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講座やスクールの運営で、地味に気が重い連絡のひとつが「受講料のお支払い期限のご案内」です。強く言いすぎると関係が冷え、遠慮しすぎると入金が曖昧なまま講座が始まってしまう。この記事では、LINE公式アカウントとエルメ(L Message)で送ることを前提に、支払い期限・入金のお願いの文例を7つ、講座・スクール向けに用意しました。文例はすべて当ブログの作例です。実在の講座や個人の事例ではありません。機能の説明は2026-10-09に公式マニュアル(lme.jp/manual)とLINE公式のガイドラインで確認した範囲に限っています。
講座・スクールの入金連絡が難しい理由:他業種と違う4つの事情
物販の支払い案内と違い、講座・スクールには固有の事情があります。文例を使う前に、自分の講座がどれに当てはまるかを確認してください。ここを飛ばして文面だけ借りると、現場で誤解が起きやすくなります。
| 講座・スクールの事情 | 起きやすい誤解・困りごと | 文面で配慮すること |
|---|---|---|
| 開講日が決まっていて、席に限りがある | 「申し込んだから席は確保済み」と受講者が考え、入金は後回しになる | 「入金確認をもって席を確定する」のか「期限まで保留する」のかを最初に書く |
| 銀行振込は反映に時間差がある | 受講者は「振り込んだ」、運営側は「まだ確認できていない」という行き違い | 督促ではなく「確認できていない」の事実を伝え、入金済みならご連絡いただく形にする |
| 支払う人と受講する人が違う(保護者、会社の経理など) | LINEを見ている本人は支払い担当ではなく、伝言がうまく届かない | 「お支払い担当の方にもお伝えください」と添え、請求名義の確認項目を入れる |
| 月謝・分割・教材費など、支払いが複数回に分かれる | 今回の案内がどの回の分なのか、受講者が混乱する | 対象月・金額・期限を、毎回同じ順番で書く |
| 欠席や途中退会でも受講料の扱いが規約で決まっていることがある | 「行かなかったから払わなくてよい」と受け取られる | 規約に書いた範囲を引用し、個別の事情は別途相談する形にする |
支払いに関する規約(返金、キャンセル、遅延時の扱い)は、各事業者が自分の規約に基づいて決めるものです。この記事は法律や税務の判断をするものではなく、個別の扱いは専門家や関係機関に各自で確認してください。文例の中でも「規約に記載の範囲で」という表現にとどめています。
どの機能で送る?配信形態の整理表
入金のお願いは「全員に同じ日に送る」ものではなく、「入金が未確認の人にだけ送る」ものです。ここを取り違えると、入金済みの人にも催促が届きます。エルメで文例を送る手段を、公式マニュアルで確認できた範囲で整理します。
| 送り方 | 向く文例 | 公式で確認できた内容と注意 |
|---|---|---|
| 1:1チャット | 文例4・5・7(個別のやりとり) | テンプレートを選んで送れる。送信前に文面は編集できるが、元のテンプレートには反映されない。対応ステータスやメモで状況を残せる |
| 一斉配信(タグなどで絞り込み) | 文例2・3 | 配信予約で日時を指定でき、タグの有無で対象を絞れる。予約配信は、配信時点で条件に合う友だちに送られる。そのため、入金を確認したら配信前にタグを外す運用が必要 |
| ステップ配信 | 文例1・6 | 「日時で指定」は、ステップ開始時点からの「○日後の○時」という相対指定。カレンダー上の特定日を指定する方法は、公式マニュアルでは確認できませんでした。開講日基準の案内は、一斉配信の予約で組むのが無難 |
| 自動応答 | 「振込」「領収書」などの問い合わせへの一次回答 | キーワードに反応して、テンプレートを自動送信できる。完全一致・部分一致を選べる。ただし、金額や期限の例外は自動応答で断定しない |
| リマインド配信(専用機能) | — | 確認したメッセージ関連のページには、「リマインド配信」という名前の機能は見当たりませんでした。同じ目的は、一斉配信の予約やステップ配信で代替します |
テンプレートの保存と使い回しは、文例を何度も使う前提なら、フォルダ分けして管理名を付けておくと探しやすくなります。月謝の連絡を含む教室全般の整理は、音楽教室・個人レッスンのLINE連絡を整える|発表会の案内・月謝の連絡・レッスン日の調整も参考になります。
支払い期限・入金のお願いの文例7つ(作例)
文例の【】は差し替える部分です。受講者名はエルメの自動挿入を使うか、手で入れるかを事前に決めておいてください。絵文字は使わない前提で書いています。
文例1:お申し込み直後に、お支払い期限を伝える
【受講者名】様
