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資料請求のフォームを送信した直後は、請求した方の関心がいちばん高い数分間です。その数分間に届くのが、「ありがとうございます」の一通です。スクールや講座では、この一通で「資料はいつ、どうやって届くのか」「請求しただけで勧誘されないか」「受講を決めたわけではないのに連絡が増えないか」という三つの不安に、先に答えておくことができます。逆に、ここが無言だったり、定型文すぎたりすると、「ちゃんと届いたのかな」と不安なまま、資料を見る前に気持ちが離れてしまいます。
この記事は、スクール・講座の資料請求に対する「ありがとうメッセージ」の文例集です。文例はすべて当ブログの作例です。請求した方の状況(初めて、保護者、急ぎ、すでに受講中など)に合わせて7つに分けました。説明会の申込後の案内は説明会・セミナー申込後の案内の文例7つ|スクール・講座向けの言い回しと使いどころ、資料を送ったあとの検討状況の確認は資料を送ったあとの検討状況を聞き忘れる|ステップ配信と分岐で「聞くタイミング」を仕組みにする手順で扱っているので、ここでは「請求直後の一通」だけに絞ります。
資料請求の直後の一通が担う、三つの役割
- 受け取りの確認:請求が受け付けられたこと、資料がどの方法で届くかを知らせる(これだけで不安の半分は消えます)。
- 期待値の調整:資料が届く時期、その後に連絡が来るかどうか、来る場合の頻度と手段を先に伝える。
- 次の一歩を軽くする:説明会や無料相談の案内は添えるが、申込を急がせない。
逆にこの一通でやらないほうがよいのは、受講料の割引や締切を前面に出して申込を迫ること、資料の内容をほぼそのまま繰り返すこと、そして長文です。LINEは画面が小さいため、請求直後の一通は、スマートフォンで一画面に収まる量が目安になります。
どの文例を、どの配信方法で送るか|整理表
エルメで資料請求を受ける場合、請求の入口はたいていフォームか、キーワードのメッセージです。公式マニュアルによると、フォームには回答完了時のメッセージとアクションを設定でき、メッセージにはLINE名や友だち情報を差し込めます。アクションとしては、テンプレートの送信、タグの追加・削除、友だち情報の更新、ステップ配信の開始・停止などが選べます。自動応答はキーワードの完全一致・部分一致で反応させられ、曜日や時間帯の指定もできます。下の表は、7つの文例をどの方法で送るかの目安です。
| 文例 | 受け手の状況 | 主な送り方 | 公式で確認した機能 |
|---|---|---|---|
| 1. 請求直後・URLで資料を渡す | 初めての方 | フォーム回答完了時のメッセージ | 回答完了メッセージに友だち情報を挿入できる |
| 2. 郵送で届ける場合 | 住所を入力した方 | フォーム回答完了時+ステップ(発送後の連絡) | ステップは「経過時間(72時間以内)」か「日時」で指定 |
| 3. 夜間・休講日の請求 | 時間外に請求した方 | フォーム回答完了時のメッセージ(受付時刻に依存しない文面) | 自動応答は曜日・時間帯を指定できる |
| 4. 働きながら学びたい方 | 費用・期間を気にする方 | フォーム回答完了時+2日後のステップ | 日時指定は開始日から○日後の指定時刻に送信 |
| 5. 保護者からの請求 | お子さまのための請求 | フォーム回答完了時(保護者名・学年の差し込み) | 質問への回答を友だち情報に記録して挿入できる |
| 6. 受講中・卒業生が別講座を請求 | すでに関係のある方 | 1:1チャットまたはタグで分けた配信 | タグの有無で配信先を絞り込める |
| 7. URLが開けない・再送の依頼 | 資料が見られない方 | 1:1チャット | 個別の対応は1:1で行う |
文例7つ|請求直後から再送の依頼まで(すべて作例です)
【】の部分は差し替えてください。個人名・講座名・日付は仮置きです。
文例1:請求直後・資料をURLですぐ渡す(初めての方)
この文面の狙い:受け付けたこと、資料の置き場、勧誘しないことを一画面で伝える。
【お名前】様、【スクール名】の資料をご請求いただき、ありがとうございます。
資料はこちらからご覧いただけます。【資料のURL】
【講座名】の内容、期間、受講料の目安、修了までの流れをまとめています。
ご請求いただいただけで、お申し込みを促すご連絡を続けることはいたしません。ご不明な点だけ、このトークにお送りください。
使いどころ:資料をPDFやページで渡す場合の最初の一通。避けたい言い方:「今だけの特典」「お早めに」など。差し替え:講座名、資料のURL。送る前の確認:URLが開けること、資料内の受講料・日程が最新であること。
