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予約時のヒアリング(希望・注意点)を聞く文例8つ|ネイル・エステ向けの言い回しと使いどころ

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施術が始まってから、お客様が「実は二週間前に、別のお店でジェルをしていて」と切り出す。爪の先は薄く削れていて、オフの時間が想定より三十分延びる。予約枠はその後にも詰まっている。ネイルサロンでもエステサロンでも、「予約を取るときに聞いておけば防げた」という場面は、当日の枠を乱す原因になります。

この記事は、予約のときに希望と注意点を聞くための文例を、ネイル・エステ向けに8つ用意しました。文例はすべて当ブログの作例で、実際の運用で使われた文面ではありません。聞き方の仕組みは、L Message(エルメ)のサロン・面談予約の「予約時のお客様への質問項目」と予約完了メッセージ、リマインドを、2026-10-09時点の公式マニュアルで確認して書いています。

ヒアリングで聞くことを、先に「予約を変えるか」で分ける

聞きたいことを全部並べると、お客様は途中で離脱します。まず、答えによって枠・料金・施術内容が変わる項目と、あれば助かる程度の項目を分けます。前者だけを予約時の必須項目にし、後者はメッセージで任意にたずねるのが現実的です。

この記事の流れ1ヒアリングで聞くことを、先に「予約を変えるか」で分ける2どの配信形態で送る文例かを、先に整理する3ヒアリングの文例8つ(作例)4ネイル・エステだからこそ気をつけたいこと5活用例(架空の設計例)6向かないケースと、確認が必要な点7私の見立てとまとめ
図:この記事の流れ
聞く内容答えで変わること聞き方
他店のジェルの有無(ネイル)オフ時間、所要時間、料金予約時の質問項目で単一選択(なし/自店/他店)。必須
爪の状態の気がかり(割れ・薄さ)施術できる内容、デザインの可否長文回答(任意)。写真は1:1チャットで受ける
デザインの希望準備する材料、所要時間参考画像はトークで受け取る。予約時は「おまかせ/持ち込み」の選択のみ
肌・体調で気をつけたいこと(エステ)施術の可否、当日の確認事項選択肢+長文。必要以上に詳しく書かせない
前回からの変更メニューや所要時間常連向けに「前回と同じ/変えたい」の選択のみ
初めてかどうか説明時間、カウンセリングの有無予約時の質問項目で単一選択。必須
ヒアリングで聞くことを、先に「予約を変えるか」で分ける表の見出し:聞く内容他店のジェルの有無(ネイル)爪の状態の気がかり(割れ・薄さ)デザインの希望肌・体調で気をつけたいこと(エステ)前回からの変更初めてかどうか
図:ヒアリングで聞くことを、先に「予約を変えるか」で分ける

エルメのサロン・面談予約では、予約時の質問項目として短文・長文・単一選択・複数選択・日付時刻の形式が使えると公式に説明されています。回答は友だち情報に保存でき、前回の入力内容を初期表示にもできるため、常連の方には「前回と同じ」の選択だけで済む設計が組めます。選択肢を使う場合は、事前に「選択肢タイプ」の友だち情報を作り、項目に紐づける必要があります。紐づけがないと選択肢が表示されないので、設定漏れに注意してください。

どの配信形態で送る文例かを、先に整理する

ヒアリングは一人ひとりの内容に関わるため、一斉配信には向きません。次の表で、文例ごとの届け方を確認してください。

配信形態向いている文例公式で確認できた範囲での要点
予約時の質問項目(予約の画面)文例1・2・4予約を取る流れの中で聞ける。必須/任意の設定、回答の友だち情報への保存が可能
予約完了メッセージ文例1・5全体設定にデフォルト文があり、コースやスタッフごとに上書きできる。タグ付けなどのアクションも設定可
リマインド文例6・7予約の前後に、日時指定または経過時間で送れる
ステップ配信文例3開始条件は別機能のアクションで起動する。経過時間の指定は最大72時間
1:1チャット(個別のトーク)文例3・8画像や相談など、一人ずつ内容が違うやり取り

