「リッチメニューを置いたのに、分析画面に数字が出てこない」
こうした場面では、押されていないのではなく、数字が出る条件を満たしていないだけ、ということがあります。公式マニュアルには、数字が表示されない条件が、いくつか書かれています。
この記事では、その条件を整理します。特に、AIやツールをつないでリッチメニューを作る場合には、分析画面に数字が出ない場合があるため、渡してもらう前に確かめておきたい点もまとめます。
画面の名前や数字は、2026/10/26に公式マニュアルで確認しています(「分析 – リッチメニュー」は2025.08.27更新)。更新されることがあるため、実際の画面と違うときは、公式の最新の案内を優先してください。
分析画面で見られるもの
公式マニュアルでは、リッチメニューの分析画面で、エリアごとのクリック回数や表示回数を確認できる、と説明されています。統計項目は、次のとおりです。
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| インプレッション | リッチメニューが表示された回数 |
| インプレッションユーザー | リッチメニューを表示させたユーザー数 |
| クリック | リッチメニューがクリックされた回数 |
| クリックユーザー | リッチメニューをクリックしたユーザー数 |
| クリック率 | クリックしたユーザー数を、表示させたユーザー数で割った数 |
統計を出す期間は選べて、初期値は30日間です。ダウンロードのボタンから、設定した期間のデータをcsv形式で保存することもできます。
数字が出ないときの確かめ方
1. 指定した期間に、クリックした人が20人未満
公式マニュアルには、「指定期間にクリックした人数が20人未満の場合、数値は表示されません」と書かれています。また、表では「数値の表示には、選択期間中にクリックした人数が20人以上必要です」とも書かれています。
友だちが少ないうちは、この条件を満たせないことがあります。期間を長くして見直します。
2. 前日分を、まだ見られない
リッチメニューの数字は1日に1回の集計で、前日分はおよそ翌日の正午までに集計が完了する、と書かれています。朝に見て空欄のときは、午後に見直します。
3. 見ているメニューが違う
複数のリッチメニューを保存している場合は、「変更」のボタンで、別のリッチメニューの情報に切り替えられる、と書かれています。表示されているメニューが、見たいものか確かめます。
4. Messaging APIで設定したリッチメニュー
ここが、いちばん見落としやすい所です。公式マニュアルには、「Messaging APIで設定したリッチメニューの統計情報は表示されません」と書かれています。
AIやツールをつないで、リッチメニューを自動で作ったり、切り替えたりする仕組みでは、Messaging APIを使うことがあります。その方法で出したメニューは、この分析画面に数字が出ない、ということです。
数字が出ない場合に別の見方があるかどうかは、確認したページには書かれていませんでした。構築を頼むときは、ここを先に確かめておきます。
「推定値」であることも、覚えておきます
公式マニュアルには、次の注意も書かれています。
- すべて推定値を表示しているため、実際の数値とは1%前後の差が生じる場合がある
- ユーザーの利用環境によっては、キャッシュなどで、表示期間外にもリッチメニューが表示されることがあり、その場合は、表示期間外にも数値が表示される場合がある
- 「インプレッションユーザー」「クリックユーザー」の「合計」と「各日付の合算値」は、一致しない場合がある(合計は期間内のユニークユーザー数、日付は各日付ごとのユニークユーザー数のため)
数字がぴったり合わなくても、慌てなくて大丈夫です。
構築を頼む前に、確かめること
リッチメニューの数字を、あとで見たい場合は、頼む前に次のことを確かめます。
- リッチメニューは、管理画面で作るのか、Messaging APIで作るのか
- APIで作る場合、分析画面に数字が出ないことを、了承しているか
- 数字が出ない場合に、別の方法で押された数を見る必要があるか
- 渡したあと、リッチメニューを差し替えるのは誰か
AIにつなぐ前の確認点は、こちらの記事にまとめています。
押されない場合の見直し方は、こちらです。
まとめ
- リッチメニューの数字は、クリックした人が期間内に20人未満だと表示されない
- 前日分は、およそ翌日の正午までに集計される
- Messaging APIで設定したリッチメニューは、統計情報が表示されない
- 数字は推定値で、実際と1%前後の差が出ることがある
- 頼む前に、「管理画面で作るか、APIで作るか」を決めておく
6つの質問に答えるだけで、今の公式LINEの見直しどころが分かります。
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書いた人:ふくろう(LINE構築×AI)
LINE公式アカウントの構築・運用を3年、100アカウントほど。AIも使って作りますが、渡したあと、ご自身で触れる形にすることを大事にしています。
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