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ブロックされた・友だちが減ったときの考え方|公式で言えること・言えないことと、見直す順番

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友だちの人数が前の週より減っていると、数字を見た瞬間に気持ちが沈みます。「何か悪いことをしたのでは」「配信しすぎたのか」と原因探しを始めたくなりますが、LINE公式アカウントの画面から分かる範囲は、実は意外に限られています。この記事では、LINE公式の情報で言えること・言えないことを先に仕分けしたうえで、落ち着いて見直すための順番を、チェックリストと記録表つきで整理します。ブロックされた理由を推測したり、「これをすれば減りません」と断定したりする内容は書きません。

情報の取得日は2026年10月9日です。画面の名称や仕様は変わることがあるため、実際の操作の前に、LINEヤフー for Business の公式マニュアルで最新の表示を確認してください。

この記事の流れ1最初に押さえる2公式の情報で言えること・言えないこと3見直す順番4やってしまいがちな言い方と、言い換えの例5活用例6私の見立て
この記事の流れ

最初に押さえる:「減った」は何の数字が動いたのか

「友だちが減った」という言い方には、少なくとも3種類の数字が混ざりがちです。ひとつめは、友だち数そのものの増減。ふたつめは、ブロック数。みっつめは、メッセージを実際に受け取れる人の数の目安です。この3つは同じ動きをするとは限りません。たとえば、友だち追加が一気に増えた日があれば、ブロックが増えていても友だち数は増えて見えます。逆に、追加が少ない時期は、同じ数のブロックでも「減った」という印象が強く出ます。

LINEヤフー for Business の分析マニュアルによると、アカウントトップの「分析」タブから、日々の友だち追加数やブロック数などを確認できます。概要画面は初期状態で直近7日間が表示され、期間は最大397日前まで遡って選べるとされています。まず、見ている期間が何日分なのかを揃えることが、最初の一歩です。先週と今週を比べているのか、先月と今月なのかで、受ける印象はまったく変わります。

数字を見る前に、紙でもメモでもよいので、次の3点を書き出してください。「どの期間を」「どの指標で」「何と比べて」減ったと感じたのか。ここが曖昧なまま対策を考えると、実際には動いていない数字を直そうとしてしまいます。

公式の情報で言えること・言えないこと

次の表は、公式マニュアルやFAQで確認できた範囲と、確認できなかった範囲を分けたものです。「確認できませんでした」と書いた部分は、私の推測を足さずにそのままにしています。

論点公式で確認できた内容公式で確認できなかった内容
ブロック数の確認場所分析画面で、日々の友だち追加数やブロック数を確認できる。ブロックした人が誰かを一覧で示す機能は、LINE公式アカウント標準の分析マニュアルでは確認できませんでした。
ブロックの数え方(友だち経路の画面)経路の画面では、ブロック数は選択期間中のブロック数と説明され、期間内に追加された人に限らない。友だち期間が90日を超えてからのブロックは「その他」に入る。ターゲットリーチの定義は、該当ページに記載がありませんでした。
経路別の表示経路・流入元は、期間内に追加またはブロックが20以上ある場合に個別表示され、それ未満は「その他」にまとまる。絞り込んだ結果は50単位の概算で表示される。20未満の経路について、細かい内訳を見る方法は確認できませんでした。
ブロックされた理由公式の分析画面やFAQに、理由を示す項目は見当たらない。ブロックの理由は公式で確認できませんでした。理由の推測はこの記事では行いません。
ブロックされた相手への送信Messaging APIの公式FAQによると、ブロックされたユーザーIDを指定してもエラーにはならずステータス200が返るが、メッセージは届かない。届かない宛先は通数にカウントされない。画面操作(管理画面・エルメ)での一斉配信時の細かな挙動は、エルメの配信マニュアルに記載が見当たりませんでした。
公式アカウント側からのブロック友だち追加しているユーザーを、LINE公式アカウント側からブロックすることはできない。—
判別の仕組み(API)友だちかどうかは、Webhookのフォローイベントとフォロー解除イベントで把握できるとされている。友だちかどうかを直接確認するエンドポイントはない。ブロックがフォロー解除イベントを発生させるかは、FAQに明記がありませんでした。
表で整理する項目ブロック数の確認場所ブロックの数え方(友だち経路の画面)経路別の表示ブロックされた理由ブロックされた相手への送信
表で整理する項目

この表のとおり、「いつ・どれだけ」は分かっても、「なぜ」は公式の情報からは言えません。ここを混ぜると、社内でもお客様への報告でも、根拠のない説明になってしまいます。

ブロック数の説明が、情報源によって少し違う点

エルメの公式メディア記事には、分析画面の「ブロック」を「現在ブロックされている数で、解除されると減る」という趣旨で説明している箇所があります。一方、LINEヤフー for Business の友だち分析マニュアルでは、友だち経路の画面で、ブロック数は「選択期間中のブロック数です」と書かれています。画面や指標によって数え方が異なるのか、説明の粒度の違いなのかは、公式で確認できませんでした。そのため、数字を報告するときは「どの画面の、どの期間の、どの指標か」を必ず添えるのが安全です。