【講座名】にお申し込みいただき、ありがとうございます。
受講料【金額】円のお支払い期限は、【期限日】です。
お振込先:【金融機関名・支店名・口座種別・口座番号・口座名義】
恐れ入りますが、振込手数料はお客様のご負担となります。
入金の確認ができた時点で、受講の席が確定します。確定のご連絡は、このLINEでお送りします。
ご不明な点は、このトークでお気軽にご連絡ください。
- 使いどころ:申込フォームの回答直後。期限と「席が確定する条件」を最初に伝えておくと、後の催促が軽くなる。
- 避けたい言い方:「お支払いはお早めにお願いします」のような期限の曖昧な言い方。
- 差し替える箇所:金額・期限日・振込先・席の確定条件。決済方法が複数ある講座は、方法ごとに文例を分ける。
文例2:期限の数日前、未入金の方へのやさしい確認
【受講者名】様
【講座名】のお支払い期限が、【期限日】に近づいております。
まだお手続きがお済みでない場合は、お手数ですが【期限日】までにお願いいたします。
すでにお振り込みいただいている場合は、行き違いとなりますことをお詫びいたします。入金の反映に時間がかかることがありますので、その際はご放念ください。
- 使いどころ:期限の3〜5日前。未入金のタグを付けた方だけに、配信予約で送る。
- 避けたい言い方:「まだ入金されていません」と事実だけを突きつける書き方。
- 差し替える箇所:期限日、講座名。反映の時間差がある振込方法かどうかで、最後の一文を調整する。
文例3:期限当日のご案内(締めの一通)
【受講者名】様
本日【時刻】が、【講座名】のお支払い期限です。
期限を過ぎる場合や、お支払い方法の変更をご希望の場合は、このトークで【時刻】までにお知らせください。
状況に応じて、ご相談させていただきます。
- 使いどころ:期限日の午前。期限後の扱い(席の保留期限など)を、自分の規約で決めている講座向け。
- 避けたい言い方:期限後の扱いを書かずに「過ぎたら無効です」とだけ書くこと。
- 差し替える箇所:時刻、連絡の締め切り、期限後の扱い。扱いが決まっていなければ、この文例は使わず先に決める。
文例4:期限を過ぎても入金が確認できないときの最初の連絡
【受講者名】様
【講座名】の受講料について、【期限日】までの入金を確認できておりません。
お振り込みが済んでいる場合は、お手数ですが、振込日と振込名義をこのトークでお知らせください。
お支払いが難しい事情がある場合も、遠慮なくご相談ください。
【確認期限日】までにご連絡がない場合は、席のお取り置きが難しくなりますことをご了承ください。
- 使いどころ:期限超過の初回。1:1チャットで個別に送る。一斉配信は使わない。
- 避けたい言い方:「何度もご連絡しているのに」「お支払いの意思はありますか」といった責める言い方。
- 差し替える箇所:確認期限日、取り置きの扱い。分割相談を受け付ける講座だけ「ご相談ください」を残す。
文例5:入金済みの方に催促が届いてしまったときのお詫び
【受講者名】様
先ほどお送りしたお支払いの確認のご連絡は、すでにお振り込みいただいていたにもかかわらず、お送りしてしまいました。
当方の確認の行き違いです。失礼いたしました。
入金は【確認日】に確認できております。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
- 使いどころ:文例2〜4が、入金済みの人に届いてしまったとき。1:1で個別に送る。
- 避けたい言い方:言い訳が長い文面。「システムの都合で」と責任を外に置く書き方。
- 差し替える箇所:入金確認日。誤配信の原因は、社内の運用ルール側に記録する。
文例6:月謝・分割払いの案内(毎回同じ順で書く)
【受講者名】様
【対象月】分の【講座名】の月謝について、ご案内です。
金額:【金額】円
お支払い期限:【期限日】
お支払い方法:【方法】
前月までのお支払い状況に変更がある場合は、このトークでお知らせください。
- 使いどころ:毎月または分割の回ごとに送る定期の案内。金額・期限・方法を毎回同じ順に並べると読み間違いが減る。
- 避けたい言い方:「今月分」「次回分」などの表現だけで、対象月を書かないこと。
- 差し替える箇所:対象月、金額、期限、方法。支払い担当者が別の場合は「お支払い担当の方にもお伝えください」を足す。
文例7:入金確認のお礼と、領収書・席の確定の連絡
【受講者名】様
【講座名】の受講料のお支払いを確認いたしました。ありがとうございます。
これで、【開講日】の受講が確定しました。
領収書が必要な場合は、宛名(【宛名の確認事項】)をこのトークでお知らせください。
当日までの持ち物と集合場所は、改めてご案内します。
- 使いどころ:入金を確認した当日か翌日。これを送ると、受講者が「入金は届いた」と分かるので問い合わせが減る。
