※この記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。
LINE公式アカウントを運用していて、「今月はあと何通送れるのか」「吹き出しを増やすと通数も増えるのか」「Replyなら無料と聞いたけれど本当か」と迷ったことはないでしょうか。この記事では、LINE公式アカウントのメッセージ数(配信数)の数え方を、Push・Reply・吹き出し・人数の4つの軸で整理し、月の通数を超えないための考え方をまとめます。後半では、手段の一つとしてエルメ(L Message)の配信数の仕組みにも触れます。
取得日は2026年10月8日です。LINE側の記述はLINEヤフー for Businessの公式ページ、エルメ側の記述はエルメの公式マニュアルと公式メディアだけを根拠にしています。プランの通数や金額は改定される可能性があるため、実際の契約前に必ず最新の公式ページをご確認ください。
結論:数え方は「回数×人数」、超えない鍵はPushの設計
- LINE公式アカウントの通数は、基本的に「メッセージを送った回数」×「送った友だちの数」で計算されます。
- こちらから能動的に送るPush(一斉配信・ステップ配信など)が通数に数えられ、ユーザーの操作に応答するReplyは数えられません。
- 吹き出しの扱いは、LINE公式の料金ページと、エルメの公式マニュアルで説明の粒度が異なります。どちらも読み、疑問が残る点は公式で確認するのが安全です。
- 超えないためには、「誰に」「何回」送るかを先に決め、全員配信を減らして絞り込みとReplyの仕組みを使うのが基本です。
LINE公式アカウントのメッセージ数の数え方
Pushとして数えられるもの、数えられないもの
LINEヤフー for Businessの料金プランのページ(2026年10月8日取得)では、通数に数えられるものとして、メッセージ配信(絞り込み配信・ステップ配信を含む)と、Messaging APIのPush・Multicast・Broadcast・Narrowcastが挙げられています。一方、数えられないものとして、LINEチャットでのやり取り、応答メッセージ、あいさつメッセージ、Messaging APIのReplyが挙げられています。
つまり、「友だちが何かアクションをしたことへの返事」は通数を消費せず、「こちらから送る配信」は消費する、と整理できます。
吹き出しの数え方
ここは混乱しやすい部分です。LINE公式の料金ページでは、1回の配信で送れる吹き出しは最大3つと説明され、通数は回数×人数で計算するとされています。私が確認できたLINE公式のページには、「吹き出し○つで1通」といった換算ルールの記載は見当たりませんでした。
一方、エルメの公式マニュアルでは、LINE公式アカウント配信数について「吹き出しは5つで1通として換算する」と説明されています。例えば100人に計6吹き出しを送ると、2通×100人で200通になるという例です。この換算はLINE公式側の該当ページでは確認できていません。吹き出しを多く含む配信を計画する場合は、LINE Official Account Managerの利用状況ダッシュボードで実際の消費を見て確かめるのが確実です。
人数の数え方:ブロックした人は届かない
通数は送った友だちの人数に比例します。LINE公式のプランのページでは、ブロックしている友だちにはメッセージが届かないため、料金シミュレーションの結果は概算である、と注記されています。友だち数が増えるほど、同じ配信でも通数が増える点を見積もりに入れておきましょう。
LINE公式の料金プランと無料メッセージ数(2026年10月8日取得)
LINEヤフー for Businessの料金プランのページで確認できた内容は次のとおりです。追加メッセージ料金は2026年10月1日に改定された旨の記載があり、今後も変わる可能性があります。
| プラン | 月額固定費 | 無料メッセージ | 追加メッセージ |
|---|---|---|---|
| コミュニケーションプラン | 0円 | 200通 | 不可 |
| ライトプラン | 5,000円(税別) | 5,000通 | 不可 |
| スタンダードプラン | 15,000円(税別) | 30,000通 | 従量課金(約3円/通(税別)から) |
なお、スタンダードプランの追加メッセージ単価は配信数によって段階的に変わるとされていますが、段階ごとの単価は私が確認できた範囲ではテキストで読み取れませんでした。そのため、段階別の単価は載せません。同ページでは、プランによる機能差はなく、違いは無料メッセージ数と追加メッセージの可否だとされています。
エルメの配信数は2種類ある
エルメ(L Message)は、LINE公式アカウントに足りない機能を補う拡張ツールです。エルメの公式マニュアルによると、エルメはLINE公式アカウントのシステムを使って友だちにメッセージを届けるため、エルメとLINE公式アカウントの利用料金は別々に発生します。そして配信数も、エルメ側で数える「エルメ配信数」と、LINE側で数える「LINE公式アカウント配信数」の2種類に分かれます。
| 項目 | エルメ配信数 | LINE公式アカウント配信数 |
|---|---|---|
| 適用される料金 | エルメの料金 | LINE公式アカウントの料金 |
| Push/Replyの区別 | 区別なし | Pushはカウント、Replyはカウントなし |
| 吹き出しの扱い | 一度に送る場合は吹き出し数に関係なく1通(100人に6吹き出しなら100通) | 5吹き出しで1通として換算(100人に6吹き出しなら200通) |
| 上限の例 | フリープランは月1,000通まで、スタンダード・プロは無制限 | 契約しているLINE公式アカウントのプランによる |
| リセット日 | 毎月1日 | 毎月1日 |
