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一人が予約枠を何枠も押さえて他の人が取れない|予約の受付制限と枠の分け方で独占を防ぐ手順(サロン・個人レッスン向け)

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水曜の18時台は、毎週いちばん早く埋まる。ところが予約表を開くと、その枠が来週も再来週も、同じお客様の名前で並んでいる。悪気はなく、「毎週通うつもりだから先に押さえておこう」と思っただけ。けれど、まだ一度も入れていない新規の方は、水曜の夜がずっと満席に見えてしまう。人気のサロンや個人レッスンでは、こうした「一人が枠を何枠も押さえてしまう」状態が静かに起きます。

この記事では、エルメ(L Message)の予約機能にある「予約の受付制限」を使って、一人あたりの予約件数に上限をかける考え方と手順を整理します。件数をいくつにするかは機能が教えてくれません。どんな押さえ方が起きているかを先に切り分け、条件別に決める表と、そのまま使える運用ルールまでを書きます。内容は公式マニュアルを取得日2026-10-10に読んだ範囲です。

同じ人が枠を押さえ続ける「4つの押さえ方」を見分ける

「独占」と一言で言っても、起きている中身は違います。上限を設定する前に、自分の予約表で何が起きているかを見ておくと、上限の件数を迷いにくくなります。

この記事の流れ1同じ人が枠を押さえ続ける「4つの押さえ方」を見分ける2受付制限で解ける部分と、人が決める部分3設定の手順:サロン予約とレッスン予約で入口が違う4上限を何件にするか決める判断表と、そのまま使える運用ルール5活用例(架空の設計例)6向かないケースと、確認が必要な点7私の見立て3点と、まとめ
図:この記事の流れ
押さえ方現場で見える様子本人の意図効く手当て
先々まで連続で押さえる同じ曜日・時間が数週間分、同じ名前で並ぶ毎週通うつもりで先取りしている同時に持てる件数に上限をかける。定期枠は別の仕組みで扱う
同じ日に複数枠を取る一日に同じ人が午前と午後など二枠以上別の用事に備えた保険、迷い同時件数の上限、またはコースの組み合わせ側を見直す
入れたまま来ない・直前まで放置当日になって空席が分かる。取り置きのような使われ方都合が付くか分からないので確保キャンセル期限の設定と、直前の確認連絡をセットにする
家族や知人の分をまとめて押さえる同じ名前で複数枠、来店者は別人代理で予約している上限を一律にせず、代理予約の受け方を別に決める
同じ人が枠を押さえ続ける「4つの押さえ方」を見分ける表の見出し:押さえ方先々まで連続で押さえる同じ日に複数枠を取る入れたまま来ない・直前まで放置家族や知人の分をまとめて押さえる
図:同じ人が枠を押さえ続ける「4つの押さえ方」を見分ける

四行目は注意が必要です。上限を一律に下げると、善意で家族分をまとめて取っていた人まで止めてしまいます。上限の数字は、この四つのうちどれが多いかを見て決めるのが順番です。

受付制限で解ける部分と、人が決める部分

公式マニュアルでは、サロン予約に「予約の受付制限」があり、一人のお客様が同時に持てる予約の件数を設定できます。レッスン予約でも、全体設定のオプション設定で同じ顧客が同時に持てる件数を制限できると説明されています。この機能で解けるのは「持てる件数の天井を機械的に決める」ところまでです。

やりたいこと受付制限で対応できるか補足
一人が同時に持つ件数を抑えるできる件数は自分で入力する。何件が適切かは事業ごとに決める
上限に達した人に理由を伝えるできるサロン予約では、受付制限に達したときの案内テキストを任意で入力できる
定期的に通う人の枠を確保するこの機能だけでは足りない定期枠のような仕組みは、読んだ範囲では確認できなかった。運用で決める
入れたまま来ない人を減らす間接的キャンセル期限、リクエスト制(承認制)、リマインドと組み合わせる
管理者が手で入れた予約の件数管理注意レッスン予約の手動登録は受付枠の定員を無視して追加できると説明されている。人が入れる分は人が確認する

一点だけ補足します。サロン予約の上限を1件にすると、既存の予約日が過ぎるまで新しい予約を追加できなくなると公式に書かれています。毎週通ってほしいお客様がいる店では、1件設定は「次の予約は今回の来店のあと」というルールを機械で強制することになります。これが合う店と合わない店があるので、後の判断表で分けます。

