広告(アフィリエイトリンク)を含みます。
公民館の掲示板に貼ったチラシのQRコードから、知らない名前の人が友だち追加してくれた。うれしい反面、最初の一言に迷います。「ようこそ」だけでは何の会か伝わらず、活動内容や費用を長く書くと、読まれないまま閉じられてしまう。サークルや地域団体のメンバー募集は、相手が「会のことをまだ何も知らない」「顔を知らない人に連絡先を渡している」という状態から始まる点が、店舗の集客と違います。
この記事では、サークル・地域団体のメンバー募集で使える文例を7つ、相手の状況別に作例としてまとめます。すべて当ブログの作例で、実在の団体の文面ではありません。【】の部分を自分の会に合わせて差し替えてください。出欠確認の文例はサークル・地域イベントの出欠確認の文例7つ|サークル・地域団体向けの言い回しと使いどころで、入会後にグループLINEから公式アカウントへ移ってもらう文例はグループLINEから公式アカウントへ移るお願いの文例7つ|サークル・教室向けの言い回しと使いどころで扱っているので、ここでは「入会前」の言葉だけに絞ります。
どの文例を、どの仕組みで送るか
募集の連絡は、送る仕組みによって書き方が変わります。エルメの公式マニュアルを見ると、新しく友だち追加した人への自動メッセージは「あいさつメッセージ」、チラシやポスターのQRコードごとにアクションを分けたい場合は「QRコードアクション」で扱えます(取得日2026-10-09)。QRコードアクションは、新規友だちのみを対象にするか、既存の友だちも含めるかを作成時に選びます。「全ての友だち」を対象にした場合は、作成後に変更できないと書かれているので、最初に決めておきましょう。
| 文例 | 相手の状況 | 送る形 | 使う機能の目安 |
|---|---|---|---|
| 文例1 | チラシのQRから友だち追加した直後 | 自動応答(友だち追加時) | あいさつメッセージ |
| 文例2 | 引っ越してきたばかりで会を知らない | 1:1(個別)または一斉 | 個別チャット、タグを付けて絞り込み配信 |
| 文例3 | 見学・体験に申し込んだ | フォーム回答後の自動返信 | フォーム作成の回答完了メッセージ |
| 文例4 | 入会を迷っている | 1:1 | 個別チャット |
| 文例5 | 既存メンバーに紹介を頼む | 一斉配信 | メッセージ配信(タグで絞る) |
| 文例6 | 申込の締切が近い | リマインド | リマインド配信 |
| 文例7 | 見学後に返事がない | 1:1(1回限り) | 個別チャット |
文例を選ぶ前に決めておく3つのこと
- 最初に何を聞くか。募集の初回で、住所や子どもの氏名、電話番号をいきなり尋ねないこと。初回は「見学したいか」「質問があるか」だけにして、個人情報の入力が必要になる段階(入会申込)で初めてフォームに誘導します。個人情報の扱い方は、各団体の方針と規約を確認してください。
- 会の「参加の自由度」を一文で言えるか。地域団体では、自治会のように「加入が任意か」「当番があるか」で誤解が生まれやすい。
- 費用と当番を先に書くか。会費、年会費、道具代、役員当番は、あとから知ると「聞いていない」となりやすい項目です。
メンバー募集の文例7つ
文例1:チラシのQRから友だち追加された直後に
この文面の狙い:「何の会か」を3行で伝え、次の一歩(見学・質問)を1つに絞ります。
【会の名前】のLINE公式アカウントを追加していただき、ありがとうございます。
私たちは【地域名】で、【活動内容:毎週土曜の朝にウォーキングと清掃】をしている会です。
見学だけの参加も歓迎しています。ご興味があれば「見学したい」と、このトークにお送りください。
- 使いどころ:掲示板やチラシのQR経由の初回。
- 避けたい言い方:「入会をお待ちしています!」と最初から入会を促す言い方。見学前の人には重く感じられます。
- 差し替える箇所:【会の名前】【地域名】【活動内容】
送る前の確認:活動の曜日・場所が最新か、見学が本当に可能かを確認する。
文例2:引っ越してきたばかりの方へ(地域の新住民向け)
この文面の狙い:地域に知り合いがいない人に、押しつけにならない入口を示します。
はじめまして。【町名】で活動している【会の名前】の【担当名】です。
【町名】にお越しになったばかりの方に、会の案内をお送りしています。
毎月第2日曜に、お茶を飲みながら地域の情報を交換する時間があります。参加は自由で、途中参加も大丈夫です。
- 使いどころ:自治会や地域ネットワークで、新しい住民の連絡先を正式に預かっている場合に限る。
- 避けたい言い方:「ご近所なので」と、連絡先を預かった経緯を曖昧にしたまま誘う言い方。
- 差し替える箇所:【町名】【担当名】【日程】
送る前の確認:連絡先を預かった目的と合っているかを必ず確認する。目的が違うなら送らない。
文例3:見学・体験の申込フォームに回答した方へ
この文面の狙い:申込を受け取ったことと、当日の持ち物を、過不足なく伝えます。
【お名前】さま、見学のお申込みありがとうございます。
日時:【◯月◯日(◯)10:00〜11:30】
場所:【公民館2階 和室】
持ち物:動きやすい服装と飲み物。道具の貸出もあります。
当日の欠席・遅れは、このトークにご連絡ください。
- 使いどころ:フォーム回答完了時。エルメのフォームでは、回答完了メッセージにLINE名や友だち情報を差し込める、と公式に書かれています。
