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夏季休館が明ける月曜の朝、スタジオの受付には、休館前に印刷した古い時間割がまだ貼られたままでした。講師が変わったクラスがあり、水曜の夜のクラスは木曜に移っています。それなのに、LINEには「再開しました」の一行しか送っていない。これでは、いつもの曜日に来た人が空振りになります。
お休み明けの案内は、臨時休業の連絡の逆向きに見えて、実は別の仕事です。休む前の案内は「いつ休むか」を伝えれば足りますが、再開の案内は「何が変わったか」「いつから予約できるか」「しばらく来ていない人がどう戻ればよいか」まで届ける必要があります。この記事では、教室・スタジオ向けに、再開の場面でそのまま使える文例を7つ、受け手の状況を変えて用意しました。文例はすべて当ブログの作例です。休む側の連絡は臨時休業・休講のお知らせの文例7つ|店舗全般向けの言い回しと使いどころで扱っているので、ここでは再開のあとに絞ります。
文例を選ぶ前に決める三つのこと
文面を考える前に、次の三つを決めておくと、七つの文例のどれを使うかが自然に決まります。
- 何が変わったか:時間割、担当講師、入口、更衣室、持ち物、回数券や月謝の扱い。変更点がゼロなら、短い案内で足ります。
- 誰に送るか:毎週通っていた人、休会中の人、休館の間に入会した人は、知りたいことが違います。
- いつ送るか:再開の約一週間前(変更点の事前連絡)、予約開始の直前、再開初日の朝、の三つが基本の節目です。
次の表は、七つの文例を、どの配信の形で送るかを整理したものです。エルメのメッセージ配信は、すぐ送る方法と日時を指定した予約配信を選べ、配信先は全友だちか、タグの有無などの条件で絞り込めます。
| 文例 | 場面 | 配信の形 | 配信先の例 |
|---|---|---|---|
| 文例1 | 再開日と変更点の全体案内 | 一斉配信(予約配信) | 全友だち、または在籍中のタグ |
| 文例2 | 再開週の予約開始直前 | 予約配信(日時指定) | 予約を取る可能性が高い在籍者 |
| 文例3 | 休会中の人へのお声がけ | 絞り込み配信、または1:1 | 「休会中」タグの人 |
| 文例4 | 時間割・担当が変わったクラス | 絞り込み配信 | 該当クラスを受けていたタグの人 |
| 文例5 | 久しぶりの人の初回の不安に答える | 予約完了メッセージ | 該当コースの予約者 |
| 文例6 | 再開初日の朝の確認 | 予約前後のリマインド | その日の予約者 |
| 文例7 | 再開後も予約が入っていない人への一通 | ステップ配信、または予約配信 | 「再開後予約あり」タグが付いていない人 |
| 受け手の状況 | 知りたいこと | 文面の方針 | 避けること |
|---|---|---|---|
| 毎週通っていた常連 | 変更点、予約が取れる日 | 変更点を冒頭に置き、予約の導線を添える | 全員宛ての長い挨拶から始める |
| 休会中・長く来ていない人 | 戻らなくてよいのか、戻るなら何から | 返信を求めず、情報だけ渡す | 理由の詮索、復帰時期の催促 |
| クラスの担当や時間が変わった人 | 自分のクラスはどうなるか | 対象者にだけ送り、旧→新を並べる | 変更を文末に小さく書く |
| 休館中に入会した人 | 初回はどこへ来ればよいか | 場所、持ち物、初回の流れ | 常連にしか通じない言葉 |
お休み明けの再開案内の文例7つ(作例)
どの文例も、各自の規約や運営に合わせて、【】の部分を差し替えて使ってください。文例の前に「狙い」、後ろに「送る前の確認」を付けています。
文例1:再開日と変更点をまとめて伝える(常連・全体向け)
狙い:再開日と「何が変わったか」を一通で伝え、時間割の確認と予約へ迷わず進んでもらう。使いどころは、再開の一週間前の昼ごろです。
【スタジオ名】です。夏季休館が明け、【再開日】(【曜日】)から通常のレッスンを再開いたします。
・再開後の時間割は、メニューの「時間割」からご覧いただけます。一部のクラスは曜日と担当が変わっています。
・ご予約は【予約開始日】の【時刻】から受付を開始します。
・休館中にお預かりしていた回数券の有効期限は【扱いの内容】です。
久しぶりにお会いできるのを、スタッフ一同楽しみにしております。
