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ネイルサロンやエステサロンで、「持ち物は何ですか」「どんな服装で行けばいいですか」という質問が、予約のたびに届く。かといって、予約完了の一通に注意事項を全部詰めると、長すぎて読まれない。この記事は、来店前の持ち物・準備のご案内を、送るタイミングごとに短く分けた文例7つにまとめたものです。
文例はすべて、この記事のための自作の作例です。実在のサロンの文面ではありません。【】の部分を自店の内容に差し替えて使えます。個人名や店名も【】の仮置きにしています。送り方(一斉配信、リマインド、自動応答など)はエルメ(L Message)の公式マニュアルを2026-10-09に読んで確認できた範囲で書いています。LINE公式の配信頻度や販促表現のガイドラインについては、今回は内容を確認していないため、この記事では触れません。公式で確認できませんでした。
施術前の注意全般の連絡はネイル・まつげサロンのLINE連絡を整える|施術前の注意案内・オフ期間のご案内・当日キャンセル連絡、前日リマインドそのものの文例は予約前日リマインドの文例7つ|美容室・サロン向けの言い回しと使いどころで扱っています。この記事は「持ち物・服装・事前に知らせてほしいこと」の案内だけに絞ります。
持ち物の案内が長くなりやすい、ネイルとエステそれぞれの事情
同じ「来店前のご案内」でも、ネイルとエステでは伝えるべき中身がまったく違います。他の業種の文面をそのまま流用すると、肝心なところが抜けてしまいます。まず、違いを表で整理します。
| ネイルサロン | エステサロン | |
|---|---|---|
| 当日の準備で多い質問 | 前に付けたジェルやパーツの有無、デザイン画像、爪の長さ・状態 | 服装、メイクや着替え、貴重品、直前の食事 |
| 事前に聞いておきたいこと | 他店のオフが必要か、オフの有無で所要時間が変わる | 体調やアレルギーなど、施術前に共有しておきたいこと(可否の判断は書かない) |
| 時間に関わる事情 | オフがあると所要時間が延びる。デザイン相談の時間も必要 | 着替えや問診の時間を含めて到着してほしい |
| 誤解が起きやすい点 | 持参した参考画像と同じ仕上がりになると期待される | 「何も持たなくていい」と受け取り、着替えや貴重品の準備がない |
| 書いてはいけないこと | 仕上がりや持ちの良さを約束する書き方 | 効果・効能、肌や体の状態の改善を示す書き方 |
エステの場合、効果や効能に関わる表現は書きません。この記事の文例も、持ち物と準備の案内だけです。体調や肌の状態については、「事前に教えてください」という依頼にとどめ、診断や可否の判断は文面に入れない形にしています。判断が必要な場合はスタッフが当日お客様と直接確認する、という運用が前提です。
どの文例を、どの機能で送るか:配信形態の整理
文例を考える前に、「どの仕組みで送るか」を決めておくと、文の長さと言い回しが決まります。エルメの公式マニュアルで確認できた範囲で、7つの文例を割り振ったのが次の表です。
| 文例 | 配信形態 | 使うエルメの機能(公式で確認) | 送るタイミングの例 |
|---|---|---|---|
| 1 予約完了の持ち物案内 | 自動送信(予約時メッセージ) | サロン・面談予約の「予約時」メッセージ | 予約が完了した直後 |
| 2 前日の持ち物の最終確認 | リマインド | リマインド配信(終了○日前の○時、終了○時間○分前を指定) | 前日の夜など |
| 3 初回の方への事前のお願い | 予約時の質問項目、または1:1 | 予約時の質問項目(回答を友だち情報に紐づけられる)/1:1チャット | 予約完了後〜前日まで |
| 4 ネイル:デザイン画像とオフの有無 | 1:1またはフォーム | 1:1チャット/フォーム作成 | 予約の数日後〜前日 |
| 5 エステ:服装・メイク・貴重品 | リマインドまたはステップ配信 | リマインド配信/ステップ配信(日時指定または経過時間指定) | 前日、または当日朝 |
| 6 到着時間と遅れるときの連絡 | リマインド | リマインド配信(経過時間指定は23時間59分以内) | 当日の数時間前 |
| 7 持ち物の質問への自動返信 | 自動応答 | 自動応答(キーワード、完全一致/部分一致) | 質問が届いたとき |
一斉配信(メッセージ配信)は、この記事の文例には使いません。来店前の案内は、予約した人それぞれの日時が基準になります。全員に同じ時刻に送る一斉配信では、「明日ご来店」という文が、来週の人にも届いてしまいます。予約日時を基準にして送れるのは、リマインドの仕組みです。公式マニュアルによると、リマインドは終了日(予約日時)に向けて、終了の何日前の何時、または終了の何時間何分前、という形で配信タイミングを指定できます。
来店前の持ち物・準備のご案内の文例7つ
