広告(アフィリエイトリンク)を含みます。この記事の文例はすべて当ブログの作例で、実在の店舗・お客様のものではありません。
会計の場面を思い浮かべてください。「次回はどうされますか?」と聞かれて、予定が分からないまま「また連絡します」と答えて帰る。聞く側も、強く勧めたと思われたくなくて、つい言いそびれる。美容室でも整体でも、次回予約の話は、お互いに少し気まずい瞬間です。
LINEなら、その場で決められなかった人に、後からゆっくり読める形で声をかけられます。ただし、書き方を間違えると「営業されている」と受け取られます。この記事では、美容室と整体それぞれの事情に合わせた文例を7つ用意しました。配信の仕組みはエルメ(L Message)の公式マニュアルで確認した内容を使っており、確認日は2026-10-09です。
「おすすめ」が押しつけに聞こえる理由と、美容室・整体で違う地雷
| 押しつけに聞こえる要因 | 美容室で出やすい形 | 整体で出やすい形 | 言い換えの方向 |
|---|---|---|---|
| 時期を決めつける | 「そろそろカラーの時期です」 | 「そろそろ通わないと戻ります」 | 「目安は人によって違う」と前置きし、選ぶのは相手に残す |
| 不安をあおる | 「放置すると傷みます」 | 「放っておくと悪くなります」 | 不安ではなく、予約の取りやすさや空き状況を伝える |
| 期限で急かす | 「今週中なら枠があります」の連投 | 「今日中にお返事を」 | 期限は事実だけ。返事の催促はしない |
| 同じ文面の繰り返し | 毎月同じ「次回のご予約を」 | 毎週の「通院のご案内」 | 相手の状況(来店からの日数、前回の内容)を一言入れる |
美容室ならではの注意
美容室は、カラーやパーマの周期が髪質や希望で人ごとに違います。「何週間後」という言い方は目安にとどめ、「人によって違います」と添えるのが無難です。また、年末や卒業式・入学式の前など、予約が混む時期は決まっています。この「混む時期の前」の声かけは、押しつけではなく親切な情報として受け取られやすい、美容室固有の強みです。担当者を指名する人には、担当の出勤日に合わせた案内が喜ばれます。
整体ならではの注意
整体は、体の状態に関わるため、「通い続けないと悪くなる」「回数を重ねれば良くなる」といった断定は避けるべきです。体の状態の判断は、施術者が目の前で行うもので、LINEの文面で通院の必要性を決めてはいけません。また、その人の体調しだいで、次回を急がない方がよい日もあります。文面では「ご予約を取ってください」ではなく、「ご都合がつくときの枠をご用意しています」という距離感にします。効果や回数に関わる表現は、業界の広告・表示に関するルールがあるため、各自で確認してください(この記事では法律の判断はしません)。
文例ごとの配信形態:どの仕組みで送るか
同じ文面でも、送る仕組みで届き方が変わります。エルメの公式マニュアルで確認した範囲では、ステップ配信は「ステップ開始直後」「日時で指定(開始から○日後の○時○分)」「経過時間で指定(72時間以内)」から送るタイミングを選べます。24時間以上先に送る場合は日時指定を使います。リマインド配信は、リマインド終了日を基準にして「終了の○日前の○時○分」「終了の○時間○分前(最大23時間59分前)」などで送ります。
| 文例 | 相手の状況 | 配信形態 | 送るタイミングの例 |
|---|---|---|---|
| 文例1 初来店の翌日 | 初めて/当日会計済み | ステップ配信 | 開始から1日後の午前 |
| 文例2 カラー周期の目安 | 常連/前回から数週間 | 一斉配信(タグで絞り込み) | 最終来店月のタグで対象を選ぶ |
| 文例3 混む時期の前 | 常連/急ぎではないが早めがよい | 一斉配信 | 繁忙期の1か月前ごろ |
| 文例4 整体の初回施術後 | 初めて/体の様子が気になる | ステップ配信または1:1 | 当日の夜か翌日の昼 |
| 文例5 間隔が空いた人 | 以前は通っていた | ステップ配信 | 最後の来院から一定期間後 |
| 文例6 予約せず帰った人 | 迷っている | ステップ配信(未予約の人だけに) | 来店から2日後の昼 |
| 文例7 「しばらく空けます」への返信 | 断られた | 1:1チャット | 受け取った当日中 |
次回予約のおすすめ文例7つ
文例1 美容室・初来店の翌日:お礼だけを主役にして、次回は一行にとどめる
この文面の狙い:初めてのお客様に、まず「来てよかった」と思ってもらう。次回の話は、背中を押さず、選べる情報だけを置く。
【お客様名】様、昨日はご来店ありがとうございました。
仕上がりはいかがでしたか?気になる点があれば、このトークでいつでもお知らせください。