文例2:郵送で資料を届ける場合(住所を入力した方)
この文面の狙い:届く時期を伝え、「届かなかったらどうするか」を先に示す。
【お名前】様、資料のご請求ありがとうございます。
ご入力いただいたご住所へ、【発送予定日】ごろに発送いたします。お手元には【到着の目安】に届く予定です。
発送を終えましたら、あらためてこのトークでお知らせします。
お住まいの地域によっては日数がかかることがあります。【日付】を過ぎても届かない場合は、お手数ですがこのトークにご連絡ください。
使いどころ:郵送資料の請求を受けた直後。避けたい言い方:「必ず○日に届きます」と言い切る表現。差し替え:発送日、到着目安。送る前の確認:発送日が休業日をまたいでいないか。発送後の連絡は、ステップの経過時間指定(72時間以内)で組めます。
文例3:夜間・休講日にご請求いただいたとき
この文面の狙い:時間外でも「受け付けた」ことがすぐ伝わり、スタッフの返信が翌営業日になることを先に伝える。
【お名前】様、夜分にご請求いただき、ありがとうございます。
資料のご請求を受け付けました。こちらからご覧いただけます。【資料のURL】
スタッフからのご連絡は、【営業日と時間帯】にいたします。それまでの間、資料をゆっくりご覧ください。
お急ぎのご相談は、【電話番号】(【受付時間】)で承ります。
使いどころ:社会人向け講座では、請求が夜から休日にかけて集中するため、時間外の文面を用意しておくと安心です。避けたい言い方:「担当者が不在のため」だけで終わる文。差し替え:営業日・受付時間。送る前の確認:「夜分に」の一文は、実際に夜間の請求だけに使う場合の表現です。時間帯を問わず使うなら外してください。
文例4:働きながら学びたい方へ(費用・期間を気にしている方)
この文面の狙い:迷いの理由になりやすい「費用」「期間」「両立」に、事実で答える。
【お名前】様、資料はご覧いただけましたでしょうか。
お仕事と並行して学ぶ方が気にされる点として、【受講期間】、【週あたりの学習時間の目安】、【受講料と支払い方法】があります。資料の【ページ番号】にまとめています。
給付金や補助の対象になるかどうかは、講座やお住まいの条件で変わります。対象かどうかは、【公的な案内先】でご確認ください。
ご質問だけでも、このトークにお気軽にお寄せください。
使いどころ:請求の2日後に届くフォロー。避けたい言い方:給付金の対象になると断定する、「必ず取れる」と資格の合格を保証する表現。差し替え:期間、時間の目安、案内先。送る前の確認:受講料・支払い方法が資料の記載と一致していること。
文例5:保護者の方からのご請求(お子さまの習い事・進学講座)
この文面の狙い:保護者が気にする「お子さまの様子」「送迎」「勧誘の有無」に先に答える。
【保護者名】様、【お子さまの学年】のお子さまの資料をご請求いただき、ありがとうございます。
資料はこちらです。【資料のURL】
授業の時間帯は【曜日と時間】、保護者の方の送迎の目安は【送迎の案内】です。
体験や見学は、ご都合に合わせて承ります。お子さまご本人のご様子を見ながら、ご検討ください。
使いどころ:子ども向けスクール、学習塾系の講座。避けたい言い方:お子さまの成績や将来への不安をあおる表現。差し替え:学年、時間帯、送迎。送る前の確認:お子さまのお名前をLINEに表示してよいか(友だち情報の差し込み先が保護者名か子の名前か)。
文例6:すでに受講中・卒業生が別の講座を請求したとき
この文面の狙い:関係のある方に、初めての方向けの案内を送らない。
【お名前】様、いつもありがとうございます。
【講座名】の資料のご請求を受け付けました。こちらからご覧ください。【資料のURL】
【現在の受講講座】とのつながりや、受講中の方向けの割引・優遇があるかは、資料の【ページ番号】に記載しています。
担当の【講師名】より、ご質問にお答えすることもできます。
使いどころ:受講者・卒業生にタグを付けてある場合の個別対応。避けたい言い方:初めての方向けの「当スクールとは」の説明。差し替え:現在の講座名、講師名。送る前の確認:優遇の有無は、資料と矛盾しないこと。
文例7:資料のURLが開けない・もう一度ほしいと言われたとき
この文面の狙い:原因の切り分けを手伝いながら、相手を責めない。
【お名前】様、ご連絡ありがとうございます。ご不便をおかけしました。
資料のURLを、あらためてお送りします。【資料のURL】
開けない場合は、お使いの端末(iPhone/Android/パソコン)を教えていただけますか。別の形式でお送りします。
メールでの受け取りをご希望でしたら、そのようにお伝えください。
使いどころ:1:1チャットでの対応。避けたい言い方:「前に送りました」と受け取る側のミスのようにとれる表現。差し替え:端末の選択肢。送る前の確認:別形式のファイルを用意してあること。