文例1:予約完了の直後に送る、持ち物の3点案内
【お名前】様
ご予約ありがとうございます。【日時】に【メニュー名】で承りました。
ご来店前に、次の3点をご確認ください。
・【持ち物(例:ご予約内容がわかる画面)】
・受付は【時刻】からです。お時間に少し余裕をもってお越しください。
・ご不明点はこのトークへどうぞ(返信は【営業時間】内になります)
当日お会いできるのを楽しみにしております。
- 使いどころ:サロン・面談予約の予約時メッセージに入れる、最初の一通。長い注意事項は後ろのメッセージに分ける
- 避けたい言い方:「持ち物は当日までにご確認ください」とだけ書き、何を確認するのかを示さない言い方
- 差し替える箇所:【持ち物】【受付時刻】【営業時間】
文例2:前日の夜に送る、持ち物の最終確認
【お名前】様
明日【時刻】にご予約をいただいております。
お持ちいただくものは【持ち物1】と【持ち物2】です。
場所は【最寄り駅からの案内】です。
日程を変更される場合は、このトークでお知らせください。
お気をつけてお越しください。
- 使いどころ:リマインド配信で「終了1日前の20:00」などに設定して送る。前日リマインドの基本形は他の記事に譲り、ここでは持ち物の確認だけに絞る
- 避けたい言い方:「ご予約のお時間をお守りください」とだけ繰り返すように、責める調子になる言い方
- 差し替える箇所:【時刻】【持ち物】【最寄り駅からの案内】
文例3:初回の方へ、事前に知らせてほしいことのお願い(エステ向け)
【お名前】様
初めてのご来店ありがとうございます。
当日のご案内をスムーズに進めるため、次のようなことがあれば、事前にこのトークでお知らせいただけると助かります。
・アレルギーや、お肌・お体で気になっていること
・当日の体調に不安がある場合
お知らせいただいた内容をもとに、当日スタッフがあらためてお話を伺います。
内容によっては、メニューの内容をご相談させていただくことがあります。
- 使いどころ:初回のお客様に、予約時の質問項目の補足として送る。回答を予約時の質問に入れておけば、友だち情報に紐づけて管理できる(公式に記載あり)
- 避けたい言い方:「問題ありません」「お受けできます」のように、施術の可否や体への影響を文面で判断してしまう言い方
- 差し替える箇所:【メニュー】【お願いしたい項目】。医療に関する判断は文面に入れず、当日スタッフが直接確認する
文例4:デザイン画像とオフの有無を聞く(ネイル向け)
【お名前】様
ご来店前に、2点だけ教えてください。
1. 他店で付けたジェルやパーツが今ついていますか?(ついている場合は、オフの時間がかかることがあります)
2. ご希望のデザインの参考画像があれば、このトークに送ってください。
画像と全く同じ仕上がりになるとは限らず、爪の状態や長さに合わせてご提案します。
当日の時間配分の参考にさせていただきます。
- 使いどころ:1:1チャットや、聞くことが決まっているならフォームで。オフの有無で所要時間が変わるネイルならではの確認
- 避けたい言い方:「オフは別料金です」だけを先に出して、聞く目的を書かない言い方
- 差し替える箇所:【オフの料金や所要時間の案内】。仕上がりの再現度は約束しない書き方にする
文例5:当日の服装・メイク・貴重品の案内(エステ向け)
【お名前】様
明日のご来店について、ご準備のご案内です。
・服装:【着脱しやすい服装のご案内】
・お着替え:【当店で用意しているもの/ご持参いただくもの】
・メイク:【メイクの扱い(落とすか、当店で用意するか)】
・貴重品:【ロッカー等のご案内】
ご不明な点は、このトークにお気軽にどうぞ。
- 使いどころ:前日のリマインドの本文に入れるか、ステップ配信で前日と当日朝に分ける。着替えや貴重品のように、準備が必要な項目があるエステ向け
- 避けたい言い方:「ラフな格好でどうぞ」とだけ書き、何がラフなのか分からない言い方
- 差し替える箇所:【服装】【お着替え】【メイク】【貴重品】。店で用意があるかどうかをはっきり書く
文例6:到着時間のご案内と、遅れそうなときの連絡先
【お名前】様
本日【時刻】のご予約です。
受付は【時刻】から行っています。早めにお越しの場合は【待合のご案内】をご利用ください。
もし【遅れる目安の時間】以上遅れそうな場合は、このトークか、お電話【電話番号】までお知らせください。
お待ちしております。
- 使いどころ:リマインドの経過時間指定(終了○時間○分前)で、当日の数時間前に送る。ネイルは遅れがそのまま後ろの予約に影響しやすい
- 避けたい言い方:「遅刻した場合は施術をお断りします」のように、一方的に条件だけを突きつける言い方
- 差し替える箇所:【遅れる目安の時間】【電話番号】。遅刻の扱いは、サロンの規約と一致させる
文例7:持ち物の質問への自動応答
お問い合わせありがとうございます。こちらは自動のご案内です。
【メニュー名】の持ち物は【持ち物】です。
服装は【服装のご案内】です。
上記以外のご質問は、スタッフが【営業時間】内に確認してお返事します。