- 避けたい言い方:「必ず来てください」のように、見学への強制を感じさせる言い方。
- 差し替える箇所:【お名前】【日時】【場所】
送る前の確認:差し込む項目名が正しく入っているかを、自分のLINEでテストして確認する。
文例4:入会を迷っている方への個別返信
この文面の狙い:不安の中身(費用・当番・続けられるか)に答え、決断を急がせません。
ご質問ありがとうございます。会費は【月◯円】で、【道具代】は別にかかりません。
当番については、【年2回、受付の手伝い】をお願いしています。都合が合わない月は、遠慮なくお休みください。
お試しで【3回】参加していただいてから、決めていただいても大丈夫です。
- 使いどころ:「続けられるか心配」と言われたとき。
- 避けたい言い方:「みなさん参加されていますよ」と、周りの人を引き合いに出す言い方。
- 差し替える箇所:【会費】【当番の内容】【お試しの回数】
送る前の確認:お試し回数や会費が、今の規約と合っているかを確認する。
文例5:既存メンバーに紹介を頼む一斉配信
この文面の狙い:紹介は任意であることを先に明示し、断りやすくします。
いつも活動に参加していただき、ありがとうございます。
【会の名前】は今年度、【◯名】の新しい仲間を迎えたいと考えています。
お声がけしても構わないと思う方がいらっしゃれば、下のURLを共有していただけると助かります。
もちろん、ご負担のない範囲で結構です。
- 使いどころ:年度初めの前後。
- 避けたい言い方:「ひとり一人お願いします」と、義務のように聞こえる言い方。
- 差し替える箇所:【会の名前】【◯名】
送る前の確認:全員宛てにする前に、タグで「現メンバー」に絞れているか、予定配信者数を確認する。
文例6:募集締切が近い方へのリマインド
この文面の狙い:締切と手続きの完了条件を明確にします。
入会受付は【◯月◯日】までです。
お申込みは下のフォームから、【3分】ほどで完了します。
今期は見送られる場合も、次の募集は【◯月】の予定です。
- 使いどころ:見学済みで、まだ申込をしていない人に1回送る。
- 避けたい言い方:「あと◯名で締切!」と、枠の少なさをあおる言い方。
- 差し替える箇所:【日付】【所要時間】【次の募集月】
送る前の確認:対象が見学済みの人に絞れているか、すでに申込済みの人に送っていないか確認する。
文例7:見学後、返事がない方への最後の一言
この文面の狙い:追いかけず、1回で終わらせると約束します。
先日は見学にお越しいただき、ありがとうございました。
ご不明な点があれば、いつでもお尋ねください。
このメッセージが最後のご連絡です。ご縁があれば、またお会いできるのを楽しみにしています。
- 使いどころ:見学の1〜2週間後に1回だけ。
- 避けたい言い方:「どうでしたか?」と、断りにくい形の問いかけ。
- 差し替える箇所:見学日の言及を足してもよい
送る前の確認:複数回送らない運用にしているか確認する。
活用例(架空の設計例)
以下は実例ではなく、考え方を示すための架空の設計例です。成果の数字はありません。
毎週土曜に河川敷を歩く、30名ほどの地域サークルがあるとします。公民館の掲示板に貼るチラシのQRは、QRコードアクションで作り、友だち追加時にあいさつメッセージ(文例1)が届くようにします。回覧板用のチラシは別のQRを使えば、どちらから来たかが分かります。見学を申し込んだ人はフォームに回答し、完了時に「見学申込」というタグが付きます。見学から1週間後、タグを持つ人だけに文例6、さらに1〜2週間後に文例7を1回だけ送ります。
向かないケースと、確認が必要な点
- 未成年の子どもが対象の募集で、保護者の同意が必要な場合。最初の連絡や同意の確認は、紙や対面のほうが記録を残しやすく、LINEだけで進めるのはおすすめしません。
- 高齢の方が中心の地域団体。LINEを使っていない方が多い場合、電話や回覧板を残すべきです。
- 参加の可否に関わる持病やアレルギーの確認が必要な場合。判断はLINEではなく、直接お話しして確認してください。
| 確認が必要な点 | 現状 |
|---|---|
| 配信頻度や販促表現に関するLINEの基準 | 今回の調査では記事にできるほど確認できなかった。LINEの公式ガイドラインを各自で確認してください |
| フォームやタグのプラン別制限 | 今回確認した公式のフォーム作成ページにはプランの記載がなかった |
私の見立て3点とまとめ
- 募集の連絡は「入会を促す」より「見学までの不安を減らす」ほうが、地域団体では相手に受け取られやすい。
- 初回は1つの次の一歩だけ示し、個人情報は入会申込の段階まで聞かない。
- 追いかけは1回で終える約束をしておくと、断る側も気が楽になる。
メンバー募集は、会の「入口の言葉」を整える作業です。7つの文例は、相手の状況を入れ替えながら使える作例なので、自分の会に合わせて【】を差し替えてください。QRの置き場所を整えたい場合は、LINE公式アカウントの友だち追加の入口の作り方|QRコード・URLの置き場所と、どこから来たかを分けて数える方法も参考になります。
構築代行のご案内(30万円〜・税別)
QRコード、フォーム、あいさつメッセージの組み方は、会の規模や募集の形で変わります。設計の時間が取れない場合は、構築代行のご案内をご覧ください(30万円〜・税別)。