ヒアリングの文例8つ(作例)

文例の【】は差し替える箇所です。店名・個人名・日付はすべて仮置きです。効果や効能に触れる表現は入れていません。

文例1:初めての方に、予約完了と同時に最低限を聞く

この文面の狙い:初回の方に「何を聞かれるのか」を先に伝え、不安を減らす。

【お名前】様、ご予約ありがとうございます。初めてのご来店ですので、施術前に確認させてください。
次の画面で、①他店でのジェル・つけ爪の有無 ②気になっている爪の状態、の二点をお選びいただけますか。所要時間は1分ほどです。
当日の流れは【日付】の前日にもう一度ご案内します。

  • 使いどころ:予約完了メッセージの末尾。初回の方の予約タグを付けたあと
  • 避けたい言い方:「お客様カルテを記入してください」(何を書くのか分からず後回しにされやすい)
  • 差し替える箇所:【他店でのジェル・つけ爪】の項目名、所要時間

送る前の確認:項目名が実際の質問項目と一致しているか。選択肢が表示されない設定漏れがないか

文例2:常連の方に、前回との違いだけを聞く

この文面の狙い:手間を減らしつつ、変更があれば拾う。

【お名前】様、次回のご予約ありがとうございます。前回の【デザイン・オフあり】から変更はございますか。
「前回と同じ」「変えたい」のどちらかをお選びください。変えたい場合は、トークで一言お知らせいただければ大丈夫です。

  • 使いどころ:予約時の質問項目で、前回の回答が初期表示される設計の常連向け
  • 避けたい言い方:「いつもと同じでよろしいですか?」だけ(何が「いつも」か店側の記憶に頼る)
  • 差し替える箇所:【デザイン・オフあり】の部分

送る前の確認:前回内容が名簿やメモと一致しているか。担当者が変わった場合の引き継ぎ

文例3:デザインの参考画像を、予約の後に1:1で受ける

この文面の狙い:画像のやり取りは予約画面で完結しないため、受け口を作る。

【お名前】様、デザインのご希望があれば、参考になる画像をこのトークに送ってください。ご予約日の【日数】前までにいただけると、材料の準備に間に合います。
お店のデザインサンプルからお選びになる場合は、番号だけで大丈夫です。

  • 使いどころ:予約完了から数時間後のステップ配信、または1:1
  • 避けたい言い方:「画像をお送りいただかないと対応できません」(強い言い方)
  • 差し替える箇所:【日数】、サンプルの番号の案内先

送る前の確認:他のお店の作品を参考として受けるときの方針(再現できる範囲)を決めてあるか

文例4:爪の状態の気がかりを、答えやすく聞く

この文面の狙い:状態を責めずに聞く。施術の可否は店が当日判断する前提を伝える。

【お名前】様、爪の状態で気になる点があれば教えてください(割れやすい、薄い、二枚爪など)。
お選びいただいた内容によって、施術内容を調整する場合があります。あてはまるものがなければ「特になし」で大丈夫です。

  • 使いどころ:予約時の複数選択項目。ネイルで初回、または久しぶりの方
  • 避けたい言い方:「爪が傷んでいる場合は施術をお断りします」(先に断る印象になる)
  • 差し替える箇所:選択肢の候補(割れやすい、薄い、二枚爪、特になし)

送る前の確認:選択肢が店の判断基準と対応しているか。回答をもとに施術の可否を決める人が誰か

文例5:エステで、肌・体調の注意点を聞く

この文面の狙い:施術の前提として必要な範囲だけを、答えやすい形で聞く。

【お名前】様、ご予約ありがとうございます。安心して施術を受けていただくため、次の中から当てはまるものをお選びください。
□ 肌が敏感になっている □ 妊娠中・授乳中 □ 気になる持病や通院中のものがある □ 特になし
詳しい内容は、当日お会いしてからお聞きします。体調に関わることは、不安があれば医師にご相談のうえご予約ください。