避けたい言い方:「大変お待たせしました」の連発や、変更点を最後に回す構成。差し替える箇所:再開日、予約開始日、回数券の扱い。送る前の確認:時間割の画像が最新版か、回数券の扱いを規約と照らしたか。
文例2:予約開始の直前に送る(先着・急ぎの人向け)
狙い:再開初週は枠が埋まりやすいので、予約開始の時刻だけを短く伝える。レッスン予約では予約の開始日時を設定でき、定員に達すると予約できなくなる仕組みです。
【再開週】のご予約を、本日【時刻】から開始します。
人気の【クラス名】は定員が【人数】名です。ご予約はメニューの「予約」からお進みください。
再開初週は、お一人あたり【上限】枠までとさせてください。多くの方に参加していただくためです。
避けたい言い方:「すぐ埋まります」と不安をあおる表現。差し替える箇所:クラス名、定員、上限枠。送る前の確認:予約の開始日時の設定と、この文面の時刻が一致しているか。
文例3:休会中の方へ、戻る時期を決めさせないお声がけ
狙い:復帰を促すのではなく、「戻りたくなったときに困らない情報」を渡す。休会の理由はデリケートなことが多いので、触れません。
【お名前】さま、こんにちは。【スタジオ名】です。
【再開日】より、レッスンを再開いたしました。
お休みの間も、休会はそのまま続けていただいて大丈夫です。気になったときのために、現在の時間割をお送りします。
戻られるタイミングは、いつでも結構です。ご不明な点は、このトークにお気軽にご返信ください。
避けたい言い方:「そろそろ復帰しませんか」「いつから来られますか」。差し替える箇所:お名前、休会の扱いの有無。送る前の確認:休会の手続きの扱いは退会・休会の手続き案内への返信の文例7つ|スポーツクラブ・教室向けの言い回しと使いどころと矛盾しないか。
文例4:時間割・担当が変わったクラスの対象者だけに送る
狙い:通う曜日が決まっている人は、変更に気づかないと無駄足になる。該当の人にだけ、旧と新を並べて伝える。
【クラス名】を受講されている方へ、再開後の変更をお知らせします。
・開始時間:【旧曜日・時間】→【新曜日・時間】
・担当:【旧講師名】→【新講師名】
内容とレベルは【変更なし/変更点】です。ご予約の前にご確認ください。ご都合が合わない場合は、このトークでお知らせください。代わりのクラスをご案内します。
避けたい言い方:全員に同じ文面を送ること。関係のない人に届くと、見落としが増えます。差し替える箇所:クラス名、旧と新の内容。送る前の確認:配信前の予定数が、該当クラスの人数と大きくずれていないか。
文例5:久しぶりに来る人の不安に答える(予約完了メッセージ)
狙い:ブランクがある人が気にしがちな「ついていけるか」に、断定せず答える。体の状態の判断はしません。
ご予約ありがとうございます。【日時】の【クラス名】(【所要時間】、強度は【軽め/標準】)です。
久しぶりの方も多く参加される時間帯です。ご自身の体調に合わせて、無理のない範囲でご参加ください。
気になる点があれば、事前にこのトークでお知らせください。当日、スタッフが参加の仕方をご案内します。
避けたい言い方:「ブランクがあっても大丈夫です」「すぐ元に戻れます」といった断定。差し替える箇所:クラス名、強度、所要時間。子ども向け教室なら、保護者さま宛てに変えます。送る前の確認:コースごとの予約完了メッセージに入れたか(コース側の設定があると、全体設定のアクションは動きません)。
文例6:再開初日の朝の確認(当日の予約者向け)
狙い:入口や更衣室など、休館中に変えた「物理的な変更」を、当日の朝に再確認してもらう。
本日から再開です。【開始時刻】のクラスは、【入口の場所】からお入りください。休館中に【変更内容】いたしました。
お持ち物は【持ち物】です。更衣室は【利用案内】、駐車場は【台数・注意】です。
到着が遅れる場合は、このトークでお知らせください。
避けたい言い方:挨拶が長く、肝心の入口の変更が埋もれる構成。差し替える箇所:入口、更衣室、駐車場の案内。送る前の確認:リマインドの送信時刻が、クラスの開始より十分前か。
文例7:再開後も予約がない人への、返信不要の一通
狙い:催促にならない形で、最後に一度だけ状況を尋ね、「何もしなくてよい」選択肢を示す。再開から【日数】日後に、予約の入っていない人に一度だけ送ります。
【再開日】から【日数】日が経ちました。ご予約が入っていない方に、一度だけお送りしています。
お休みを続けたい場合は、返信は不要です。
今後の再開や新しいクラスのご案内が不要な場合は、お手数ですが【方法】でお知らせください。ご来店のご相談は、いつでもこのトークで承ります。