次回のご予定は、決まったときで大丈夫です。【担当名】の出勤日と空きは、メニューの「ご予約」からご覧いただけます。
- 使いどころ:カットのみの来店でも、翌日に届けやすい。
- 避けたい言い方:「次回は○週間後がおすすめです」と日数を言い切ること。
- 差し替える箇所:【お客様名】【担当名】、お礼の一文(施術メニュー名を入れてもよい)。
送る前の確認:初来店の人に限定して送るため、2回目以降のお客様に届かない条件になっているか。
文例2 美容室・カラー周期が近づいた常連へ:「目安」と「人による」をセットで言う
この文面の狙い:髪の根元が気になり始める頃の人に、押しつけずに予約のきっかけを渡す。
【お客様名】様、いつもありがとうございます。
前回のカラーから【○】週間ほどたちました。根元の伸び方は人によって違いますので、気になり始めたら、お気軽にお声がけください。
【○月】は、【平日の午前】に比較的ゆとりがございます。
- 使いどころ:常連で、前回の来店日が分かっている人。
- 避けたい言い方:「このままだと色ムラになります」と不安をあおること。
- 差し替える箇所:【週数】【月】【空きのある時間帯】。空きは事実だけを書く。
送る前の確認:最終来店月のタグなどで対象を絞り、前回から日が浅い人に送っていないか。
文例3 美容室・混む時期の前に:期限ではなく「早めに押さえられる」という親切
この文面の狙い:年末や卒業式・入学式の前など、混む時期の前に、予約を考えている人が動きやすくなるようにする。
【お客様名】様、【12月】は例年、ご予約が込み合います。
ご予定が決まっている方は、今のうちにお席をお取りいただけます。まだ決まっていない場合は、そのままで大丈夫です。
【12月○日】以降のご予約は、お席が限られますことをお伝えします。
- 使いどころ:急ぎではないが、早めに動いたほうが選べる人。
- 避けたい言い方:「残りわずか」と数字を並べて急かすこと。
- 差し替える箇所:【時期】【受付開始日】【混み合う日】。
送る前の確認:実際の空き状況と一致しているか。誇張していないか。
文例4 整体・初回施術の当日夜:体の様子を聞き、次回は決めつけない
この文面の狙い:初めての人の施術後の体調を気づかい、「次回を決めてください」と受け取られないようにする。
【お客様名】様、本日はご来院ありがとうございました。
施術のあと、体の感じはいかがでしょうか。気になる点があれば、このトークで遠慮なくお知らせください。
次回のご来院は、【お体の様子とご都合】を見て、お決めいただければと思います。空きは「ご予約」からご確認いただけます。
- 使いどころ:施術直後の人。体調の相談を受けやすい入口にもなる。
- 避けたい言い方:「3回通えば変わります」など、回数や効果を言い切ること。
- 差し替える箇所:【お客様名】、施術の呼び名(【施術名】)。
送る前の確認:体調の訴えが来たときの返信担当と対応時間が決まっているか。強い痛みは電話・来院へ案内する。
文例5 整体・しばらく間隔が空いた人:責めずに「戻りやすい」入口をつくる
この文面の狙い:「行かなきゃと思いながら足が遠のいた」人の気まずさを取り除く。
【お客様名】様、ご無沙汰しております。【院名】です。
前回のご来院から少し間があきましたが、お変わりありませんか。
お体のご相談だけでも、お気軽にどうぞ。ご都合のよい日時があれば、「ご予約」から空きをご覧いただけます。
- 使いどころ:以前は通っていて、間隔が空いた人。
- 避けたい言い方:「通っていないと戻ってしまいます」と責めたり不安にさせること。
- 差し替える箇所:【院名】【期間の言い方(「少し間があきましたが」など)】。
送る前の確認:最終来院が最近の人に送っていないか。送る条件を「最終来院から○か月」と決めたか。
文例6 整体・予約を取らずに帰った人へ:迷いを聞く一通
この文面の狙い:その場で決められなかった理由は、日程・料金・必要性への迷いなど、人によって違う。理由を尋ねる入口を作る。
【お客様名】様、先日はありがとうございました。
次回のご予約について、日程や間隔で迷われているようでしたら、お気軽にお知らせください。
「この週は難しい」「もう少し空けたい」といったお返事でも、とても助かります。
- 使いどころ:予約せずに帰った人(迷い・遠慮・予定未定)。
- 避けたい言い方:「まだ間に合います」「早めに」と繰り返し急かすこと。
- 差し替える箇所:【お客様名】、選択肢(「日程」「間隔」など)。
送る前の確認:予約済みの人に届かない仕組み(タグや条件)にしたか。
文例7 美容室・整体共通:「しばらく空けます」と言われたときの返信
この文面の狙い:断られたときの返信が、その人との関係を決める。引き際をきれいにして、また連絡しやすくする。
【お客様名】様、ご連絡ありがとうございます。承知しました。
お気持ちが向いたときに、またいつでもご連絡ください。
