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「ポイントカード、LINEでも作れるようになりました」。この一言をお客様にどう伝えるかで、使ってもらえるかが変わります。紙のカードを渡す感覚で書くと、「どうやって貯めるの」「今いくつ貯まっているの」「いつまで使えるの」という疑問が置き去りになりがちです。この記事では、小売店とサロンを想定して、ポイント・スタンプのご案内に使える文例を7つ、自作の作例として紹介します。
先に注意点です。文例は私が作った作例で、実在のお店のものではありません。【】の部分を、ご自身のルールに合わせて差し替えてください。ショップカードの仕様は、公式で確認できた範囲だけを書き、確認できないことは「公式で確認できませんでした」と書いています。
お店の入口づくりは店頭ポップ・名刺・チラシで友だち追加を案内する文言の作り方|QRの置き場所と書き方の型、機能の使い分けはLINE公式アカウントのクーポン・ショップカード機能とエルメの使い分け|どちらで何をするかの判断軸で扱っています。この記事は、そこから一歩進んで「文面」に絞ります。
文例の前に:ポイントカードには2つの作り方がある
「LINEでポイントカード」と言っても、仕組みは2通りあります。文例の書き方も少し変わるので、先に整理します(情報取得日:2026-10-09)。
| LINE公式アカウントのショップカード | エルメで作るポイントカード | |
|---|---|---|
| 仕組み | 管理画面で発行。付与専用のQRコードをお客様が読み取るとポイントが付く(LINE公式の案内より) | リッチメニューの切り替え、友だち情報の「ポイント」、QRコードアクションを組み合わせる(エルメのマニュアルより) |
| エルメとの関係 | エルメ独自の機能ではなく、LINE側の機能。エルメからカード取得用URLを送れる | エルメの機能の組み合わせで作る |
| 公式で確認できなかった点 | 有効期限の具体的な日数、作成の上限、対象プラン | スタンプ機能そのものの記載、必要なリッチメニュー枚数(ページ内で12枚と22枚の記載が食い違う) |
| 対象プラン | 公式ページでは確認できませんでした | スタンダード以上と記載。契約前に公式で確認を |
なお、エルメの公式マニュアルに、「スタンプ」という名前の機能の説明は確認できませんでした。お店で「スタンプ」と呼んでいても、仕組みとしてはポイントの形になる場合があります。文例の「ポイント」は、お店の呼び方に差し替えてください。
どの形で送る文例か:配信形態の整理
ショップカードのURLを送る方法として、エルメの公式マニュアルは、1:1チャット、メッセージ配信(一斉配信・ステップ配信・テンプレート・自動返信・イベント予約配信・リマインド配信)、フォーム回答後のページ、リッチメニューを挙げています。メッセージ送信数を節約したい場合は、リッチメニューが推奨されています。文例ごとの配信形態は、次のとおりです。
| 文例 | 主な配信形態 | ねらい |
|---|---|---|
| 1. カードのご案内(友だち追加後) | 自動応答/あいさつ、または1:1 | 入口でカードの存在を伝える |
| 2. 初回付与のご案内 | 1:1(会計時に口頭と併用) | 最初の1回を迷わせない |
| 3. ポイントの貯め方 | テンプレート、または自動応答 | 聞かれる質問に先に答える |
| 4. 付与されていない場合の返信 | 1:1 | 個別の確認と記録 |
| 5. 特典に届いたとき | 1:1または一斉配信 | 特典の使い方を伝える |
| 6. 有効期限のお知らせ | 一斉配信、またはステップ配信 | 期限切れの行き違いを減らす |
| 7. ルール変更のお知らせ | 一斉配信 | 変更点を一度で伝える |
ポイント・スタンプのご案内の文例7つ(作例)
文例1:カードのご案内(友だち追加後)
ご登録ありがとうございます。【お店の名前】のポイントカードをLINEでご用意しました。下のボタンから受け取ると、ご来店のたびに【付与条件】でポイントが貯まります。受け取りは【お会計時/お好きなとき】でも大丈夫です。
- 使いどころ:友だち追加の直後、またはレジでQRを読んでもらった後。最初にカードの存在と置き場所を伝える場面です。
- 避けたい言い方:「お得なカードを今すぐ作ってください」のように急かす言い方。
- 差し替える箇所:【お店の名前】【カードの名前】【ご案内のボタンやリンク】
文例2:初回付与のご案内
本日はご来店ありがとうございました。ポイントは、【レジ横のQRコード】をスマートフォンで読み取ると付与されます。初回は【ポイント数】が貯まります。操作に迷われたときは、お声がけください。一緒にお手伝いします。
- 使いどころ:カードを受け取った後の最初の来店。付与のQRを読む作業に不慣れな方が多い場面です。
- 避けたい言い方:「簡単ですよ」と決めつける言い方(操作に自信のない方を置いていく)。
- 差し替える箇所:【付与QRの置き場所】【付与されるポイント数】【初回ボーナスの有無と条件】
文例3:ポイントの貯め方(よくある質問への先回り)
【お店の名前】のポイントのご案内です。貯め方:ご来店ごとに、付与用のQRコードを読み取ってください。付与は【1日1回まで】です。対象:【対象のお買い物/施術】。【クーポン利用分/物販のみのご利用】は対象外です。ご不明な点はこのトークでお問い合わせください。
- 使いどころ:「どうやって貯めるの」「同じ日に2回読んだら」という問い合わせが増えたとき。
- 避けたい言い方:ルールを省いて「何度でも貯まります」と書くこと(制限を設定している場合に誤解を招く)。