避けたい言い方:「お待ちしています」の繰り返しや、複数回の追い送り。差し替える箇所:日数、連絡方法。送る前の確認:予約を入れた人に届かないよう、配信先の条件を確認したか。
エルメでの設定の流れと、つまずきやすい点
- タグを決める。たとえば「在籍中」「休会中」「再開後予約あり」と、クラス別のタグ。友だちへのタグ付けは管理画面から行える。
- 再開日の一週間前に、文例1を予約配信で設定する。送信日時を指定でき、配信先は全員かタグで絞れる。
- レッスン予約で、再開週の受付枠を作り、予約の開始日時と締切を設定する。文例2の時刻とそろえる。
- コースごとの予約完了メッセージに、文例5を入れる。予約前後のリマインドで文例6を設定する。
- 再開後の予約者に「再開後予約あり」のタグを付けるアクションを設定し、そのタグが付いていない人を、文例7の配信先にする。
| つまずき | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 配信の予定数が、想定と違う | 予約配信の予定数は設定時点の数で、配信時刻に条件で再度判定される | 前日にもう一度、予定数と条件を確認する |
| ステップ配信が動かない | ステップは作成しただけでは配信されず、開始の設定が必要 | アクションで開始を設定し、テスト用の個人LINEで確認する |
| 予約完了のメッセージが出ない | コース側の設定があると、全体設定のアクションは動かない | コース側に集約して設定する |
| 文例7が予約済みの人に届く | タグ付けのアクションが未設定 | 予約完了時にタグを付ける設定を入れる |
活用例(架空の設計例)
以下は実例ではなく、考え方を示す架空の設計例です。成果の数字は載せていません。
講師二人で週十二クラスを開く小さなヨガスタジオが、八月の十日間、設備工事のため休館したと想定します。再開は月曜。休館前に「在籍中」「休会中」のタグを付けておきます。再開の七日前の昼に、全友だちへ文例1を予約配信。水曜夜のクラスが木曜に移ったため、このクラスのタグの人にだけ文例4を送ります。予約の開始は再開の前々日の土曜二十時とし、直前に文例2を予約配信。休会中の人には、一斉ではなく文例3を手動で一人ずつ、文面を少し変えて送ります。再開初日の朝は、予約者に文例6のリマインドが届きます。再開から二週間後の夜、「再開後予約あり」のタグが付いていない在籍中の人へ、文例7を一度だけ送って終わりです。
向かないケースと、確認が必要な点
LINEだけで済ませないほうがよい場面
- 病気・出産・介護などで長く休んでいる方への復帰の相談。事情が重く、文面のやりとりだけでは気持ちを汲みにくいため、本人の希望に合わせて電話や対面で話すほうがよい。
- 休館中の月謝や回数券の精算、返金を伴う話。誤解が出やすく、数字を扱うため、書面や個別の説明で残す。
- ケガをしたあとの復帰。体の状態は本人と講師が対面で確かめるべきことで、一斉の文面では判断できない。
- 教室を畳むなど、再開しない場合の通知。LINEの一斉配信だけでは伝わらない人が残る。電話や郵送も併用する。
公式で確認できなかった点(取得日2026-10-09)
- 一斉配信での「このタグを持つ人を除く」といった除外条件の設定方法。タグを使った絞り込みの手順ページには記載がありませんでした。本文では「タグが付いていない人」への配信を前提にしていますが、実際の画面で試してから使ってください。
- 配信の頻度に関する公式のガイドライン。確認できなかったため、頻度の目安は書いていません。
- レッスン予約・ステップ配信などの対象プランと上限。契約前に公式で確認してください。
私の見立て三点とまとめ
- 再開の案内は「再開しました」で終わらせず、変更点を冒頭に置くだけで、現場の空振りが減ります。
- 休会中の人への一通は、戻す文面ではなく、戻りたくなったときの入口を渡す文面。催促は逆効果になりやすい。
- 一斉に送れるからこそ、変更の影響を受ける人にだけ絞って送る。絞る手間が、相手への配慮になります。
お休み明けの案内は、再開日、変更点、予約開始、初日の確認、戻りにくい人への一通の五つを順番に出せば、ほぼ足ります。まずは文例1と文例6の二つだけでも用意しておくと、次の休館のときに楽になります。
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