お体や髪のことで気になることがあれば、このトークでもお受けします。
- 使いどころ:「しばらくは大丈夫です」「今は忙しくて」と返事をもらったとき。
- 避けたい言い方:「そう言わずに」と引き止めたり、割引を持ち出すこと。
- 差し替える箇所:【お客様名】、院・店の呼び名。
送る前の確認:返事を受けたら、その人を次回予約の自動配信から外す手順になっているか。
送りすぎを防ぐ運用ルール案
- 予約が入った人には、次回予約の案内を止める(手順は次回予約を取らずに帰った人へ、後日声をかけたい|予約済みの人に届かないよう止める、ステップ配信とタグの組み方(サロン・整体・教室向け)に詳しい)
- 1人に対する次回予約系の案内は、1来店につき最大2通までと店で決める
- 2通目に反応がなければ、追い送りしない。次は次回来店時に口頭で聞く
- 「しばらく空けます」と返事があった人は、一定期間は案内の対象から外す
- 担当者が休みの日は、体調の相談が来たときの返信方法(電話番号や休診日)を文面に入れる
- 文面のレビューは、送る人以外の1人が声に出して読み、押しつけに聞こえないか確認する
配信の対象を絞るとき、ステップ配信の「絞り込み」はタグがついた人だけに送る形で設定できます。一方、特定のタグがある人を除く「除外」条件は、今回確認したステップ配信のマニュアルには記載がありませんでした。そのため、「予約済みを除く」ではなく、「未予約」というタグがついた人だけを対象にする、という設計で組むと、公式に書かれた範囲で運用できます。フォームの回答完了時のアクションでタグを付けたり外したりできる点も、公式で確認しています。
活用例(架空の設計例):席数の少ない美容室と、一人で施術する整体院
以下は実例ではなく、考え方を示す架空の設計例です。成果の数字は載せていません。
例A 3席の美容室
- 会計の場で、口頭で「次回は決まっていますか?」と一度だけ聞く。決まっていれば予約し、決まらなければ「未予約」のタグを付ける
- 未予約の人にだけ、来店2日後の午前に文例1か文例2を送る(初来店か、常連かで分ける)
- 繁忙期の1か月前に、文例3を、前回来店から一定期間たった人に絞って送る
- 予約が入ったら、「未予約」タグを外す(担当者が行う)
例B 一人で施術する整体院
- 初回の人には、当日夜に文例4を送る。返事が来たときは、施術者が営業時間内にまとめて返信する
- 予約せず帰った人には、2日後の昼に文例6を送る
- 最終来院から○か月たった人には、月に1回だけ文例5を送る。それ以上は追わない
- 「しばらく空けます」と返事があった人には文例7で返し、半年は案内を止める
どちらも、「1人の施術者が、自分の手で返信できる量」から逆算して、送る本数と対象を決めているのがポイントです。
向かないケースと、確認が必要な点
LINEの文面より、電話や対面が向くケース
- 施術後に痛みや違和感を訴える返事が来たとき:文面でのやりとりは誤解を生みます。電話や来院で状態を確認するほうが安全です
- 施術やカラーの結果に不満があるとき:次回予約の話は後回しにして、まず電話や対面で謝罪と状況確認を行います
- 高齢のお客様でLINEの操作に不慣れな場合:会計時の口頭と、予約票への書き込みのほうが確実です
- 初来店で、まだ関係がほとんどない段階:会計時の一言に加え、LINEは一通のお礼にとどめたほうが印象がよいです
確認が必要な点(公式で確認できなかったこと)
- LINE公式アカウントの配信頻度・販促表現のガイドラインの具体的な基準:今回の確認範囲では見つけられていません。契約するプランの通数上限とあわせて、公式で確認してください
- ステップ配信で特定のタグを除外する設定:今回読んだマニュアルには記載がありません
- 整体の広告・表示に関するルール:この記事では判断しません。各自で所管のルールを確認してください
なお、混む時期の前に空き枠を伝える文面は、空き枠のお知らせの文例7つ|美容室・ネイルサロン向けの言い回しと使いどころも合わせて見てください。
私の見立て3点とまとめ
- 次回予約のおすすめは、「文面のうまさ」より「誰に、何回まで送るか」の設計で決まる
- 整体では、効果や回数の断定を避け、「ご都合のよいときに」の距離感を守るほうが長く信頼される
- 「しばらく空けます」への返信の仕方は、次の来店のしやすさに直結する。断られたときの文例を最初に用意しておく
まとめ:①会計時の口頭を一度だけ行い、決まらなかった人にLINEで後から声をかける、②相手の状況(初来店・常連・間隔が空いた)で文面を分ける、③予約済みの人と断った人には送らない、の3点を押さえれば、押しつけにならず予約の取りこぼしを減らせます。
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