設定の手順:サロン予約とレッスン予約で入口が違う

サロン・面談予約の場合

左メニューの「予約管理」から「サロン・面談予約」を選び、「予約管理ページを開く」へ進みます。上部の「予約設定」を開き、「予約・キャンセルのメッセージ・リクエストと締め切り」の中の「予約時の設定をする」を選びます。予約時の各種設定の「オプション設定」を開くと、「予約の受付制限」があります。ここで同時に予約できる件数を選んで入力し、必要なら受付制限に達したときの案内テキストを書きます。

レッスン予約の場合

レッスン予約では、受付枠ごとの定員とは別に、「全体設定」の予約関連の「オプション設定」で、同じ顧客が同時に持てる予約件数を制限します。公式の説明では、別のコースを先に予約されると困る場合の例が挙げられています。さらに、特定のタグを持つ友だちにだけ予約ページを表示しない、という絞り込みもできます。たとえば「初回体験が済んでいない人には中級コースを見せない」といった使い方です。

確認する場所サロン予約レッスン予約
一人あたりの件数予約設定のオプション設定にある予約の受付制限全体設定のオプション設定
上限到達時の案内文入力欄あり(任意)読んだ範囲では専用欄を確認できなかった
枠側の人数(面談・施術の枠の考え方)受付枠ごとに定員を設定
見せる相手の絞り込み—タグを持つ友だちだけ予約ページを非表示にできる

つまずきやすい点

  • 設定を保存したあと、必ず自分のテスト用アカウントで上限までわざと予約し、案内テキストがどう見えるかを確かめる。
  • 上限を1件にしたあとで「次回の予約も取りたい」という声が出たら、2件に変える前に、どの来店パターンが多いかを確認する。
  • 案内テキストは空欄でも動くが、お客様には「なぜ取れないのか」が伝わらない。短くても入れる。

上限を何件にするか決める判断表と、そのまま使える運用ルール

条件別の判断表

当てはまる状況上限の目安の考え方併せて決めること
予約が常に埋まり、新規が取れない苦情がある1件。次の予約は来店後という運用に寄せる来店当日に次回を取る手段を用意する(店頭で手動登録など)
月に数回通う常連が多く、次回予約を先に取りたい2件など、少し余裕を持たせるキャンセル期限を設ける。直前の確認連絡を送る
コースが複数あり、同じ日に組み合わせて取る人がいるコース別に考える。全体上限だけで足りるか試す組み合わせメニューを別コースとして作るか検討する
家族・代理の予約が多い一律に絞らない。代理予約は電話・個別連絡で受ける代理の人の名前と利用者名を分けて残す方法を決める
まだ埋まっておらず、独占は起きていない設定を急がない月に一度、同じ名前が並んでいないか見る日を決める

件数の「正解」は公式にも書かれていません。ここは事業の事情で決める部分で、迷ったら少し緩めに始めて、苦情や空きの出方を見て締める方が、お客様の反発を招きにくいです。

運用ルール案(コピーして使える形)

  • 毎週月曜に、翌々週までの予約表を見て、同じ名前が三枠以上並んでいないか確認する。
  • 上限に達した方から問い合わせが来たら、「次回は今回の来店後に取れます」と、取れるタイミングを必ず添えて返す。
  • 電話・店頭で受けた予約は、その日のうちに予約管理へ手動登録する。手動登録は上限の対象外になりうるので、登録前に件数を目で確認する。
  • 上限を変えたら、変更日と理由を管理メモに残し、一か月後に見直す。
運用ルール案(コピーして使える形)毎週月曜に、翌々週までの予約表を見て、同じ名前が三枠以上並んでいないか確認する上限に達した方から問い合わせが来たら、「次回は今回の来店後に取れます」と、取れるタイミングを必ず添えて返す電話・店頭で受けた予約は、その日のうちに予約管理へ手動登録する上限を変えたら、変更日と理由を管理メモに残し、一か月後に見直す
図:運用ルール案(コピーして使える形)

案内テキストの作例です(作例であり、公式の文言ではありません)。【】は自店の言葉に差し替えてください。

場面案内テキストの作例送る前の確認
上限に達した人が追加予約を試みた現在、ご予約を【1件】お持ちのため、新しいご予約は【ご来店後】にお取りいただけます。変更をご希望の場合は【こちらのトーク】からご連絡ください。「変更はこちら」の連絡先が実際に動いているか
家族分を取りたい人が止まったお一人で複数のご予約が必要な場合は、【トーク】で【ご希望日時とご利用者名】をお知らせください。代理予約を受ける体制があるか