- 差し替える箇所:【1日の付与回数の制限】【対象になる購入・サービス】【対象外のもの】
文例4:付与されていないというご連絡への返信
ご連絡ありがとうございます。ポイントが付与されていない件、失礼いたしました。確認のため、ご来店の【日付】と【おおよその時間】を教えてください。確認でき次第、【対応の方法】をご案内いたします。
- 使いどころ:「QRを読んだのにポイントがついていない」と連絡が来たとき。事実確認を先にします。
- 避けたい言い方:「お客様の操作ミスでは」と受け取れる言い方。
- 差し替える箇所:【確認事項(日付・時間帯・店舗)】【対応の可否と方法】
文例5:特典に届いたときのご案内
ポイントが【必要ポイント数】に届きました。ありがとうございます。【特典の内容】をご用意しています。ご利用の際は、【会計時にこの画面をスタッフにお見せください】。ご利用いただける期間は【期間】です。
- 使いどころ:貯まったポイントが特典に届いたとき。使い方と期限を一緒に伝える場面です。
- 避けたい言い方:特典の条件を小さな文字や後回しにして、使えない場面で驚かせること。
- 差し替える箇所:【特典の内容】【使い方(提示の方法)】【使える期間】
文例6:有効期限のお知らせ
【お店の名前】からのお知らせです。ポイントの有効期限が【日付】に近づいています。現在のポイントは、カードの画面でご確認いただけます。ご来店をお待ちしております。ご不明な点はお気軽にご連絡ください。
- 使いどころ:期限が近いお客様に向けて、早めに知らせたいとき。
- 避けたい言い方:「このままだと失効します」のように不安をあおる言い方。
- 差し替える箇所:【有効期限の日付】【残っているポイント数の確認方法】
文例7:ルール変更のお知らせ
【お店の名前】のポイントカードの内容を、【日付】から変更します。変更点:【変更前】から【変更後】へ。すでに貯まっているポイントは【扱い】です。ご不便をおかけしますが、ご理解をお願いいたします。
- 使いどころ:付与条件や特典を変えるとき。変更の理由は簡潔に、いつから適用かを明記します。
- 避けたい言い方:変更点を告知の最後に小さく書くこと。
- 差し替える箇所:【変更の日付】【変更前と変更後】【すでに貯めたポイントの扱い】
有効期限の通知については、LINE公式の案内に「期限をユーザーに通知する機能がある」との説明があります。ただし、具体的な通知日数や設定方法は公式で確認できませんでした。文例6は、お店から送る案内の作例であり、機能の通知とは別のものとして使えます。
小売店とサロンで、ここが違う:業種固有の注意
小売店で起きやすいこと
- レジの混雑で、QRを読む時間が取りにくい。付与用QRを会計後に読む運用なら、列を妨げない位置に置く
- 返品や交換が出たとき、ポイントをどう扱うかは、お店のルールとして先に決めておく
- 家族の分をまとめて会計する場合、誰のカードに付けるかで食い違いが出やすい
サロンで起きやすいこと
- 施術中や施術直後は、お客様がスマートフォンを触れない場面が多い。付与のタイミングは「お会計後」「お見送り時」に決めておく
- 担当制の場合、担当者が違うと付与の説明が揺れやすい。説明の言い回しをそろえておく
- 物販だけの購入や、割引の使用分を対象にするかを、予約時の案内にも書いておく
| 場面 | 小売店 | サロン |
|---|---|---|
| 付与の場所 | レジ横やカウンターのQR | お会計時やお見送りの場所のQR |
| 迷いやすい点 | 返品・交換、家族分 | 施術後の会計、担当者による説明の違い |
| 文面で足したいこと | 対象外の商品、レシート確認の有無 | 予約との関係、物販の扱い |
法律や表示の判断は、このブログではしません。特典の内容・景品に関する扱いは、各自の事業の規約と関係ルールで確認してください。
活用例(架空の設計例)
これは実在の事例ではない、架空の設計例です。成果の数字は載せていません。
設定:駅前の小さな雑貨店を想定します。ショップカードを作り、付与用QRをレジ横に掲示。友だち追加直後のあいさつに文例1を入れ、よくある質問用のテンプレートに文例3を保存します。リッチメニューにはカードへのリンクを置きます。
運用:付与されていない連絡は、文例4で対応し、日付と内容をメモに残します。月に一度、期限が近い方への案内(文例6)を送る日を決めます。ルールを変える際は、先に文例7を作り、店内の掲示と同じ日に送ります。
向かないケースと、私の見立て3点
向かないケース
- カードの仕様が頻繁に変わる、または対象外の条件が複雑すぎてLINEの短い文面では説明しきれない場合は、店頭での口頭説明を中心にしたほうがよい
- スマートフォンを使わないお客様が中心の場合は、紙のカードも併用する
- 個人の状況に踏み込む対応(返金の可否など)は、一斉配信に乗せず個別に対応する
私の見立て3点
- 文例の良し悪しより、「対象外・制限・期限」を先に決めて書けているかのほうが、問い合わせを減らす力が大きい
- 最初の1通(文例1と2)に力を入れ、あとの文例は必要になった順に足していけば足りる
- ポイントの話題を送りすぎると、配信が多いと受け取られやすい。頻度の基準は、LINE公式のガイドラインで確認できた範囲では示せません。ご自身で確認してください
まとめ
ポイント・スタンプのご案内は、「貯め方」「対象外」「期限」「困ったときの連絡先」を、先に文章で決めておくことが土台になります。ショップカードはLINE側の機能で、エルメからはURLを送る形になります。エルメのポイントカードは、スタンダード以上と記載がありました(取得日:2026-10-09)。契約前に、公式で最新の情報を確認してください。
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