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結論:専用機能ではなく「タグ」と「ポイント」の組み合わせで作る
エルメ(L Message)の公式マニュアルには、タグ管理カテゴリの配下に「先着プレゼント企画」と「くじ引き」の設定手順が1本ずつあります。先着プレゼントはタグの人数制限、くじ引きはポイント型の友だち情報とパネルボタンが土台です。キャンペーン専用の機能が1つ用意されているわけではなく、既存機能を組み合わせて作る形でした。
一方で、どの料金プランで使えるかは、この2本のマニュアルには記載がありませんでした。始める前に、自分のアカウントの画面で確認しておくと安心です。
設定の流れ
先着プレゼント企画
- 情報管理の「タグ管理」でタグを新規作成します(公式の例は「プレゼント当選者」)。
- タグのアクション設定で、タグが付いたときに自動送信するテキスト(プレゼントのURLなど)を登録します。
- アクションの稼働回数は、公式が先着企画向けに推奨している「一度のみ」にします。
- 「人数制限」に先着人数を入力します(公式の例は10名)。
- 上限に達した後に送るメッセージを設定します。公式の例は「プレゼントの配布は終了しました。」です。
- タグの付与は、1:1チャットのクイック操作で手動で行うか、アンケートフォームの回答時アクションで自動化します。
- フォームの回答ページURLをメッセージ配信で友だちに送ります。
くじ引き
- 当選者用のタグを作り、当選テキストを登録します(稼働回数は一度のみ)。人数制限を「制限する」にして、超過時に動く落選テキストも設定します。
- 友だち情報管理で、情報タイプ「ポイント」の項目を作ります。ポイント到達時アクションとして、公式の例(当選率3分の1)では3ポイントまで作り、1ポイントで当選タグを付与、2・3ポイントで落選テキストを送ります。
- テンプレートで「パネル・ボタン」(スタンダード)を作り、ボタンのエルメアクションに「ポイントを登録する(上書き)」を選んで、ポイントを「ランダム」にします。参加者を把握するためのタグ付けも、あわせて設定できます。
- パネルボタンの「詳細設定」タブで、選択肢のタップ回数を「全体で1回のみ」にし、超過時に送るメッセージを入力します。
- 作成したテンプレートを友だちに送信すると、くじを引けるようになります。
2つの違いを表にまとめます。
| 比較項目 | 先着プレゼント | くじ引き |
|---|---|---|
| 土台になる機能 | タグ(人数制限+アクション) | ポイント型の友だち情報+パネルボタン+タグ |
| 人数の絞り方 | タグの人数制限 | 当選タグの人数制限と、ポイント到達時アクションの対応 |
| 当選後の案内 | タグ追加時アクションのテキスト | 当選用タグのアクションのテキスト |
| 入口 | フォーム回答、またはチャットでの手動付与 | パネルボタンのタップ |
補足として、先着プレゼントのマニュアルでは、アクションの稼働回数に「一度のみ」と「毎回稼働」の2種類があると説明されています。同じ人に同じタグが何度付いても1回しか案内を送りたくない企画では「一度のみ」、繰り返し動かしたい場合だけ「毎回稼働」を選ぶ、という使い分けです。くじ引きのマニュアルでも、同じ人への重複当選を避ける目的で「一度のみ」系の設定が使われていました。
つまずき点
- 終了メッセージを設定しないと、上限を超えた人には何も送られません(先着マニュアルの注意書き)。
- 上限に達するとタグが付与されなくなります。人数のカウント方法や、タグを外したら枠が空くかどうかは記載がなかったため、確認できませんでした。
- タグを外しても、すでに動いたアクションは自動で取り消されません。この仕様はタグ追加時アクションの設定手順とつまずきやすい点でも整理しています。
- くじ引きの回数制限は、本文では1人1回が目的とされている一方、設定項目名は「全体で1回のみ」です。この違いの説明は記載がなかったため、設定後に実際の挙動を画面で確認する必要があります。
- 「ランダム」の抽選方式(均等かどうか)、当選確率やポイント数の上限は、記載がありませんでした。
- 特典をクーポンにする場合の作り方は、くじ引きマニュアルの対象外です。この記事でも扱いません。
無料/有料の目安
先着プレゼントとくじ引きの両マニュアルには、必要なプランの記載がありませんでした。そこで、公式の料金・プラン関連ページで確認できた範囲を目安として載せます。
| 項目 | フリー | スタンダード | プロ |
|---|---|---|---|
| 月額(税込) | 無料 | 10,780円 | 33,000円 |
| 月間配信数 | 1,000通 | 制限なし | 制限なし |
| フォーム作成数 | 3つまで | 制限なし | 今回確認した範囲では記載なし |
同じ公式ページでは、タグ管理はフリープランでも使える機能として挙げられていました。一方、ポイント型の友だち情報やパネルボタンが無料で使えるかは、今回確認した範囲では記載がなく、確認できませんでした。フリープランは月1,000通を超えると配信エラーになり、LINE公式アカウント側の配信料金は別途必要とも書かれています。有料プランに切り替えるタイミングの考え方は、エルメのMCP(AI連携)でできることと有料プランを考えるタイミングの記事も参考になります。
活用例(架空の設計例)
実際の事例ではなく、公式の機能を使った仮の設計例です。成果の数字は載せていません。
例1:先着10名に資料URLを渡す
「資料プレゼント」というアンケートフォームを作り、回答者に「資料プレゼント当選者」タグが付くようにします。タグには、資料のURLを書いたテキストをアクションとして登録し、稼働回数は「一度のみ」、人数制限は10にします。11人目以降には、配布終了を知らせるテキストが送られるよう設定します。フォームのURLはメッセージ配信で友だちに送ります。
例2:3分の1のくじで、限定テキストを案内する
「くじ引き用ポイント」という友だち情報を作り、1ポイントで「くじ当選」タグを付与し、2・3ポイントでは「残念でした」のテキストを送ります。パネルボタン「くじを引く!」にはランダムなポイント登録と、参加者用タグの付与を設定し、タップ回数は「全体で1回のみ」にします。参加者用タグが付くので、後から参加者だけに配信する使い方もできます。入口ごとに流入元を見分ける設計は、QRコードアクション・タグ・クロス分析で流入元を把握する設計の記事で整理しています。
私の見立て(一般論)
- 本番の前に、自分のアカウントで当選と落選の両方を一度ずつ試しておくと、文面や設定漏れに気づきやすくなります。
- 当選者向けより先に、上限超過・落選・回数超過のメッセージを用意しておくほうが、受け取る側の混乱を減らせます。
- 公式に記載のない挙動は、断定せず、画面での確認や公式サポートへの問い合わせで裏を取るのが無難です。
どの見立ても公式に書かれている仕様ではなく、一般的な運用の考え方です。特にキャンペーンは、一度配信してしまうと取り消しにくい性質があるため、公開前の確認に時間を割く価値があります。景品や懸賞に関するルールの判断は、この記事では扱いません。
まとめ
先着プレゼントは「タグ+人数制限」、くじ引きは「ポイント+パネルボタン+タグ」で組み立てます。終了時のメッセージ、回数制限の挙動、プランの対応範囲は、公式に記載がない部分が残るため、本番前に自分のアカウントで確かめてください。
参考にした公式ページ:エルメ公式マニュアルの「エルメで先着プレゼント企画を行う方法」「エルメでくじ引きを作成する方法」「L Message(エルメ)のタグ管理 操作マニュアル」、および公式メディア記事とプラン・支払いのマニュアルです。
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