  • 使いどころ:予約完了メッセージ、または予約時の複数選択項目。エステ・フェイシャル全般
  • 避けたい言い方:「アレルギー・持病・服薬を全て記入してください」(詳細を求めすぎ、書きたくない人を遠ざける)
  • 差し替える箇所:チェック項目の内容、「医師にご相談」の案内の可否は店の方針で

送る前の確認:詳細な健康情報は予約画面に書かせず、当日対面で聞く運用になっているか。取り扱いは自店の個人情報の方針を確認

文例6:前日・直前の予約で、聞くことを三つに絞る

この文面の狙い:時間のない方の負担を減らし、最低限だけ確実に聞く。

【お名前】様、お早めのご予約ありがとうございます。当日の準備のため、次の三点だけ教えてください。
① 他店でのジェル・つけ爪(なし/あり)
② ご希望のコース
③ ご到着の予定時刻
お返事は、このトークに番号だけでも大丈夫です。

  • 使いどころ:直前予約のリマインドとして、予約から数時間以内
  • 避けたい言い方:「ご来店までにご記入をお願いします」(締切が分からない)
  • 差し替える箇所:②のコース名、③の確認時刻

送る前の確認:前日の営業終了前に送れる時刻か。返信がなければ当日に口頭で聞く運用にしてあるか

文例7:回答がまだの方に、1回だけ念押しする

この文面の狙い:回答の催促ではなく、「これがないと準備できない」を理由として伝える。

【お名前】様、ご予約日の【日付】まであと【日数】です。他店でのジェルの有無だけ、まだ伺えておりません。お手数ですが、このトークにお返事いただけますか。
当日にお伺いするのも可能ですが、オフの時間によっては枠をいただく場合があります。

  • 使いどころ:予約の2日前など、未回答の方へのリマインド(タグで絞り込んで送る)
  • 避けたい言い方:「再三お願いしておりますが」(責めるように聞こえる)
  • 差し替える箇所:【日付】、【日数】、未回答の項目名

送る前の確認:回答済みの人に誤って届かないよう、対象をタグで絞れているか。何度も送らない

文例8:前回の仕上がりに不満を持たれた方に、希望を聞き直す

この文面の狙い:不安を残さず、次回の希望を具体的に聞く。謝罪と聞き取りを一つにする。

【お名前】様、前回は【内容】の点でご満足いただけなかったとのこと、申し訳ございませんでした。次回のご予約では、同じことが起きないよう確認させてください。
気になった点と、次回のご希望を、このトークにお書きいただけますか。お電話のほうがよければ、そうお伝えください。

  • 使いどころ:1:1チャット。不満の連絡をもらったあと
  • 避けたい言い方:「ご希望に沿えるよう善処します」(具体性がなく、改善が見えない)
  • 差し替える箇所:【内容】の部分、電話への切り替え案内

送る前の確認:返金や再施術の判断は個別に必要か。文面だけで済ませず、担当者が事前に内容を把握しているか

ネイル・エステだからこそ気をつけたいこと

  • 所要時間が答えで変わる:ネイルは他店ジェルのオフの有無、エステは追加の確認事項で、枠の長さが変わります。質問項目の答えで「枠を延ばす」判断をする人を決めておきます。
  • 効果効能を書かない:ヒアリング文面に「治る」「改善する」といった表現を入れると、施術の説明と混ざります。この記事の文例も、聞くことと準備に限っています。
  • 体調や肌の情報は、必要最小限にする:予約画面で詳細に書かせるより、当日対面で聞くほうが、書きたくない人への配慮になります。保存や取り扱いは、店舗の個人情報の方針や関連する規約で各自確認してください。
  • 写真の扱いを決めておく:お客様が送ってくる参考画像は、他店の作品や他人の写真のことがあります。再現できる範囲、保存期間、スタッフ間での共有範囲を決めておきます。

当日の持ち物や準備の案内は、来店前の持ち物・準備のご案内の文例7つ(ネイルサロン・エステ向け)で扱っています。ヒアリングの回答がそろったあとに送るのは、そちらの文面です。

活用例(架空の設計例)