同じマニュアルでは、Replyの例として友だち追加時メッセージ・自動応答・リッチメニューのタップ時アクションが、Pushの例として一斉配信・ステップ配信・1:1チャット・リマインドが挙がっています。また、Replyで一度に6吹き出し以上を送ると、6つ目以降はPush扱いでカウントされる点も注意事項として書かれています。さらに、LINE公式アカウント配信数が上限に達するとPushは送れなくなりますが、Replyは送れます。
確認方法も押さえておきましょう。エルメのマイページの「配信数サマリー」で両方の配信数を見られますが、LINE公式アカウント側の数値は翌日深夜に1日1回の更新です。LINE Official Account Managerのダッシュボードも通常は毎朝更新でリアルタイムではないため、表示上は余裕があっても実際には上限を超えていて配信エラーになることがある、とエルメのマニュアルは注意しています。
フリープランの制限そのものはエルメのフリープランの制限一覧|どこから有料にする?で、絞り込み配信と月の配信数の数え方の手順はエルメで絞り込み配信をする手順と月の配信数の数え方でまとめています。
見積もりの考え方(試算例)
ここからは試算例です。実際の友だち数や配信回数ではなく、考え方を示すための仮の数字を使います。計算は上で整理した「回数×人数」を基本にし、吹き出しは1回あたり5つ以内に収める前提で、換算の影響を考えないものとします。
- 試算例A:友だち1,000人に月4回配信すると、1,000×4=4,000通です。無料メッセージが200通のコミュニケーションプランでは足りず、5,000通のライトプランなら収まる計算になります。
- 試算例B:友だち3,000人に月3回配信すると、3,000×3=9,000通です。ライトプランの5,000通を超えるため、30,000通のスタンダードプランが候補になります。
- 試算例C:試算例Bのうち、2回を1,200人だけに絞って配信すると、3,000+1,200×2=5,400通です。ライトプランの5,000通をわずかに超えるので、さらに1回分の対象を絞るか、回数を見直す余地があります。
エルメ側の見方も同じです。試算例Aの4,000通は、エルメのフリープランの月1,000通を超えるため、エルメの有料プランが必要になる水準です(エルメ配信数も、送った人数分で数えます)。
月の通数を超えないための設計
- 全員配信を減らし、絞り込む:通数は人数に比例するので、関係のある人だけに送れば消費は小さくなります。エルメのメッセージ配信は、タグやシナリオの読了状況などで配信先を絞り込め、配信画面に配信予定数が表示されます(予約配信では配信時点の条件で再判定されます)。
- Replyで済む導線を作る:自動応答やリッチメニューのタップ時の返信は、Reply扱いで通数に数えられません。よくある質問は「送る」より「聞かれたら返す」設計にすると、通数を節約できます。
- 月初に上限から逆算して計画する:「最大の人数×回数」を先に出し、上限の8割程度を目安に配信カレンダーを組むと、月末に慌てません。ダッシュボードの更新遅れがあるため、余裕を残す意味もあります。
- ステップ配信は通数の積み上げになる:ステップ配信もPushとして数えられます。新規登録が多い月ほど通数が増えるので、エルメのステップ配信の組み方と、無料プランで気をつける点も合わせて確認してください。
活用例(架空の設計例)
実際の事例ではなく、公式の機能を使った仮の設計例です。成果の数字は載せていません。
設計例1:少人数アカウントで、全員配信を月2回に抑える
友だちが数百人のアカウントを想定します。お知らせは月2回の全員配信にとどめ、それ以外の問い合わせはリッチメニューと自動応答(Reply扱い)で受けます。興味のあるテーマをタグで分けておき、特定のテーマの案内はそのタグの人だけに絞り込んで配信します。試算例として、400人に全員配信を2回なら800通で、コミュニケーションプランの200通は超えますが、ライトプランの5,000通には余裕がある計算です。
設計例2:講座の案内を、申込状況で出し分ける
講座の案内を想定します。申込済みの人にはタグを付け、未申込の人にだけ案内を再送し、申込済みの人にはリマインドだけを送ります。配信先を絞り込めば、同じ回数でも人数が減るため、通数を抑えられます。試算例として、2,000人のうち未申込が1,200人なら、再送は1,200通で済み、全員配信の2,000通より少なくなります。
私の見立て(一般論として)
- 通数の悩みは、プランを上げる前に「誰に送るか」を見直すだけで軽くなることが多いと考えています。
- 公式ページの説明と、ツール側のマニュアルで表現が異なる部分は、自分のアカウントのダッシュボードで実測して確かめるのが確実です。
- 通数の管理は、一度設計すれば終わりではなく、友だち数の変化に合わせて月ごとに見直すものだと考えています。
まとめ
LINE公式アカウントの通数は「回数×人数」が基本で、Pushは数えられ、Replyは数えられません。吹き出しの換算はLINE公式のページと、エルメのマニュアルで説明が異なるため、ダッシュボードでの実測が安心です。エルメを使う場合は、エルメ配信数とLINE公式アカウント配信数の2種類を別々に見ます。まず自分のアカウントで「友だち数×月の配信回数」を試算し、絞り込みとReplyを組み込んだ配信カレンダーを作るところから始めてみてください。
エルメの全体像はエルメ(L Message)とは?料金・できること・向いていない人まで公式情報で整理、個人で小さく始める場合は個人事業主・フリーランスがエルメをフリープランで始める設計が参考になります。
参考にした公式ページ(2026年10月8日取得):LINEヤフー for Business「料金プラン」「分析 – メッセージ配信」、エルメ公式マニュアル「配信数」「メッセージ配信」、エルメ公式メディアほか。
LINEで業務の手間を減らしたい場合は、構築代行のご案内(30万円〜・税別)もあります。