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再来店の目安時期(例:6週間後)に合わせて声をかけたい|来店周期別に組むステップ配信とタグの設計

広告(アフィリエイトリンク)を含みます。本記事の料金・仕様に関する記述は、公式ページを確認した2026-10-09時点の内容です。

美容室、ネイル、整体のように「だいたい何週間おきに来てもらうか」が決まっている仕事では、再来店の目安時期(たとえば6週間後)に合わせて一言声をかけたい、という場面が日常的にあります。ただ、現場ではその声かけが「覚えていた人が思い出したときに送る」になりがちです。この記事では、再来店を促す連絡、来店周期に合わせた案内、次回予約の案内を、LINE公式アカウントとエルメ(L Message)のステップ配信・タグ管理・誕生日メッセージでどこまで仕組みにできるかを、公式マニュアルで確認できた範囲に絞って整理します。売上を伸ばす話ではなく、声かけの漏れ・ばらつき・属人化を減らす話です。

「そろそろ来てほしい」を、誰かの記憶に頼っている現場

たとえば閉店後に、スタッフが顧客カルテを見ながら「この方はそろそろだな」と手でメッセージを送っている店を考えます。忙しい週は後回しになり、気づけば3か月空いていた、ということが起きます。逆に、前回の来店から日が浅いお客様に、別のスタッフが同じ内容を送ってしまうこともあります。

ここで困っているのは「集客」ではなく、次の3点です。

この記事の流れ1「そろそろ来てほしい」を、誰かの記憶に頼っている現場2声かけの時期がずれる原因を切り分ける3LINEで解ける部分/解けない部分4来店周期別に組む:ステップ配信とタグの手順5運用ルール案とチェックリスト6活用例と向かないケース7私の見立てとまとめ
図:この記事の流れ
  • 声をかけるべき時期が人によって違うのに、全員に同じタイミングで送るか、誰にも送らないかの二択になっている
  • 担当者が休むと声かけが止まる(属人化)
  • 送った・送っていないの記録が残らず、重複や漏れに気づけない

一度きりで終わってしまう新規のお客様への見直し方は、新規のお客様が一度きりで終わってしまうときの見直し方|来店後フォローの設計と、LINE公式アカウント+エルメのステップ配信・タグが向く条件で扱っています。本記事は、すでに通ってくださっている方の「来店周期」に合わせたタイミング設計に絞ります。

声かけの時期がずれる原因を切り分ける

仕組みを作る前に、なぜ時期がずれるのかを分けておくと、設定で直せる部分と運用で直す部分が見えます。

ずれ方起きやすい原因対処の方向
全員に同じ日に一斉配信している来店日がバラバラなのに、配信日を「月初」などカレンダーで決めている来店日を起点に「何日後」で送る形に変える(ステップ配信の日時指定)
周期が違う人に同じ文面が届くカラー、パーマ、ケア、オフなど、メニューごとに適切な間隔が違うメニューや希望周期をタグで持ち、文面を出し分ける
声かけが止まる・遅れる送るきっかけが「スタッフの思い出し」になっている来店後の操作(フォーム回答など)を起点にして自動で始める
送りすぎ・重複が起きる他の一斉配信や別スタッフの個別連絡と重なる配信の担当と頻度のルールを先に決める(後述)
予約が入っているのに案内が届く予約状況と案内の配信が連動していない次回予約済みの人を除く運用を決める(連動の可否は後述)
声かけの時期がずれる原因を切り分ける表の見出し:ずれ方全員に同じ日に一斉配信している周期が違う人に同じ文面が届く声かけが止まる・遅れる送りすぎ・重複が起きる予約が入っているのに案内が届く
図:声かけの時期がずれる原因を切り分ける

LINEで解ける部分/解けない部分

エルメの公式マニュアルで確認できた機能を前提に、役割を分けます。「LINEで全部解決する」とは考えず、人が判断する部分を残すのが現実的です。

やりたいことエルメで解ける部分人が残す部分
来店日を起点に○日後に声をかけるステップ配信で、開始から「○日後の○時○分」に送る設定ができる誰を・いつ開始させるかの判断。開始は、自動応答・友だち追加時・フォーム回答後などのアクションから行う
周期ごとに文面を変えるタグで絞り込み、ステップ内で配信対象を分けられる(絞り込み条件には有料プランで使える機能があると公式に記載)メニューごとの適切な周期の決定。これは施術側の専門判断
誕生日に一言届ける友だち情報管理の「生年月日」に紐づけ、当日の指定時刻にテンプレートを自動送信できる生年月日を教えてもらうための聞き方。回答した人にしか届かない
次回予約の案内文面にURLを入れて案内する。予約機能の種類は別記事で整理予約枠の空き状況に合わせた個別の調整や、電話での相談
お客様からの返信への対応1:1チャットで受ける返信内容に応じた判断と、体調・肌・髪の状態に関わる相談への対応

