日を、一度記録しておくとよいでしょう。
有料にしたあとで後悔しないための事実
- 無料から有料へのアップグレードでは、友だちや設定などの情報が引き継がれると公式に案内されています。
- 有料プランから無料プランへのダウングレードは、仕様上できません。
- 有料プランを解約しても、フリープランには自動で戻りません。フリープランで使うには、接続を解除してエルメとLINE公式アカウントを接続し直す必要があり、接続を解除するとエルメ上のすべてのデータが削除されます。
- 利用規約では、途中解約でもその契約期間の利用料金は全額支払い、日割り計算は行わないと定められています。
つまり、切り替えは片道と考えて判断する必要があります。
確認が必要な点(公式で確認できませんでした)
- 有料プランの「自動更新」について、利用規約では更新に関する条項を確認できませんでした。契約前に公式で確認してください。
- 1通ごとの通数の数え方の細かな規定(1人に複数の吹き出しを送った場合など)。目安は月の配信通数のシミュレーション|無料プランの1,000通で何ができるかを式で見積もるで式にしていますが、最終的な数字は管理画面で確認してください。
- リセット日の食い違い(前の見出しの通り)。
それでも直らないとき:相談先
公式マニュアルでは、解決しない場合はエルメのサポート窓口に問い合わせるよう案内されています。問い合わせるときは、エラーコード、右上の配信数の数字、止まったと気づいた日時、直前に変えた設定(ステップ配信の自動継続など)をそろえると、話が早く進みます。LINE側の上限が原因の場合は、LINE Official Account Managerの案内に従います。
待つか切り替えるかの判断基準
止まったとき、すぐ有料にするのが正解とは限りません。切り替えは片道なので、下の基準で考えます(作例です)。
| 状況 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| リセットまで数日で、止まった配信が急ぎでない | 待つ。リセット後に再開 | 費用も手間もかからない。ただしリセット日を先に確認 |
| 止まった配信が明日の予約案内など、期限がある | 今回は電話・メールなど別の手段で個別に連絡。切り替えは並行して検討 | 配信を待つ間に期限が過ぎるのを防ぐ |
| 今月だけ特別に多く送った(イベント告知など) | 待つ。来月以降の通数予算を見直す | 一時的な増加のために片道の切り替えをするのは重い |
| 毎月1,000通を超えそう(友だち数×配信回数の見込み) | 有料への切り替えを検討 | 運用を続けるほど、また止まる可能性がある |
| 有料の機能(条件分岐など)が必要になった | 機能の対象プランを公式で確認してから切り替え | 機能の目的を満たさないまま片道の変更をするのを避ける |
料金とLINE公式アカウント側の通数の考え方はエルメの無料プランの上限を超えそうなときの対処|通数・フォーム・リッチメニューの優先順位の付け方も併せて確認してください。
再発防止の運用ルール案
止まってから慌てないために、通数を「予算」として扱うルールを置きます。そのまま使える形にしました。
- 毎週月曜に配信数を見る:右上の「配信数」の数字を共有メモに1行記録する(担当者名と日付)。
- 800通でアラート:800通を超えた時点で、残りの配信を「必須」と「なくても困らない」に分ける。
- 緊急用に100通を残す:休講・臨時休業・システム障害など、止められない連絡のために、月末まで100通は使わない。
- ステップ配信の自動継続は、公開前に二人で見る:公式がループによる大量消費に注意を促しているため、自動継続を使うときは配信対象の条件とループの有無を確認する。
- リセット日をカレンダーに入れる:サポートで確認した日を、運用のカレンダーに記録する。
- 予約配信の前日に宛先の人数を確認する:人数×送る通数が、残りの通数に収まるか計算する。
活用例(架空の設計例)
実際の事例ではなく、考え方を示す架空の設計例です。成果の数字は載せていません。
月の友だちが数百人規模の習い事教室。毎週金曜に全員向けの一斉配信を1通、レッスンの前日に対象者へリマインドを1通、体験の申込後にステップ配信を3通送る運用。月の前半に募集告知を何度か送ったため、第3週に700通を超えた。教室では「800通で見直し」のルールを決めており、第4週は一斉配信を1通にまとめ、リマインドを優先。緊急用の100通は残した。翌月は募集告知の回数を決めてから予約配信を組み、右上の配信数を毎週月曜に記録している、という想定です。
自力で直せないとき、LINEの配信が向かない連絡
- 005(誤作動の可能性)が出た場合:公式でサポートへの連絡が案内されています。設定を何度も触らず、コードと状況を添えて問い合わせてください。
- LINE側の上限が原因の場合:エルメ側の設定では直りません。LINE Official Account Managerでの確認とプラン検討が必要です。
- 契約・支払い・リセット日の確認:利用規約や契約日にかかわる点は、公式の窓口で確認するのが確実です。
- 止められない緊急連絡(当日の休講、急な臨時休業、事故の連絡など):配信が止まるリスクがある手段に一本化しない。電話、メール、店頭の掲示など別の手段を併用する。通数が足りないと分かった日のうちに、別手段で連絡する。
私の見立てとまとめ
- 止まったときは、エラーコードと右上の配信数の二つを見るだけで、原因の大半は絞れます。まず推測せず画面を見ることです。
- 有料への切り替えは片道(ダウングレード不可、解約でデータ削除、日割りなし)。待つ・別の手段で連絡する・切り替えの三択を、期限と来月の見込みで決めるのが安全です。
- 再発防止は技術より習慣です。週次の記録と、800通のアラート、緊急用100通の三点で、止まる前に気づけます。
まとめます。無料プランの1,000通を超えると配信が自動で止まり、画面ではコード004として表示されます。リセット日は公式の説明が一致していないため、サポートで確認を。急ぎの連絡は別の手段に切り替え、再発防止には通数を予算として扱うルールを置きます。
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