なお、属性(性別・年齢・地域)などのデータは、反映まで約3日の遅れがあるとマニュアルに書かれています。直近の数字は後から変わる可能性があります。当日の夜に慌てて結論を出さず、数日おいて見直すことをおすすめします。

見直す順番:5つのステップ

ここからは、数字が気になったときの見直しの順番です。大事なのは、「原因を当てる」のではなく、「変えたことと数字の動きを並べて、仮説を立てる」ところまでにとどめることです。仮説は仮説のまま扱い、確かめられるときだけ小さく試します。

  1. 数字の定義と期間を揃える。分析画面で、直近7日、30日、90日など複数の期間を見比べます。短い期間の上下だけで判断しないためです。
  2. 追加が減ったのか、ブロックが増えたのかを分ける。友だち追加数とブロック数を別々に見ます。追加が細っているだけなら、見直す場所は入口(QRコードやURLの置き場所)です。
  3. 日付で区切って、その前後に自分が何をしたかを並べる。配信、リッチメニューの変更、あいさつメッセージの変更、広告や告知の開始など、記録に残っているものを日付順に書き出します。
  4. 配信の設計を点検する。頻度、時間帯、内容の種類、宛先の絞り込みを、手元の配信履歴で確認します。誰にでも同じ内容を送っていないかも見ます。
  5. 入口の設計を点検する。どの導線から来た人なのか、来たときに最初に見るメッセージは何か、約束した内容と配信内容がずれていないかを見ます。

ステップ3と4は、日常の配信を記録していないと実行できません。記録がない場合は、今日から記録を始めることが「見直し」の第一歩になります。

ステップ1・2のコツ:数字を切り分ける

友だち追加経路の画面で経路別に見られる場合は、追加が多い入口と、ブロックが多い入口を並べてみてください。ただし先ほどの表のとおり、20件に満たない経路は「その他」にまとまり、日別の折れ線も、20件以上ある日だけ値が表示されます。件数の少ないアカウントでは、細かく見ようとしても数字が出ないことがあります。その場合は、期間を長くして傾向を見るほうが現実的です。入口ごとの数え方については、LINE公式アカウントの友だち追加の入口の作り方|QRコード・URLの置き場所と、どこから来たかを分けて数える方法で、考え方を整理しています。

エルメを併用している場合は、流入経路の分析機能で、どこから来た友だちかを分けて見ることもできます。こちらはエルメの流入経路分析とクロス分析|どこから友だちが来たかを見る設計で設計のポイントを書いています。ただし、これらは「入口ごとの傾向」を見るための道具で、ブロックの理由を教えてくれるものではない点は変わりません。

ステップ4のコツ:通数と宛先を同時に見る

配信の見直しでは、内容だけでなく通数も同時に確認します。メッセージの数え方(吹き出し・Push・Replyの違い)は、LINE公式アカウントのメッセージ数の数え方と、超えないための考え方|吹き出し・Push・Replyの違いに整理しています。公式のTipsによると、メッセージの通数は「送信リクエスト×宛先」で数え、実際には届かない宛先は通数に含まれないと説明されています。なお、画面操作での一斉配信における挙動は、公式で確認できませんでした。

記録の取り方:見直し用の1枚シート

見直しを一度きりで終わらせないために、月に一度、同じ形式で記録しておく方法をおすすめします。次の表は、スプレッドシートにそのまま写せる項目の例です。数字そのものよりも、「何を変えたか」の列が後で役に立ちます。

記録する項目書く内容の例注意点
期間2026年10月1日〜10月31日など、開始日と終了日前月と同じ長さで比べる。
友だち追加数分析画面の数字を転記画面名と取得日も添える。
ブロック数分析画面の数字を転記どの画面・どの指標か(期間内か現在値か)を書く。
この期間に変えたこと配信の頻度、リッチメニュー、あいさつ文、告知の開始など変えていなければ「なし」と書く。
確認できないことブロックの理由、ブロックした個人など空欄にせず「公式で確認できない」と書く。
次の月に試す小さな変更1つだけ複数同時に変えると何が効いたか分からなくなる。

「確認できないこと」の欄を設けているのは、後から見返したときに、推測が事実のように記録されてしまうのを防ぐためです。担当者が替わっても、判断の線引きが残ります。

やってしまいがちな言い方と、言い換えの例

構築や運用を請け負っている方は、お客様から「なんで減ったんですか」と聞かれる場面があるはずです。そのとき、確認できないことを断定してしまうと、後でお客様との信頼を損ねます。次のように言い換えると、事実と仮説が分かれます。