なお、「来店したことを記録して、そこから自動で○日後を数え始める」ために、スタッフが施術後にどの操作をするのが最も手間が少ないか、という点は、今回確認した公式ページだけでは一つに決められませんでした。フォーム回答後のアクションからステップを開始できることは確認できたため、本記事ではそれを前提にした設計例を示します。

来店周期別に組む:ステップ配信とタグの手順

まず押さえる、ステップ配信の公式仕様

  • ステップ配信は、事前に用意したメッセージを、決めた順番と時間間隔で自動送信する機能
  • 1通目は「ステップ開始直後」を選ぶ。2通目以降は「日時で指定」か「経過時間で指定」
  • 日時指定は、開始時点から「○日後の○時○分」に送る。10時設定の場合、開始が10時前なら当日、後なら翌日の10時になる
  • 経過時間指定は72時間以内。24時間以上先は日時指定を使う
  • 作成しただけでは配信されず、エルメアクション(自動応答、友だち追加時設定、フォーム回答後など)から開始させる必要がある
  • 配信対象はデフォルトでステップ購読者全員。タグなどで絞って、属性ごとに別のメッセージを送れる

6週間後に声をかけたいなら、日時指定で「42日後の10時」のように設定する、というのが基本の考え方です。ただし、日時指定で何日後まで設定できるかの上限は、確認した範囲では見つかりませんでした。長い周期を使う場合は、設定画面で入力できる最大値を先に試してください。

設定の流れ(基本形)

  1. タグを作る:タグ管理で「周期4週」「周期6週」「周期8週」のように、希望周期を表すタグを作る。「+新規作成」から最大20個、CSV一括追加なら最大200個まで作れる
  2. 来店後フォームを作る:「次回のご来店の目安」を選んでもらう設問を作り、回答に応じてタグを自動付与する(アンケート回答を起点にしたタグ自動付与が公式に紹介されている)
  3. ステップ配信を作る:管理名を付け、1通目はお礼(開始直後)、2通目以降に周期ごとの声かけを「○日後の○時」で登録し、配信対象をタグで分ける
  4. 開始の仕組みをつなぐ:フォーム回答後のアクションでステップを開始させる
  5. テスト配信:個人のLINEをテストアカウントに登録し、配信タイミング通りに届くか、タグ別の出し分けが意図通りかを確認する
  6. 本番に切り替え、最初の数名で実際に届いた日時と文面を確認する

つまずきやすい点と対処

つまずき確認ポイント対処
ステップを作ったのに何も届かない開始アクションが未設定のままフォーム回答後などのアクションにステップ開始を追加する
タグ別に分けたつもりが全員に届く配信対象が「ステップ購読者全員」のままメッセージごとに配信対象を追加し、タグ条件を設定する
想定した時刻と違う日に届く日時指定は「開始時刻が指定時刻より後なら翌日扱い」夜に開始する運用なら、数え方を1日ずらして確認する
タグが付く前にステップが動く可能性タグ付与とステップ開始の実行順は今回の公式ページで確認できなかったテスト配信で実際の挙動を見て、問題があれば開始のタイミングを分ける
ステップが意図せず繰り返す自動継続の設定でループになっていないか自動継続は配信数を大量に消費するおそれがあると公式に注意がある。設定前に必ず確認する

絞り込みと有料プランの関係は、エルメの条件分岐とアクションスケジュールの記事も参考になります。契約前に、自分が使いたい絞り込みが現在のプランで使えるか、公式で確認してください。