以下は実例ではなく、考え方を示す架空の設計例です。成果の数字は書きません。

スタッフ二人のネイル+フェイシャルのサロンで、土曜の枠が先に埋まる場面を考えます。これまで、他店ジェルの有無は当日の施術台の前で聞いていたとします。

  • 予約時の質問項目に「他店でのジェル・つけ爪(なし/自店/他店)」を必須で入れる。「他店」を選んだ人には、予約完了時のアクションで「要オフ確認」タグを付ける
  • 予約完了メッセージで、初回の方にだけ文例1の一文を足す。常連には文例2の「前回と同じ/変えたい」を選択で聞く
  • 予約の前々日、「要オフ確認」タグの付いた人にだけ、オフの予定時間と追加料金の有無を案内する(リマインド)
  • エステ希望の方には文例5のチェックを予約完了時に送る。「持病・通院」を選んだ人は、前日にスタッフが1:1で一言確認する
  • 前日の夕方、未回答の項目がある人にだけ文例7を送る。当日の朝に未回答だったら、受付で口頭で聞く

この設計では、答えによって枠の長さが変わる質問だけが必須で、あとは任意か当日の会話に回っています。スタッフは当日の朝に「要オフ確認」のタグ一覧を見るだけで、準備の優先順位が分かります。

向かないケースと、確認が必要な点

  • 施術可否の医学的な判断が必要なとき:LINEのやり取りで可否を決めず、電話か対面、あるいは医師への相談を案内します。メッセージだけで「大丈夫です」と返すと、あとで食い違いが起きます。
  • お客様が不満や強い不安を抱えているとき:文例8のように、まず1:1で受けて、必要なら電話に切り替えます。定型文の自動配信で処理してはいけません。
  • 当日の変更(体調不良、遅刻):ステップ配信やリマインドを待たず、電話か1:1で直接やり取りします。
向かないケースと、確認が必要な点施術可否の医学的な判断が必要なときお客様が不満や強い不安を抱えているとき当日の変更(体調不良、遅刻)
図:向かないケースと、確認が必要な点

確認が必要な点(2026-10-09時点):LINE公式アカウントのガイドラインのうち、メッセージの配信頻度や販促表現、センシティブ情報の取得に関する具体的な規定は、今回確認したページでは見つかりませんでした。体調や肌の情報を扱う場合は、LINE公式のガイドライン本文と、店舗の個人情報の方針を契約前に確認してください。また、予約機能の細かな上限やプランごとの違いは、変更される可能性があります。

私の見立てとまとめ1ヒアリングの質問は、「答えで予約の中身が変わるもの」だけを必須にするのが、予約画面を軽く保つコツです2体調や肌のことは、書かせる量を減らすほど、正直な回答が集まりやすくなります3文面は同じでも、受け手が初回か常連か、急ぎか不満ありかで、聞き方は変わります
図:私の見立てとまとめ

私の見立てとまとめ

  • ヒアリングの質問は、「答えで予約の中身が変わるもの」だけを必須にするのが、予約画面を軽く保つコツです。
  • 体調や肌のことは、書かせる量を減らすほど、正直な回答が集まりやすくなります。詳細は対面で聞く前提で、LINEは「話題を拾う入口」にとどめるのが無難です。
  • 文面は同じでも、受け手が初回か常連か、急ぎか不満ありかで、聞き方は変わります。一種類の定型文を全員に送らず、タグで受け手の状況を分けるほうが、返事が来やすくなります。

まとめると、予約時のヒアリングは「何を聞くか」と「どの形で届けるか」を先に分けるのが肝心です。必須にする質問を絞り、予約完了メッセージとリマインドで確認を重ね、体調や不満に関わる場面は1:1と対面に任せる。この記事の8つの文例を、店舗の判断基準に合わせて差し替えてお使いください。

構築代行のご案内(30万円〜・税別)

予約時の質問項目、タグ付けのルール、予約完了メッセージとリマインドの文面、前日の確認連絡の流れまで、サロンの人数と施術メニューに合わせて設計する構築代行を承っています。料金は30万円〜(税別)です。詳細は構築代行のご案内をご覧ください。