スクール・講座ならではの注意点|他の業種に置き換えられない部分
同じ「資料請求」でも、物販や不動産と違い、スクール・講座では「請求者は、まだ学ぶかどうかを決めていない」ことが前提です。そのため、次の点は業種に固有の配慮になります。
| 場面 | スクール・講座で起きること | 文面での配慮 |
|---|---|---|
| 受講料・期間の書き方 | 金額・期間は資料と一字でも食い違うと不信につながる | LINEの文面には金額を書かず、資料の該当ページを案内する形にする |
| 給付金・補助・資格の表現 | 対象かどうか、合格や取得を保証する言い方は誤解のもと | 断定せず、案内先を示す。保証にあたる表現は使わない |
| 開講日・締切・定員 | 次の開講が近い、定員に余裕がないという事実は伝えてよいが、あおると圧になる | 事実だけを一文で。「残りわずか」などの言い回しは使わない |
| 請求者の属性 | 社会人、学生、保護者で気にする点が違う | 請求フォームの質問で属性を取り、文例4〜5のように文面を分ける |
| すでに受講中の方 | 別講座の資料請求に、初回向けの案内を送ると違和感が出る | タグで受講中・卒業生を分け、文例6を使う |
フォームで属性を聞くときは、質問の回答を友だち情報に記録し、完了メッセージに差し込む方法が公式マニュアルで案内されています。差し込まれるのは回答の値だけなので、「学年:」のように項目名も一緒に書いておくと伝わりやすくなります。テンプレートに保存しておけば、文面を使い回しやすくなります(エルメのテンプレート機能で配信文を資産にする|保存・フォルダ整理・使い回しのルール)。
請求フォームを開いたのに送信しなかった方への備え
公式マニュアルには、フォームを開いたが回答しなかった方に対して、リマインドやタグの追加ができる「フォーム表示」のアクションがあると書かれています。資料請求フォームは項目が多いと途中で離脱が起きやすいので、この機能が使えます。ただし、リマインドを何通まで、どの時間帯に送るかは、受け手の負担にならない範囲で自分で決めてください。配信頻度の基準は、本記事では数値を示しません。LINE公式の規約・ガイドラインをご自身でご確認ください。
活用例(架空の設計例):社会人向けの資格講座で、請求から2日後までの流れ
実在の事例ではなく、設計の考え方を示す架空の例です。成果の数字はありません。
平日夜と土日に請求が集まる、社会人向けの資格講座を想定します。資料請求フォームの質問は「ご希望の講座」「現在のお仕事の状況(在職/休職中/学生など)」「資料の受け取り方法(URL/郵送)」の三つだけにして、回答はそれぞれ友だち情報とタグに記録します。回答完了時のメッセージは、受け取り方法が「URL」なら文例1、「郵送」なら文例2に分けます。夜間に請求された場合は、文面を文例3のように時刻に依存しない形にしておきます。
2日後の18時に、在職の方にだけ文例4のフォローを日時指定のステップで送ります。それ以外の方(学生・休職中)には送りません。すでに受講中のタグが付いている方は、ステップに入れず、スタッフが文例6を1:1で送ります。この設計は、「請求した人全員に同じ文面を送らない」ことが要点です。
私の見立て3点と、確認が必要な点
私の見立て
- 請求直後の一通は、情報量より「安心」が大切です。資料のURLより先に、受け取ったことと勧誘しないことを書くほうが、読まれ方が変わります。
- 文例を分けるより先に、請求フォームの質問を三つに絞ってください。質問が増えるほど、文面の分岐も増えて、運用が続かなくなります。
- 給付金や資格の合否に触れる文は、書かないほうが安全です。書くなら「案内先」だけにして、判断は読み手に任せる形にします。
確認が必要な点(2026-10-09時点)
- ステップ配信、絞り込み条件、自動応答の対象プランの区分は、公式の記事で全体が確認できませんでした。契約前に公式でご確認ください。
- LINE公式のガイドラインにおける配信頻度や、教育サービスの広告表現の基準は、本記事では具体的な数値を扱っていません。ご自身で公式の規約・関連法令をご確認ください。
まとめ
資料請求直後の一通は、「受け取りました」「いつ・どうやって届くか」「勧誘はしません」の三点に絞り、請求者の状況(初めて、保護者、働きながら、受講中)に応じて文面を分けます。エルメでは、フォームの回答完了メッセージに友だち情報を差し込み、アクションでタグ付けやステップ配信につなげられます。まずはフォームの質問を三つに絞り、文例1と文例3を自分の講座の言葉に直して登録するところから始めてみてください。
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