LINE

オンライン講座・セミナー主催者のLINE連絡を整える|申込から視聴案内・アーカイブ連絡・修了後のフォロー

広告(アフィリエイトリンク)を含みます

オンライン講座やセミナーの主催では、「申し込みを受ける」ところよりも、その後の連絡で手が止まることがよくあります。視聴URLをいつ誰に送るか、入れないと言われたときにどう答えるか、アーカイブをいつまで見られるとどう伝えるか、終わったあとのアンケートや次回のご案内をどう扱うか。一つひとつは小さな連絡ですが、数が増えると送り漏れや宛先違いが起きやすくなります。

この記事は、LINE公式アカウントとエルメ(L Message)を使って、申込後から修了後までの連絡を「受講者の動き」に沿って整える方法を、公式情報の範囲でまとめたものです。申込の受付と名簿づくりの整理は講座・イベントの申込管理が手作業で回らないときの整理法|受付から連絡までの流れと、LINE公式アカウント+エルメのフォーム・タグ・リマインドが向く条件で扱っているので、ここでは申込が済んだ後、つまり「視聴案内・アーカイブ・修了後」に焦点を当てます。目的は主催者の手間と漏れを減らすことで、集客や成果を約束するものではありません。

この記事の流れ1受講者の動きを時系列で書き出す2申込後〜当日3アーカイブ連絡4修了後のフォローと、通数の見積もり5活用例6私の見立て
この記事の流れ

受講者の動きを時系列で書き出す

連絡の設計は、主催者の都合ではなく受講者の疑問の順番で組むと迷いません。まず、申込から修了までに受講者が何を知りたくなるかを書き出します。次の表は、よくある流れの例です。自分の講座に合わせて行を入れ替えてください。

時期受講者が思うこと主催者がする連絡起きやすい落とし穴
申込直後ちゃんと申し込めた?受付完了のお知らせ、開催日時と視聴方法の概要URLを最初から全部書き、あとで変更になって混乱する
開催の前日いつ、どこから入る?日時の再掲、視聴URL、入室前の準備前日に送り忘れる、複数回開催で日付を取り違える
当日の直前もうすぐだ。入れるか不安入室方法だけの短い案内情報を盛りすぎて肝心のURLが埋もれる
開催中・直後音が出ない、入れない1:1チャットで個別対応、定型の回答対応者が決まっておらず、返信が重複・漏れる
終了後〜数日見逃した、もう一度見たいアーカイブの案内と視聴期限欠席者と出席者に同じ文面を送ってしまう
修了後次はどうなる?感想を伝えたいアンケート、資料、次回開催の案内未回答者への催促が全員宛になる

この表の右端が、あなたの運営で実際に起きていることと一致しているかを見てください。一致している行が、最初に仕組み化する候補です。

申込後〜当日:視聴案内を「出し過ぎない」

申込直後の自動応答は概要だけにする

申込直後に視聴URLまで送ると、あとで変更が出たときに古いURLが受講者の手元に残ります。私は、申込直後は「受付のお知らせ」と「前日にあらためて視聴案内を送る」旨だけを返し、URLは前日以降に出す形をおすすめしています。会議ツールやライブ配信の種類は人によって違うため、このブログではそれらの設定には触れません。公式のマニュアルの予約管理カテゴリにも、オンライン会議サービスとの連携を扱う記事は、私が確認した範囲では見当たりませんでした。接続の手順は、お使いのサービスの公式情報で確認してください。

リマインドは「開催日」を基準に作る

エルメのリマインド配信は、開催日などの「リマインド終了日」を基準に、あらかじめ作ったメッセージを配信する仕組みです。友だちごとに配信が始まる時点が違っても、同じ終了日に向けて配信できます。作っておけば、終了日を変えて別の回にも使い回せる点は、同じ内容を繰り返す連続講座と相性が良いと感じます。

  • 前日の指定時刻:視聴URL、日時、準備物
  • 終了◯時間◯分前:入室方法だけの短い案内(公式では23時間59分前までが上限)
  • 予約と連動させる場合は、予約枠(開催回)ごとに終了日を設定できる

