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事業が二つあるとき、公式LINEは一つにまとめる?分ける?|分ける前に知っておきたいこと

事業が二つある 公式LINEは分けるか

講座とサロン。物販とコンサル。ひとりで二つ以上の事業をしていると、「公式LINEは、事業ごとに分けたほうがいいのかな」と迷う場面が出てきます。

この記事では、一つにまとめる場合と分ける場合を、公式マニュアルに書かれていることを土台に整理します。正解を一つに決める記事ではなく、決めるときの見方を並べる記事です。
画面の名前や仕様は、2026/10/18に公式マニュアルで確認しています。

先に知っておきたい、公式マニュアルの決まり

まず、判断の材料になる事実です。

  • 一人のユーザーが管理できるアカウントは、100個までと書かれている(権限設定)
  • 1アカウントに登録できるメンバーは、100人まで
  • アカウントを削除すると、元に戻せない。すべての友だちが削除され、新しいアカウントに友だちを引き継ぐことはできない(アカウント設定)
  • ビジネスマネージャーを使うと、オーディエンスや計測タグを、任意のアカウントに共有して利用できる(アカウント設定)
  • 一つのアカウントの中でも、配信先をオーディエンス・過去の配信・属性で絞り込んで配信できる(絞り込み配信)

大事なのは三つ目です。友だちは、アカウントについています。あとから「やっぱり分けたい」「やっぱり一つにしたい」と思っても、友だちを新しいアカウントへ引き継ぐ方法は、公式マニュアルには書かれていません。
だから、友だちが増える前に、方針を決めておく価値があります。

一つにまとめたほうが合いやすい人

次のような方は、一つにまとめる形から考えると、運用が軽くなりやすいです。

  • 二つの事業の、お客様がほぼ同じ人
  • 配信に使える時間が、週に少ししかない
  • 返信や設定の作業を、ひとりで全部やっている
  • 事業の入り口を、まだ一つにしぼれていない

理由はシンプルで、見るべき画面と、直すべき設定が、一つで済むからです。リッチメニュー、あいさつメッセージ、応答メッセージ、ステップ配信も、一つ分で足ります。

ただし、一つにまとめるなら、配信するたびに「この話は、全員に必要か」を考える必要が出ます。ここで使えるのが、絞り込み配信です。

絞り込み配信で、届ける相手を分ける

公式マニュアルによると、絞り込み配信では、配信先をオーディエンス・過去の配信・属性(フィルター)で指定できます。
知っておきたい条件も、書かれています。

  • オーディエンスは、一つのメッセージに10個まで追加できる
  • 属性で絞り込むには、ターゲットリーチ数が100人以上必要
  • 属性(フィルター)を使った絞り込み配信は、推計対象ユーザーが50人以上必要
  • 複数のオーディエンスをかけ合わせる場合は、結果が50人以上必要
  • 属性は、LINEの利用動向から推定した「みなし属性」に基づくため、実際と異なる場合がある
  • 「過去の配信」は、認証済アカウントで使える。配信完了から2週間(336時間)が過ぎると選べなくなる

友だちがまだ少ないうちは、「50人以上」という条件に届かないことがあります。事業ごとの出し分けを、配信の絞り込みだけに頼ろうとすると、始めたばかりの時期は動かしにくいかもしれません。
その場合は、友だち追加の入り口を分けて数えておくと、あとで状況が見えやすくなります。入り口の分け方は、既存の記事が参考になります。
友だちが増えない、案内をどこに置けばよいか分からない|置き場所ごとにQRを分けて2週間見る手順

分けたほうが合いやすい人

次のような方は、分ける形を考える価値があります。

  • 二つの事業で、お客様がまったく違う人
  • 一方の事業の配信が、もう一方のお客様には邪魔になりそう
  • 事業ごとに、窓口を担当する人が違う
  • 事業の名前やイメージを、はっきり分けて見せたい

分けると、お客様から見た「何のアカウントか」は分かりやすくなります。その代わり、画面も設定も、二つ分の手間がかかります。
手間の目安として、公式マニュアルの「各機能の作成上限数」を見ると、ステップ配信は50個まで、自動応答メッセージは1,000個まで、オーディエンスは1,000件までなどと書かれています。ただしこの表は2024年3月の更新で、上限数は予告なく変更になる場合があると、注意書きもあります。実際に作る前に、最新の表を見てください。

決める前に、自分に聞いてみる5つの質問

① 二つの事業のお客様は、同じ人ですか?
同じなら一つ、違うなら分ける方向で考えます。

② 配信は、週に何通まで続けられそうですか?
二つに分けると、配信する文章も二つ分、考える必要が出ます。続けられる量から逆算します。

③ 一つのアカウントに、二つの事業のメニューが並んで、迷わないですか?
リッチメニューに載せられる内容には限りがあります。入り口が迷子にならないかを、スマホの画面で想像してみます。

④ 事業が一つになる、もしくは、やめる可能性はありますか?
やめる可能性があるなら、分けておくと、一方を閉じても、もう一方に影響しません。

⑤ 友だちの引き継ぎができない前提で、それでも分けますか?
一度分けたあとに、まとめ直すのは大変です。

迷ったときは、小さく始める

どうしても決められないときは、まず一つで始めて、数字を見てから決める方法があります。
友だち追加の入り口を事業ごとに分けて、どちらから何人来ているかを見る。ブロックされた数や、クリックされた数も合わせて見る。数字の見方は、こちらの記事に書いています。
友だちは増えたのに予約が入らない|追加・ブロック・クリックの数字で、止まっている場所を探す

構築を頼む場合は、「事業が二つある」ことを、最初の相談で伝えてください。一つにまとめるか分けるかも、一緒に考えてもらえます。
頼む前に整理しておきたいことは、こちらにまとめています。
公式LINEの構築を外注する前に、決めておく5つのこと|依頼先に聞かれる前に整理したい項目

まとめ

  • 友だちは、アカウントについていて、新しいアカウントへ引き継ぐ方法は公式マニュアルに書かれていない
  • 一つにまとめるなら、絞り込み配信で届ける相手を分けられる。ただし、人数の条件がある
  • 分けるなら、画面も設定も、事業の数だけ必要になる
  • 決める前に、お客様・配信の量・入り口・やめる可能性を考える
  • 迷ったら、一つで始めて、入り口ごとの数字を見てから決める

6つの質問に答えるだけで、今の公式LINEの見直しどころが分かります。
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事業が複数ある場合の構成から、一緒に考えたい方は、お気軽にご相談ください。
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書いた人:ふくろう(LINE構築×AI)
LINE公式アカウントの構築・運用を3年、100アカウントほど。AIも使って作りますが、渡したあと、ご自身で触れる形にすることを大事にしています。
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