運用ルール案とチェックリスト

仕組みは作った後の運用で崩れます。小さな店でも決めておきたいルールを挙げます。

  • 周期の種類は最大3つまでにする(細かくしすぎると文面とタグの管理が破綻する)
  • タグ名は「周期6週」のように、同じ形式で統一する。棚卸しの考え方は友だち数が増えても破綻しない管理|タグの棚卸し・命名ルール・不要タグの整理手順が参考になる
  • 声かけは1回の周期につき1通を基本にし、返信がなければ追い打ちはしない
  • 一斉配信の日と、ステップの声かけが同じ週に重ならないか月初に確認する
  • 文面の改訂は担当者を1人決め、変更日をメモに残す
  • お客様から「配信を止めてほしい」と言われたら、その場で対応する手順を決めておく
運用ルール案とチェックリスト周期の種類は最大3つまでにする(細かくしすぎると文面とタグの管理が破綻する)タグ名は「周期6週」のように、同じ形式で統一する声かけは1回の周期につき1通を基本にし、返信がなければ追い打ちはしない一斉配信の日と、ステップの声かけが同じ週に重ならないか月初に確認する文面の改訂は担当者を1人決め、変更日をメモに残すお客様から「配信を止めてほしい」と言われたら、その場で対応する手順を決めておく
図:運用ルール案とチェックリスト

公開前チェックリスト

  • テスト配信で、全周期のパターンが想定した日時に届いたか
  • 文面に前回の施術内容や個人が特定される情報を入れすぎていないか
  • 予約URLの遷移先が最新か
  • 自動継続やループ設定が残っていないか
  • 送る頻度が、お客様にとって多すぎないか(頻度の考え方は店ごとに決める)

活用例と向かないケース

活用例(架空の設計例)

以下は実在の店舗の事例ではなく、設計の考え方を示すための架空の例です。成果の数字はありません。

小さな美容室【サンプル店】を想定します。施術後のお会計時に、QRで「次回のご来店の目安」を選ぶ簡単なフォームに答えてもらいます。選択肢は「4週」「6週」「8週」「まだ決めていない」の4つです。

  • 回答でタグ「周期4週」「周期6週」「周期8週」を自動付与する。「まだ決めていない」にはタグを付けず、声かけの対象外にする
  • 同じフォームの回答後に、ステップ「再来店のご案内」を開始する
  • 1通目(開始直後):ご来店のお礼と、気になる点があれば返信してほしいという案内
  • 2通目:周期4週のタグの人に「28日後の10時」。ご都合のよい時期に予約を、という穏やかな文面
  • 3通目:周期6週のタグの人に「42日後の10時」。同上
  • 4通目:周期8週のタグの人に「56日後の10時」。同上
  • 誕生日の聞き方:友だち追加時のフォームに生年月日の項目を入れ、当日10時にお祝いのテンプレートを送る(回答した人のみ)

文面では「そろそろいかがですか」と促すだけにして、「今予約しないと混みます」のような急かす表現は使わない、というルールにします。

向かないケース

  • 体調や皮膚・髪の状態の相談、施術後の不調など、個別の判断が必要な連絡:電話または対面で対応する
  • キャンセル料や返金などお金に関わる交渉:記録が残る形で、人が直接対応する
  • 緊急の連絡:LINEは読まれる時刻が分からないため、緊急の用件は電話を併用する
  • アレルギーや既往歴などの要配慮情報をフォームで集める運用:扱いは各自の方針・規約と法令を確認し、安易にLINEに集めない
  • 友だち数が少なく、声かけが月に数件で済む店:手動のほうが早いこともある
私の見立てとまとめ1声かけの「内容」より「時期」と「漏れ」のほうが現場の負担になりやすい2周期の種類を増やしすぎないことが、ステップ配信を長く回すコツです3自動化の前に、「このお客様には送らない」の基準を決めておくこと
図:私の見立てとまとめ

私の見立てとまとめ

私の見立て

  1. 声かけの「内容」より「時期」と「漏れ」のほうが現場の負担になりやすい。時期を機械に任せ、文面と判断を人に残すのが無理のない分担だと考えます。
  2. 周期の種類を増やしすぎないことが、ステップ配信を長く回すコツです。最初は2〜3種類で十分だと見ています。
  3. 自動化の前に、「このお客様には送らない」の基準を決めておくこと。配信を止める手順があって初めて、安心して自動にできます。

まとめ

再来店の目安時期に合わせた声かけは、ステップ配信の日時指定とタグの絞り込みで、仕組みにできる部分があります。一方で、来店を記録して起点をつくる操作の最適解や、日時指定の上限日数、タグ付与とステップ開始の実行順は、今回の公式ページでは確認できませんでした。必ず小さくテストしてから広げてください。まずは無料で触って、自分の店の流れに合うかを確かめるのが近道です。

美容室の連絡全体の切り分けは美容室のLINE連絡を整える|予約変更・カラーの再来案内・指名スタッフ連絡の切り分けにまとめています。

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