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抽選で参加者を決める場合の当選連絡・落選連絡をまとめたい|タグと配信先の絞り込みで送り分ける考え方

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参加者を抽選で決めるイベントや応募企画では、当選の連絡よりも「落選の連絡」と「当選者への次の案内」が後回しになりがちです。応募の受付はLINE、当選者の決定は表計算、連絡は個別メッセージやメール、という具合に道具が分かれると、誰に伝えたか分からなくなり、同じ人に二度送ったり、落選した人へ連絡しそびれたりします。この記事では、抽選で参加者を決める場合の「当選連絡」「落選連絡」を、エルメ(L Message)のタグとタグ指定配信でまとめる考え方を整理します。売上を伸ばす話ではなく、手間と漏れを減らす業務改善の話です。

エルメの機能は、公式マニュアル(lme.jp/manual)の記載を2026-10-09時点で確認して要約しています。確認できなかった点は、その旨を本文に書いています。

当選連絡と落選連絡が散らばる、よくある場面

たとえば、地域のワークショップに定員を超える応募が来たとします。主催者は応募者の一覧を見て、公平に選んだつもりでも、その後の連絡で次のような手戻りが起きます。

この記事の流れ1当選連絡と落選連絡が散らばる、よくある場面2抽選には2種類ある|その場で決まる型と、締切後に選ぶ型3LINEで解ける部分と解けない部分4手順|応募者にタグを付け、タグ指定で当選・落選を送り分ける5運用ルール案とチェックリスト6活用例(架空の設計例)と向かないケース7私の見立て3点とまとめ
図:この記事の流れ
  • 当選者にだけ連絡して、落選者へは「連絡がなければ落選です」と伝える形になり、問い合わせが来る
  • 当選者の返信(参加します/辞退します)が個別メッセージに混ざり、辞退分の繰り上げ判断が遅れる
  • 応募を受けた画面と、選んだ結果を書いた表が別で、片方だけ更新して食い違う
  • 落選の文面を作るのが気まずく、後回しにして時期を逃す

原因は「抽選そのもの」よりも、「選んだ結果を、対象ごとに送り分ける仕組みがない」ことにあります。ここをタグで整えるのが本記事の中心です。

抽選には2種類ある|その場で決まる型と、締切後に選ぶ型

「抽選」と一言でいっても、連絡の設計は大きく変わります。まず自分の企画がどちらかを決めましょう。

型決まるタイミング連絡の考え方エルメで確認できる機能
その場で決まる型(くじ引き)参加者がボタンをタップした瞬間当選・落選のメッセージも自動で返る。結果の連絡は設計済みくじ引き(友だち情報のポイント、タグ、パネル・ボタンを組み合わせる)
締切後に選ぶ型応募締切のあと、主催者が選ぶ選んだ後に、当選者と落選者へ別々に送る必要があるタグ管理、タグ指定の配信(配信先絞り込み)
抽選には2種類ある|その場で決まる型と、締切後に選ぶ型表の見出し:型その場で決まる型(くじ引き)締切後に選ぶ型
図:抽選には2種類ある|その場で決まる型と、締切後に選ぶ型

エルメの公式マニュアルにあるくじ引きは、友だち情報の「ポイント」を乱数で付与し、ポイントに応じて当選者用タグの付与と当選メッセージ、または落選メッセージを自動で返す仕組みです。当選人数はタグの「人数制限」で上限を決められ、上限を超えた人には落選用のメッセージが返る、という流れです。くじ引きの設定手順そのものは、当ブログのエルメの先着プレゼント・くじ引きの設定手順と注意点【公式マニュアルの範囲で整理】で詳しく扱っているので、そちらをご覧ください。この記事は、主に「締切後に選ぶ型」を扱います。

なお、公式のくじ引きページには、回数制限の項目名が「全体で1回のみ」であり、1人1回の制限として説明されている点について、設定後に実際の挙動を確認することが望ましい、という趣旨の注意があります。使う場合はテスト用のアカウントで確認してください。

LINEで解ける部分と解けない部分

この悩みのうち、LINEとエルメで解ける部分と、解けない部分を分けておきます。

作業LINE・エルメで解けるか補足
応募者を目印(タグ)で区別する解けるタグは友だちを区別する目印。アンケート回答などで自動付与する例が公式に載っている
当選者・落選者へ送り分ける解ける配信先絞り込みでタグを指定し、AND条件・OR条件を選ぶ。予定配信者数を確認できる
当選者数の上限を機械的に守る一部解けるタグの人数制限で上限を設定でき、超えた分には別のアクションを実行できる
公平に当選者を選ぶ解けない締切後に選ぶ型の「選び方」は主催者の判断。ルールは事前に決めて告知する
選んだ人へのタグの一括付与の操作公式で確認できませんでした今回確認した公式ページには、手動での付与手順が載っていませんでした。管理画面か公式窓口で確認してください
景品表示・個人情報・賞品の扱いの判断解けない法律の判断は行いません。企画の規約や各自の方針を確認してください

