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サロンや店舗でエルメ(L Message)を使うとき、「予約」「来店前のリマインド」「来店後のフォロー」「リピートの配信」を一つの流れでつなぎたい、という相談は多いはずです。ただ、機能が多いぶん、どれから決めればよいか迷いやすいところでもあります。この記事では、公式マニュアルに書かれている範囲だけを使って、用途別の機能の選び方を整理しました。体験談や他の利用者の声は載せていません。公式に記載がなかった点は、その旨を明記します。
結論:先に決めるのは「予約機能」と「運営タイプ」
結論から言うと、順番は次の三つです。1つ目は予約機能の種類。2つ目はサロン予約の運営タイプ(個人かスタッフか)。3つ目は、予約の前後に何をどのタイミングで送るかです。公式マニュアルでは、サロン・面談予約の運営タイプは作成後に変更できないと明記されています。ここを先に決めておかないと、後から作り直しになりかねません。
そのうえで、リッチメニューは入口、フォームは事前の質問、タグは「誰に送るか」の目印、と役割を分けて考えると整理しやすくなります。公式のリマインド配信の説明では、無料プランの制限は見当たりませんでした。ただしリマインドもLINE公式アカウントの配信数に含まれると書かれているため、数の管理は必要です。
機能の選び方の表(目的→使う機能→無料の上限)
目的ごとに、使う機能と無料プランの上限をまとめました。上限は公式の料金紹介記事(lme.jp/media/?p=10362)と各マニュアルで確認できた範囲です。「記載なし」は、確認したページに書かれていなかったという意味で、無制限という意味ではありません。
| 目的 | 使う機能 | 無料プランの上限(公式) |
|---|---|---|
| 1人で運営する店の予約を受ける | サロン・面談予約(個人タイプ) | サロン予約の無料上限は、確認したページに記載なし。シフトは1人分のみ登録できる |
| 複数スタッフの店の予約を受ける | サロン・面談予約(スタッフタイプ) | 同上。スタッフごとのシフトや、コースごとのスタッフ登録ができる |
| 決まった時間枠で受け付ける教室型 | レッスン予約 | カレンダー1つ、コースとスタッフは各2つまで |
| 来店の前後にメッセージを送る | サロン予約の「予約前後に送るリマインドメッセージ」/リマインド配信 | 制限の記載なし。ただしLINE公式アカウントの配信数に含まれ、フリープランは月1,000通まで |
| 来店状況や属性で配信先を分ける | タグ管理、友だち情報管理 | タグ機能に無料プランの制限の記載なし |
| LINEを開いた人を予約や案内へ導く | リッチメニュー | 通常・簡単作成が各2つまで。特定の友だちだけに表示する機能は有料プラン限定 |
| 来店前の質問や簡易的な予約 | フォーム作成 | 3つまで |
予約まわりの全体像は、エルメの予約機能(予約管理・リマインド)の設定と、先に決めておくことで詳しく扱っています。この記事は「どの機能を組み合わせるか」に絞って書いています。
設計の流れ
1. 予約機能を選ぶ
公式の使い分けでは、予約機能は4種類(サロン個人、サロンスタッフ、レッスン、イベント)で、判断の軸は「スタッフの有無」「一度に対応する人数」「営業頻度」の3つです。お客様が好きな時間を選ぶ店ならサロン予約、主催者が時間枠を決める教室ならレッスン予約が近いとされています。なお、時間貸し施設、物品レンタル、飲食店予約、宿泊予約は、対応できない場合があると書かれています。
もっと手軽に受け付けたい場合、公式にはフォームで簡易的な予約ページを作る方法もあります。日時の選択肢を用意し、配信終了日を選択肢の日時に合わせる、という作り方です。ただし専用の予約機能ほどの管理はできないため、まずは4種類に当てはまるかを見るのが自然です。
2. 予約完了・リマインド・来店後のメッセージを決める
サロン予約では、予約完了時のメッセージを設定でき、予約日時・コース名・スタッフ名・店舗名・キャンセル用URLなどを差し込めます。予約前と予約終了後のそれぞれに、送信タイミングを日程指定(何日前・後の何時)か、経過時間指定(23時間59分以内)で追加できます。予約がキャンセルされると、このリマインドは自動で止まると書かれています。
3. タグで「誰に何を送るか」を分ける
予約時やキャンセル時のメッセージと一緒に、タグ付けなどのアクションを設定できます。タグは配信先を絞り込む目印になり、タグを付けた瞬間にリッチメニューを表示するアクションも設定できます。タグの使い分けは、エルメのタグ追加時アクションで自動化する方法と、つまずきやすい点と、エルメの友だち情報管理の使い分け|タグとの違い・登録方法4つ・情報タイプ6種類が参考になります。
4. リッチメニューを入口にする
リッチメニューのタップ時には、予約フォームを開く、電話をかけさせる、タグを付け外しする、別のリッチメニューへ切り替える、といった動作を割り当てられます。画像サイズは大が2,500×1,686px、小が2,500×843pxです。作り方はエルメのリッチメニューの作り方と、つまずきやすい3つのポイントにまとめています。