  • 「配信が多すぎたから減りました」→「この期間に配信頻度を上げています。ブロックの理由は分析画面から分からないため、頻度を1回分戻して数字を見てみましょう」
  • 「この方法なら減りません」→「減る数をゼロにする方法は、公式の情報では確認できませんでした。減り方を把握して、設計を一つずつ見直せます」
  • 「あの人がブロックしました」→「特定は難しいです。チャット上の表示名が『Unknown』になる例もありますが、アカウントを削除した場合にも出るため、ブロックとは限りません」
  • 「友だちが減って売上が落ちます」→「友だち数と業務の関係は、アカウントごとに違います。まず連絡の抜け漏れが出ていないかを見ましょう」

特に3つめは注意が必要です。エルメの公式メディアにも、基本的に特定は難しいと説明があります。個人の特定を試みること自体が、運用の目的(連絡の手間やミスを減らすこと)から外れてしまいます。

エルメでできること、確認できなかったこと

エルメの公式メディア記事には、エルメでブロックしたユーザーの一覧を確認でき、友だちの削除もできる、という趣旨の説明があります。一方で、エルメの配信マニュアルには、ブロック済みの友だちを一斉配信でどう扱うかの記載が見当たりませんでした。ブロック済み友だちの表示方法や、配信数の表示との関係は、公式で確認できませんでしたので、実際のアカウントで画面を見て確かめる必要があります。

エルメのプランについても、取得日2026年10月9日時点の公式表示を書いておきます。フリープランは月額0円、スタンダードは10,780円(税込)、プロは33,000円(税込)です。フリープランはエルメ月間配信数が1,000通までで、フォームは3つ、リッチメニューは2つ、チャット履歴の閲覧・検索期間は180日間までです。ダウングレードについては、エルメのフリープランの制限一覧|どこから有料にする?【2026年9月更新】(当ブログの別記事)も併せて確認してください。契約前に、必ず公式ページで最新の内容を確かめてください。

なお、この記事でいう「見直し」は、すべて無料プランの範囲でも始められます。分析画面の確認と記録表の作成は、LINE公式アカウント側の機能だけで足ります。エルメを入れるかどうかは、記録を続けて「タグや流入経路で分けたい」と感じてから考えても遅くありません。

活用例(架空の設計例)

以下は、実在のアカウントの事例ではなく、考え方を伝えるための架空の設計例です。成果を示す数字は含みません。

設定:小さな教室を運営する架空のA教室。友だちの人数が先月より少なく見え、運営担当が焦っている。分析画面は見ているが、期間も指標もまちまち。

  1. 運営担当が、見る期間を30日に揃え、追加数とブロック数を別の列に書き出す。
  2. 記録表の「この期間に変えたこと」に、リッチメニューの差し替え日と、配信が増えた週を書く。
  3. 追加が少ない週と、告知を出していなかった週が重なっていることに気づく。これは仮説であり、理由は断定しない。
  4. 翌月は、入口(教室内のQRコードの置き場所)だけを1か所見直し、配信の頻度は変えない。
  5. 次の月の記録で、入口を変えた前後の追加数を並べて見る。ブロックの理由は「公式では確認できない」と記録欄に残す。

この例のポイントは、変えるものを1つに絞ることと、分からないことを分からないと書き残すことです。数字が動いたかどうかに一喜一憂せず、運用の手順を整えることに重心を置いています。

私の見立て ― 3つのポイント1「なぜ」を追いかけるより、「いつ」「どの入口で」を記録するほうが、現実的に役立つと考えています2「減らない方法」を断定する情報には慎重でありたいです3ツールを足す前に、記録表を1枚作るほうが先だと思います
私の見立ての要点

私の見立て

  1. 「なぜ」を追いかけるより、「いつ」「どの入口で」を記録するほうが、現実的に役立つと考えています。理由が公式で確認できない以上、確かめられる範囲を丁寧に記録するのが、結果的に近道です。
  2. 「減らない方法」を断定する情報には慎重でありたいです。公式の情報では、そうした方法は確認できませんでした。減りにくい設計を考えることと、減らないと約束することは別物です。
  3. ツールを足す前に、記録表を1枚作るほうが先だと思います。エルメは流入経路の分析やタグ管理で整理を助けてくれますが、見直す習慣がないまま機能だけ増やしても、手間が増えるだけです。

まとめ

ブロックや友だち数の減少に出会ったとき、公式の画面から分かるのは「いつ、どれだけ」までで、「なぜ」や「誰が」は分かりません。まず期間と指標を揃え、追加とブロックを分け、日付ごとに自分の変更を並べ、配信と入口の設計を順に点検する。この順番で、仮説を小さく試していくのが現実的です。確認できないことは確認できないと書き残し、断定しない。それが、お客様にも自分にも誠実な運用になります。

エルメの無料プランは、まず記録と整理の道具として試すことができます。合うかどうかは、触ってみて判断してください。

構築代行のご案内(30万円〜・税別)

「数字の見方が分からない」「記録や運用のルールまで整えてほしい」という方向けに、LINE公式アカウントとエルメの構築代行を承っています。費用は30万円〜(税別)です。内容や範囲は、状況をうかがってからご案内します。詳しくは構築代行のご案内ページをご覧ください。