- 避けたい言い方:領収書の発行条件を書かずに「いつでも発行します」と約束してしまうこと。
- 差し替える箇所:確認の事実(日付)、領収書の宛名確認、次の連絡予告。
送る前のチェックと、LINEで送らない方がよいケース
LINE公式のガイドラインでは、利用・購入していないサービスの料金を請求する配信は禁止されている、と確認できました。入金のお願いは、実際に申し込まれた講座に限って送ってください。また、第三者の氏名・住所・電話番号などを許可なく配信することも禁止されています。一斉配信で別の受講者の名前が見えるような文面にしないよう注意が必要です。ガイドラインには、短期間に大量のメッセージを連投する行為が禁止されているという記載がありましたが、具体的な配信頻度の上限は公式で確認できませんでした。
- 送る前の確認:入金管理の一覧(表計算など)と、配信対象のタグが一致しているか。入金を確認したら、配信予約の前にタグを外したか。
- 金額・期限・振込先:3つを別の人が読み合わせる。振込先の誤りは、取り返しがつきにくい。
- LINEで送らない方がよいケース:金額の相談や分割の可否、失業や体調など私的な事情が絡む相談は、1:1の個別のやりとりか、電話・対面に切り替える。連絡が途絶えた場合の最終的な対応は、一斉配信ではなく責任者が個別に判断する。
- 感情的になっている相手への対応:強い不満が出た場合は、文例ではなく初動のルールに沿って対応する。お叱り・クレームの連絡がLINEで来たときの初動ルール|返信の順番・共有・記録の残し方を参考にしてください。
なお、エルメの料金プランは2026-10-09時点の公式トップの表記で、Freeが無料(配信1,000通/月・フォーム3つ・リッチメニュー2つ・チャット履歴180日)、Standardが月額10,780円(税込)、Proが月額33,000円(税込)です。テンプレート・自動応答・一斉配信の予約などの各機能がどのプランで使えるかは、確認したマニュアルのページに明確な記載がなく、公式で確認できませんでした。契約前に公式で確認してください。
活用例(架空の設計例):全6回の連続講座で、入金連絡を3段階にする
以下は実在の事例ではなく、考え方を示すための架空の設計例です。成果の数字はありません。全6回・定員12名の連続講座を、講師1名と事務担当1名で運営している想定です。
| タイミング | 対象 | 送り方と文例 |
|---|---|---|
| 申込直後 | 申込者全員 | 申込フォームの回答後に文例1を送る。「未入金」タグを付ける |
| 期限の3日前 | 未入金タグの方 | 配信予約で文例2。前日の朝に、事務担当が入金一覧と未入金タグを照合してから確定する |
| 期限当日の午前 | 未入金タグの方 | 配信予約で文例3。入金確認の都度、タグを外す |
| 期限の翌日以降 | 未入金タグの方 | 自動では送らず、事務担当が1:1で文例4を個別に送る。対応ステータスに「入金確認中」を付ける |
| 入金確認後 | 入金された方 | 1:1で文例7。行き違いが起きた方には文例5を先に送る |
ポイントは、期限前後の「機械的に送ってよい連絡」と、「人が個別に送る連絡」を分けていることです。開講前に全員の入金を確認する責任者を1人決めておくと、誰が何を送ったか分からなくなる問題を避けられます。オンライン講座の申込から視聴案内までの全体像は、オンライン講座・セミナー主催者のLINE連絡を整える|申込から視聴案内・アーカイブ連絡・修了後のフォローも参考になります。
私の見立て:入金連絡の文面で押さえたい3点
- 催促ではなく「確認」の言い方から始める。入金の反映には時間差があるため、最初の一通は「確認できていない」という事実と、行き違いへの配慮を書くのが現実的だと私は考えています。
- 期限前の連絡を厚く、期限後の連絡を薄くする。期限前にやさしく3回案内する方が、期限後に強い文面を送るより、お互いの負担が少ないと見ています。
- 自動化は「期限前」まで。期限後は人が見る。個別の事情が絡み始める期限超過の連絡は、タグと予約配信の自動送信に任せず、人が状況を見て送る方が安全です。
まとめ
講座・スクールの入金連絡は、席の確定条件・振込の時差・支払い者と受講者の違いという、業種固有の事情を踏まえて書くのがコツです。今回の7つの文例は、申込直後から入金確認後までを、一斉配信・ステップ配信・1:1チャットの役割分担とあわせて使えるように並べました。大切なのは、文面よりも「未入金の人にだけ届く」仕組みを先に整えることです。まずは、自分の講座の期限日と席の確定条件を、1行で書き出してみてください。
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