公式のよくある質問には、届かない原因の例も書かれています。同じ条件のリマインドは1回しか配信されないこと、配信日時をすでに過ぎていると配信されないこと、予約をキャンセルした人には配信されないこと、終了日より後に予約した人には配信されないこと、などです。直前に申し込んだ人は前日分が飛ぶ、という点を見落としやすいので、「直前申込者への即時案内」を別に用意しておくと安心です。

当日の「入れない」への備え

当日の問い合わせは、短時間に集中します。ここで効くのは文面の工夫より、対応の分担です。1:1チャットは複数人で対応する場合に決めごとが必要になる機能で、考え方はLINE公式アカウントのメッセージ数の数え方と、超えないための考え方|吹き出し・Push・Replyの違いの通数の考え方とあわせて押さえておくと、返信が増えたときの通数の見通しも立てやすくなります。

  • 返信の担当を当日の朝に1人決める(誰が見るかを曖昧にしない)
  • よくある3パターン(音が出ない・URLが開かない・入室待ちが終わらない)の定型文を用意
  • 「当日の連絡先はこのLINEです」と前日案内に一文入れる
  • 開始10分前〜開始後15分は、他の連絡業務を入れない

アーカイブ連絡:期限と対象者を先に決める

アーカイブの案内は、「いつまで」「誰に」「どこで」の3点が抜けると問い合わせが増えます。さらに、出席者と欠席者で最適な文面が違います。出席者には「見返したい場合の案内」、欠席者には「視聴できるのでご覧ください」という内容です。

対象者を分けるルール案

受講者の状態送る内容注意すること
出席したアーカイブの公開期間と見返し方の案内期限を過ぎた場合の扱いも一文で伝える
欠席した(申込済み)アーカイブの視聴方法と期限、質問の受付方法出席者に送る文面と混ぜない
申込せず友だちのみ送らないアーカイブは申込者向けと明記
期限が近い期限の前日に1通だけ何度も追いかけない

出席か欠席かの区別は、あとから人の手で全員に付け直すのは大変です。開催時に出席確認のアンケートやフォーム回答を取り、そこにタグをつける形にしておくと、絞り込みが楽になります。エルメにはタグ追加時にアクションを動かす機能も用意されています。

期限の書き方と権利面

「◯月◯日 23:59まで」のように、日付と時刻を明記します。「約1週間」などの曖昧な書き方は、受講者ごとに解釈が分かれます。録画の公開や再配布の可否、受講者の発言・画面の扱いは、契約や規約、権利に関わります。このブログは法律の判断をしないため、一般論として、事前に参加規約へ記載し、各自で専門家や公式情報に確認することをおすすめします。

修了後のフォローと、通数の見積もり

アンケートと資料:未回答者にだけ催促する

修了後の連絡は、アンケート、資料送付、次回開催のご案内の3つに分けると整理できます。特にアンケートは、全員に催促するのではなく未回答者にだけ送ると、受講者の負担も通数も抑えられます。公式の案内では、フォームの回答済みと未回答を区別して配信する方法や、未回答者へ自動でリマインドする方法が用意されています。設計の考え方はエルメで未回答者にリマインドを送る設計|フォーム未回答と開催前を公式範囲で整理で詳しく書いています。

次回開催のご案内は、全員ではなく「案内を希望した人」に限るほうが、受講者にとっても押しつけに感じにくいでしょう。修了時のアンケートに「次回のご案内を受け取るか」を1問入れておき、その回答をタグにするのが運用しやすい方法です。

通数とプランを数字で見積もる(取得日:2026-10-09)

連絡を増やすと、通数が足りなくなる可能性があります。ここでは自分の講座の数字を使った計算式で見積もります。エルメの配信数と、LINE公式アカウント側の通数は別なので、両方で確認します。