活用例(架空の設計例)

以下は実例ではなく、設計のイメージです。成果の数字は含みません。個人でレッスンを開く人を想定します。

水曜と金曜の夜に各4枠のレッスン枠を持つ、小さなピアノ教室。生徒は常連が中心で、月に3回ほど通う人が多い。ある時期から、人気の水曜夜の枠が「先々まで同じ名前」で埋まり、体験希望の方が取れない状況が出てきた。そこで次のように設計します。

  • レッスン予約の全体設定で、同時に持てる件数を2件にする。
  • 体験レッスンは別コースにして、体験コースの受付枠を水曜夜に必ず1枠残す。
  • タグ「体験済み」を付けた人にだけ通常コースの予約ページを表示し、体験前の方には体験コースだけを見せる。
  • キャンセル期限は「前日まで」とし、前日の夕方にリマインドを配信する。
  • 毎週月曜に、翌々週までの予約表で同じ名前が三枠以上ないかを確認する。

この例では、上限で常連の先取りを抑え、体験枠は別コースで確保し、見せる相手はタグで分けています。上限という一本の機能に頼らず、「枠を別に残す」「見せる相手を絞る」を組み合わせるところが、設計の中心です。

向かないケースと、確認が必要な点

件数で抑えるより、対面や電話のほうがよい場面

  • 高齢のお客様が多く、LINEの予約画面に慣れていない店。上限の案内が伝わらず、かえって混乱するため、電話で受ける導線を残したほうがよい。
  • 結婚式前など、同じ人が何回も連続で通う前提のコース。上限をかけると必要な予約まで止まるため、個別に枠を確保するほうが現実的。
  • ほぼ毎回、決まった人が決まった枠で通う個人レッスン。独占ではなく「固定枠」として扱い、予約システムの外で調整したほうが、お互いに楽。

公式で確認できなかった点(取得日2026-10-10)

項目状況
受付制限が使えるプラン読んだ範囲では記載を確認できなかった。契約前に公式で確認を
件数の数え方(日をまたぐ予約・キャンセル済み予約の扱い)詳細な記載は確認できなかった。テスト予約で挙動を確かめる
レッスン予約で上限到達時の案内文を入れる欄専用欄は確認できなかった
推奨する件数公式には目安の記載なし

関連して、予約枠の重なりを防ぐ設定を中心にしたい方は、予約の二重ブッキングが怖くて予約枠を手で管理している|ダブルブッキング防止をサロン・面談予約の上限設定で見直すも参考になります。また、満席になったあとの案内や空きの出し方は、定員のある少人数レッスンで空き枠を毎回告知している負担の減らし方|残席の見せ方を予約ページ・一斉配信・リッチメニューで分けるで整理しています。キャンセルが出たときの連絡文は、キャンセル待ちが出たときの連絡の文例7つ|レッスン・体験イベント向けの言い回しと使いどころにまとめています。

私の見立て3点と、まとめ1上限は「独占を止める道具」であって、不公平感をなくす道具ではない2最初の設定は1件にするより、少し緩めに始めて様子を見るほうがよい3独占は設定の問題である前に、「定期で通いたい人の受け皿がない」問題であることが多い
図:私の見立て3点と、まとめ

私の見立て3点と、まとめ

  • 上限は「独占を止める道具」であって、不公平感をなくす道具ではない。止められた人の側の体験(案内文、次に取れる時期)まで設計して、はじめて機能すると思う。
  • 最初の設定は1件にするより、少し緩めに始めて様子を見るほうがよい。常連の離脱は、新規が増えるより店にとって重い場合がある。
  • 独占は設定の問題である前に、「定期で通いたい人の受け皿がない」問題であることが多い。受け皿を先に作れば、上限は自然と効く。

まとめます。一人が枠を何枠も押さえてしまう悩みは、四つの押さえ方に分けると手当てが決まります。サロン予約では予約の受付制限、レッスン予約ではオプション設定で、同時に持てる件数に天井をかけられます。件数は事業の事情で決め、案内文と毎週の確認日をセットにして運用してください。

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