- 使いどころ:自動応答に「持ち物」「服装」などのキーワードを登録して返す。完全一致だと取りこぼしやすく、部分一致だと想定外のメッセージにも反応する、と公式にも注意がある
- 避けたい言い方:自動の返信であることを書かず、スタッフが答えたように見せる書き方
- 差し替える箇所:【キーワード】【メニュー名】【持ち物】。メニューごとに持ち物が違うなら、自動応答を分ける
設定の流れとつまずきやすい点
文例を実際に動かす手順を、機能ごとに簡単に整理します。画面は更新されることがあるため、操作そのものは公式マニュアルで確認してください。
予約完了メッセージ(文例1)
サロン・面談予約のマニュアルには、予約時とキャンセル時にお客様へ送るメッセージを編集でき、同時にタグ付けやリッチメニューの表示などのアクションも設定できる、と書かれています。持ち物案内の一通目はここに入れます。
リマインド(文例2・5・6)
サロン予約のリマインドは、予約日時を基準に前後のタイミングで配信できます。指定方法は、「何日後の何時」と指定する日時指定と、コースの開始または終了時刻から前後の時間を指定する経過時間指定の2種類です。経過時間指定で指定できるのは23時間59分以内なので、「3日前」などは日時指定を使います。当日に送りたいときは「0日後」を選ぶ、とも書かれています。
自動応答(文例7)
自動応答の設定では、反応する対象を絞り込み、キーワードと一致の種類を決め、曜日・時間帯のスケジュールを決めます。フォルダは先に作っておく必要があります。質問ボタンの回答に誤って反応しないよう、除外の設定がある点にも注意してください。
- リマインドは作っただけでは動かず、予約の設定側にひもづけて開始する流れになっている。
- 1通目に複数のメッセージを入れると、同時に届く。2通目と勘違いしないこと。
- 文例を長くしすぎない。持ち物・服装・遅れたときの連絡先を一通に全部入れず、タイミングごとに分ける。
- プランごとの上限や、どの機能が有料かは、今回の確認では全体を確認できていない。契約前に公式で確認してほしい。
活用例(架空の設計例)
以下は、実在のサロンの事例ではなく、組み方を考えるための架空の設計例です。成果の数字は載せません。
【Aネイルサロン】は、スタッフ1名、完全予約制という想定です。以前は予約後に「他店のジェルが付いている」と当日になって分かり、オフの時間で後ろの予約が押していました。そこで、予約完了メッセージで文例1を送り、予約の2日後に文例4を1:1で送る流れにします。前日の夜は、リマインドで文例2を送ります。オフが必要な方には、所要時間の目安を個別に返します。
【Bエステサロン】は、個室2室、初回の方が多いという想定です。予約時の質問項目に、体調やアレルギーを書く欄を置き、文例3で事前のお願いを送ります。前日は文例5で服装・着替え・貴重品を案内し、当日の数時間前に文例6を送ります。「持ち物」「服装」のキーワードには、文例7の自動応答を設定します。
どちらも、一通を短くして、タイミングを分ける点が共通しています。効果や仕上がりに関する言及は、文例にも入れていません。
向かないケースと、私の見立て3点
向かないケース
- 当日の体調に関する深刻な相談。文面ではなく、電話や対面で直接確認する場面です。
- 施術の可否や、肌・爪の状態の判断。文例の自動送信では行わず、スタッフが当日直接伺います。
- 予約の日時そのものを変更する相談。自動応答で返さず、スタッフが個別に対応する方が伝わりやすい場面があります。
関連して、予約確認の内容を整える視点はエステ・リラクゼーションサロンのLINE連絡を整える|初回カウンセリングの案内・次回予約・お休み期間の連絡でも触れています。
私の見立て
- 持ち物の案内は、一通にまとめるより「予約直後」「前日」「当日」に分けた方が、読まれやすいと思います。
- ネイルは「オフの有無」、エステは「着替えと貴重品」。業種ごとに、当日の混乱のもとになる一点を先に聞く・伝えることが、案内の質を決めると感じます。
- 自動応答に頼りすぎず、判断が必要な質問はスタッフに回る逃げ道を、用意しておくべきだと考えます。
まとめ
来店前の持ち物・準備のご案内は、予約完了、前日、当日の3つのタイミングに分けると、短く読みやすい文面にできます。ネイルならオフとデザイン画像、エステなら服装・着替え・貴重品と、事前に伝えてほしいこと。業種ごとの事情に合わせて、【】の部分を差し替えてください。
送る仕組みは、予約日時を基準にできるリマインド、予約完了メッセージ、自動応答が中心です。LINE公式のガイドライン面の確認と、プラン別の上限の確認は、今回できていません。契約前に公式で確認してください。
構築代行のご案内(30万円〜・税別)
「予約の流れに合わせて、メッセージとリマインドをまとめて組んでほしい」という方には、構築代行のご相談を受け付けています。内容と料金の目安は構築代行のご案内をご覧ください(30万円〜・税別)。