手順|応募者にタグを付け、タグ指定で当選・落選を送り分ける

締切後に選ぶ型での設計の流れです。メニュー名は公式マニュアルの記載にもとづきます。

  1. 当選者用・落選者用・応募者用のタグを作る。メニューは「データ管理 > タグ管理」で「新規作成」。1回で最大20個まで追加でき、フォルダで整理できます(公式の記載)。
  2. 応募の受付で、応募者に「応募済み」のタグが付く形にする。アンケート回答でタグを付ける例が公式にあります。自分の環境で付与できるか、まずテストで確認します。
  3. 締切後、主催者が当選者を決める。ここはエルメの外(表計算など)で行っても構いません。
  4. 当選者に当選者用タグ、残りに落選者用タグを付ける。付与の操作は上の表のとおり、公式で手順を確認できなかったため、管理画面で確認してください。
  5. 「メッセージ > メッセージ配信 > 新規作成」で、配信先絞り込みの「タグ」を指定し、当選者向けの文面を作る。保存後に表示される「予定配信者数」が想定と合うかを見ます。
  6. 落選者向けにも同じ手順で別の配信を作る。
  7. 配信予約一覧で予約状況を確認する。
つまずきやすい点原因対処
予定配信者数が極端に多い・少ないタグの選び間違い、AND条件とOR条件の取り違え公式も、極端なときはタグ設定の誤りを疑うよう案内。前の画面に戻って条件を見直す
タグを付けても期待した動作が起きないタグ追加時アクションの稼働回数が「一度のみ」になっている等稼働回数の設定を確認。タグを外してもアクションは取り消されない点にも注意
当選者が辞退して繰り上げたい当選タグと落選タグが両方付く、または片方が外れていない繰り上げ用に「繰り上げ当選」のタグを別に作り、配信の絞り込みを分ける
落選者に当選者向けの文面が届いた絞り込み条件の保存忘れ送る前に予定配信者数と、テスト送信での確認を習慣にする

タグ追加時アクションの考え方は、当ブログのエルメのタグ追加時アクションで自動化する方法と、つまずきやすい点も参考になります。

運用ルール案とチェックリスト

抽選の連絡は、文面よりも「順番」と「記録」で事故が減ります。次のようなルールを、企画ごとに最初に決めておくと迷いません。

事前に決めておくこと

  • 応募の締切日時と、結果を連絡する日(告知に書く)
  • 落選の連絡を出すか。出す場合は当選連絡と同日に出す
  • 辞退が出たときの繰り上げの順番(応募順、再抽選など)と、その旨を応募時に伝えるか
  • 当選者の返信期限と、期限を過ぎた場合の扱い
  • 個人情報(氏名・連絡先)をどこまで集めるか。集める場合は各自の方針・規約を確認

配信前のチェックリスト

  • 当選者数と、当選者用タグが付いた人数が一致している
  • 当選者用と落選者用で、同じ人に両方のタグが付いていない
  • 予定配信者数が想定と合っている
  • テスト用アカウントで文面と絞り込みを確認した
  • 送った記録(日時・対象・文面)を残した
配信前のチェックリスト当選者数と、当選者用タグが付いた人数が一致している当選者用と落選者用で、同じ人に両方のタグが付いていない予定配信者数が想定と合っているテスト用アカウントで文面と絞り込みを確認した送った記録(日時・対象・文面)を残した
図:配信前のチェックリスト

なお、同じ人に当選と落選の両方が届くと、信頼を損ねやすい点は特に注意が必要です。タグの付け間違いに気づいたら、すぐに訂正の連絡を出す手順も用意しておきましょう。

活用例(架空の設計例)と向かないケース

以下は実在の事例ではなく、考え方を示すための架空の設計例です。成果の数字はありません。

活用例(架空の設計例)|手作り市の出店者向け説明会

定員20名の説明会に、30名の応募が見込まれるとします。主催者はフォームで応募を受け、締切後に抽選して20名を決めます。設計は次のとおりです。タグを「応募済み」「当選」「落選」「繰り上げ」の4つ作り、結果連絡の日を告知に明記します。当選者には「参加の可否を3日以内に返信」とだけ依頼し、返信先は専用の窓口を1つに絞ります。辞退が出たら、落選者のうち繰り上げ対象に「繰り上げ」タグを付け、その人にだけ配信します。落選者には、次回の開催予定が分かった時点で改めて案内する旨を一文添えます。ここでは、タグが「誰に何を送ったか」の台帳の役割を果たします。

向かないケース

  • 賞品や参加費が高額で、抽選の公正性に関する説明責任が重い企画。規約や運営方法は専門家に確認してください
  • 当選の連絡が緊急で、本人に届いたことを確かめる必要がある場合。LINEは通知を見落とされることがあるため、電話やメールの併用を検討します
  • 応募者の個人情報を多く扱う企画。集め方・保管は各自の方針と規約の確認が先です
  • LINEの友だちになっていない人も対象の企画。配信はあくまで友だちが前提になります
私の見立て3点とまとめ1抽選の連絡は、文面の巧さより「タグで対象を分けてから送る」順番のほうが、漏れを減らす効果が大きいと考えます2「その場で決まる型」はくじ引きで自動化しやすい一方、「締切後に選ぶ型」は選ぶ作業が主催者側に残ります3落選の連絡は、出さない選択もありますが、出すなら当選連絡と同日にそろえるのが、問い合わせを減らす現実的な線だと思います
図:私の見立て3点とまとめ

私の見立て3点とまとめ

私の見立て

  1. 抽選の連絡は、文面の巧さより「タグで対象を分けてから送る」順番のほうが、漏れを減らす効果が大きいと考えます。
  2. 「その場で決まる型」はくじ引きで自動化しやすい一方、「締切後に選ぶ型」は選ぶ作業が主催者側に残ります。ここを無理に全部自動化しようとしないほうが運用は安定すると見ています。
  3. 落選の連絡は、出さない選択もありますが、出すなら当選連絡と同日にそろえるのが、問い合わせを減らす現実的な線だと思います。

まとめ

抽選で参加者を決める場合の連絡は、(1)抽選の型を決める、(2)タグで応募済み・当選・落選を区別する、(3)タグ指定の配信で送り分ける、(4)予定配信者数を見て送る、の順で整えると崩れにくくなります。くじ引き機能と、タグ・タグ指定配信は公式マニュアルに手順があります。一方で、対象プランは公式ページに記載がなく、確認できませんでした。契約前に公式で確認してください。

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