項目計算の考え方確認すべき点
1回の開催で送る通数受講者数 ×(申込後1通+前日1通+直前1通+アーカイブ1通+アンケート1通+催促0〜1通)メッセージの吹き出し数の数え方は公式で確認
エルメ側の上限フリーは月1,000通、有料は無制限(公式トップの記載)配信数が無制限になるのはエルメ側のみ
LINE公式アカウント側の上限コミュニケーション200通/ライト5,000通/スタンダード30,000通(公式ページ記載、月額は0円/5,000円/15,000円・税別)2026年10月1日に追加メッセージ料金の改定の記載あり。現行の条件は公式で確認
リマインドの扱いリマインド配信もLINE公式アカウントの通数にカウントされる(公式FAQ)回数を増やすとその分通数も増える

たとえば受講者が100人で、1回の開催で6通を送る場合、その月の延べ通数は単純計算で600通になります。これは数式の例であって実績ではありません。LINE公式アカウントのコミュニケーションプランの無料枠は200通のため、受講者が多い講座では、その上の通数枠のプランを検討する材料になります。プラン変更には費用が発生するため、ご自身の数字で判断してください。

エルメのフリープランは、条件分岐やアクションスケジュールが使えないと公式トップに記載されています。有料プランへ上げた後に無料へ戻す「ダウングレード」はできず、解約して接続を解除し、再接続する形になりデータが削除されるとの記載を、公式の案内で確認しました。有料に上げる前に、必要な機能を整理しておくと安心です。

活用例(架空の設計例)

以下は実在の事例ではなく、考え方を示すための架空の設計例です。成果の数字は載せません。

想定:月に1回、オンラインでセミナーを開催する1人運営の主催者。申込はフォームで受け、開催日の前日に視聴案内を送り、終了後は出席者と欠席者で案内を分けたい。

  • 申込直後:受付のお知らせと「前日にあらためて視聴案内を送ります」の一文だけ
  • 前日:リマインドで視聴URL、日時、準備物を1通
  • 直前申込者:前日分が届かないため、申込時に即時案内を1通別に用意
  • 開催直後:出席確認のフォームを案内し、回答でタグ「出席」を付与
  • 翌日:「出席」タグの人にはアーカイブの見返し案内、それ以外の申込者には視聴案内を送る
  • 期限の前日:アーカイブ視聴期限のお知らせを1通だけ
  • 修了後:アンケートの未回答者にだけ、2日後に1通の催促

この設計は連絡の通数が増えにくい形にしてあります。実際の運用では、回数を増やしすぎないこと、同じ文面を何度も繰り返さないことが重要です。

私の見立て ― 3つのポイント1視聴案内は「小分けにして遅く出す」2アーカイブは期限と対象者を先に決める3通数は感覚ではなく式で見積もる
私の見立ての要点

私の見立て

  • 視聴案内は「小分けにして遅く出す」。申込直後に全情報を出すと、変更時の訂正が増えます。前日と直前の2回に絞るのが、主催者にも受講者にも負担が少ないと考えています。
  • アーカイブは期限と対象者を先に決める。運営が楽になるのは、文面のうまさより「誰に何をいつまで」を最初に決めたときです。
  • 通数は感覚ではなく式で見積もる。受講者数と回数を掛けるだけで、プラン選びの根拠になります。

まとめ

オンライン講座・セミナーの連絡は、受講者の疑問の順番(申込直後、前日、当日、終了後、修了後)に沿って並べ、各場面で「何を、誰に、いつ送るか」を決めることで整います。エルメでは、リマインド配信で開催日基準の案内を作り、フォームとタグで出席・未回答を分け、1:1チャットで当日の問い合わせに対応できます。ただし、リマインド機能の対象プランや上限は公式で確認できなかった部分があります。取得日(2026-10-09)時点の情報として、契約前に公式で最新の内容を確認してください。

構築代行のご案内(30万円〜・税別)

「自分の講座に合わせて案内の流れを設計してほしい」「フォームやタグ、リマインドの設定を任せたい」という場合は、構築代行も承っています。30万円〜(税別)で、運営の流れのヒアリングから設計・設定までを行います。詳しくは構築代行のご案内ページをご覧ください。