5. フォームで来店前の情報を集める
フォームは、回答を友だち情報に記録したり、回答完了時にタグを付けたりできます。分岐タイプなら回答によって次の質問を変えられます。フォームの種類は作成後に変更できないと公式に書かれています。未回答者への声かけは、エルメで未回答者にリマインドを送る設計の考え方が使えます。
つまずき点
- 運営タイプ(個人かスタッフか)とフォームのタイプは、作ったあとに変更できません。
- 予約の個別設定を作ると、全体設定が動かなくなる場合があります。公式には、コースやスタッフ別の設定がある場合は全体設定は動かないと書かれています。
- リマインドが届かない原因として、同じ条件では一度しか配信されない、送信日時をすでに過ぎている、予約がキャンセルされている、配信先の絞り込みで対象外になっている、などが挙げられています。
- タグ追加時アクションは、タグを付けた瞬間にだけ動きます。タグを外しても、表示したリッチメニューは自動では消えません。
- リッチメニューのタップ回数が数えられるのは、エルメアクションを設定したエリアだけです。
- 決済を予約に組み込む場合は有料プランの契約が必要で、決済システムは保存後に変更できません。決済連携はエルメの決済連携(Stripe・UnivaPay)を使う前に確認することで整理しています。
有料を考える目安
無料のままで足りるかは、上限と照らして判断できます。公式の記載から、目安になる項目を並べます。
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 月間の配信数 | フリープランは月1,000通まで。超えると配信エラーになり、毎月初日にリセットされる |
| リッチメニュー | 通常・簡単作成が各2つまで。特定の友だちへの表示は有料プラン限定 |
| フォーム | 3つまで |
| 予約カレンダー | スタンダードプランでサロン予約とレッスン予約が各3つまで。プロプランはサロン・面談予約を制限なく利用できると記載 |
| 決済 | 決済機能の利用には有料プランの契約が必要 |
| チャット履歴 | 無料は閲覧・検索が180日間 |
注意したいのは、エルメの有料プランで無制限になるのはエルメ経由の配信だけで、1,000通を超える配信にはLINE公式アカウント側の有料契約も必要だと書かれている点です。上限全体の見方はエルメのフリープランの制限一覧|どこから有料にする?で確認できます。
活用例(架空の設計例)
実際の事例ではなく、公式の機能を使った仮の設計例です。成果の数字は載せていません。
例1:1人で運営する施術サロン
- 予約:サロン・面談予約の個人タイプ。コースと所要時間を登録し、予約時の質問項目で気になる点を聞く。
- 予約直後:予約完了メッセージに予約日時とキャンセル用URLを差し込み、予約者を示すタグを付けるアクションを設定する。
- 来店前後:来店の前日に確認、予約終了後に感謝の連絡を送る設定にする。
- 入口:リッチメニューに予約ページを開くエリアと、問い合わせのエリアを置く。
- 確認点:サロン予約の無料上限は確認できなかったため、作成前に管理画面で確かめる。
例2:複数スタッフの店舗
- 予約:スタッフタイプでスタッフごとにシフトを登録し、各スタッフのGoogleカレンダーを連携して予定の時間を受付停止にする。
- 事前質問:フォームで希望や注意点を聞き、回答完了時にタグを付ける。
- 来店後:来店済みのタグで絞り込み、一定期間後に案内を送る。配信は月1,000通の枠に含まれるので数を数えておく。
- 確認点:フォームは3つまで、リッチメニューは各2つまでなので、用途を絞って作る。
私の見立て(一般論)
ここからは公式情報ではなく、一般論としての私の見立てです。
- 最初から全部つなげず、予約と予約前後のメッセージだけ先に動かすほうが、問題の切り分けがしやすいと考えます。
- タグは数を増やすより、「予約済み」「来店済み」など意味の違いがはっきりしたものから作るほうが、後で迷いにくいはずです。
- 無料の上限は配信数が先に効いてくることが多いと思うので、最初に月の配信予定を数えておくと安心です。
まとめ
サロンや店舗のエルメ設計は、予約機能と運営タイプを決め、予約前後のメッセージを置き、タグで配信先を分け、リッチメニューとフォームで入口と事前情報を整える、という順で組み立てられます。無料の上限は機能ごとに違い、サロン予約のように確認できなかった項目もあります。最終的には管理画面と公式マニュアルで確かめてください。
出典(公式):各種予約機能の使い分け/サロン・面談予約 操作マニュアル/リマインド配信 操作マニュアル/リッチメニュー 操作マニュアル/フォーム作成 操作マニュアル/タグ管理 操作マニュアル/エルメ紹介記事/有料プラン案内
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