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LINE公式アカウントでお客さまの声や好みを聞きたいと思ったとき、「そもそも標準機能でアンケートは取れるのか」「取れるなら、どこまでできるのか」で手が止まる方は多いと思います。この記事では、LINEヤフー for Businessの公式マニュアルで確認できた範囲と、確認できなかった範囲を分けて整理し、足りないときの選択肢の一つとしてエルメッセージ(エルメ)のフォームを紹介します。情報の取得日は2026年10月8日です。
結論:標準のリサーチ機能で取れる。ただし回答後の運用は別に考える
LINE公式アカウントには、管理画面(LINE Official Account Manager)のメニューに「リサーチ」があり、投票形式・アンケート形式の質問を作って配信できます。まずはこれで十分な場面も多いはずです。一方で、公式マニュアルを読む限り、回答者ごとにタグを付けたり、回答に応じて次のメッセージを出し分けたりといった「回答後の動き」は、確認できませんでした。そこが必要になったときに、エルメのフォームのような手段を検討する、という順番がおすすめです。
なお、LINE公式のコラム記事(2026年8月31日更新)には、リサーチ機能の提供が2026年12月2日に終了すると記載されています。この点はこちらで他の公式ページでは裏取りできていません。使う前に、必ず管理画面とLINE公式の最新のお知らせを確認してください。
LINE公式アカウントの標準機能でできること・できないこと
リサーチ機能でできること
公式マニュアル(2024年10月10日更新)で確認できた内容を、言い換えて整理します。
- 実施期間と画像、紹介ページ、回答後のサンクスページ(クーポンとメッセージ)を設定できる。実施期間は途中で変更できない。
- 年齢・性別・居住地の「属性質問」を任意で付けられる。
- 自由形式の質問は最大7問。形式は自由回答・単一回答・複数回答で、選択肢は最大10個。
- 作成後は、メッセージ、LINE VOOM、あいさつメッセージ、自動応答メッセージから配信設定ができる。
- 結果はExcel形式でダウンロードできる。
リサーチ機能の制約
- 回答数が20件未満だと、結果をダウンロードできない。
- ダウンロードできる結果は最大50,000行(1ユーザー1行)。
- 自由回答の質問は、未認証アカウントでは使えない。
- 回答が多い場合や詳細な分析が必要な場合は、別サービスの「LINEリサーチ」が案内されている。
そのほかの標準機能は?
チャット、リッチメニューなどもよく話題になりますが、LINE公式の製品資料(2026年10月1日更新)で確認できたのは概要までです。チャットは問い合わせ対応用、リッチメニューはトークルームに大きく表示されるメニュー、という説明でした。アンケート用途としての使い方や制約の記載は確認できなかったため、ここでは「できる」「できない」とは書きません。また、同資料には回答フォーム専用の機能は見当たりませんでした。
| 機能 | アンケートとの関係(公式で確認できた範囲) | 確認できた制約 |
|---|---|---|
| リサーチ | 投票・アンケート形式の質問を作成して配信できる | 質問は最大7問、選択肢は最大10個、20件未満は結果DL不可、結果は最大50,000行 |
| チャット | 問い合わせ対応用との説明。アンケート用途の記載は確認できなかった | 確認できなかった |
| リッチメニュー | トークルームに大きく表示されるメニューとの説明。アンケート用途の記載は確認できなかった | 確認できなかった |
| 回答フォーム専用機能 | 製品資料に見当たらなかった | - |
LINE公式アカウントの料金・プランの金額については、今回の確認では数値を検証できなかったため記載しません。契約前にLINE公式の料金ページでご確認ください。
足りないときの選択肢:エルメのフォームを一つの手段として
回答を集めたあと、「回答した人にタグを付けたい」「回答に応じてメッセージを変えたい」と感じたら、LINE公式アカウントの機能を拡張するツールであるエルメのフォームが選択肢になります。エルメの公式マニュアルによると、フォームでできることは次のとおりです。
- アンケートなどのフォームを作り、性別・地域・悩みごとといった項目を設定して友だちに送れる。
- 回答は友だちのユーザー情報に紐づく。
- シングルタイプ(情報収集向け)と分岐タイプ(回答に応じて次のページや質問を切り替える。診断向け)がある。タイプは作成後に変更できない。
- 回答完了時に、テンプレート送信、タグの付与・解除、友だち情報の紐付け、ステップ配信の開始・停止などを設定できる。
- フォームを開いたのに未回答の友だちに対して、「フォーム表示時アクション」を設定できる。
フリープランの上限も押さえておきましょう。エルメの公式情報では、フリープランのフォーム作成は3つまで、月間配信数は1,000通までです。アンケートを複数テーマで回すなら、3つの枠をどう使うかを先に決めておくと安心です。フォームの具体的な手順は エルメのフォームでアンケートを作る手順と、タグの付け方の決め方 でも詳しく書いています。
| 比較軸 | LINE標準のリサーチ | エルメのフォーム |
|---|---|---|
| 質問の作り方 | 属性質問と自由形式(最大7問) | 項目を選んで作成。分岐タイプもある |
| 回答後のタグ付け | 公式マニュアルでは確認できなかった | 回答完了時アクションで付与・解除を設定できる |
| 回答後のメッセージ | サンクスページにクーポンとメッセージを設定 | テンプレート送信やステップ配信の開始・停止を設定できる |
| 未回答者への対応 | 確認できなかった | フォーム表示時アクションを設定できる |
| 結果の確認 | Excel形式でダウンロード(20件以上) | 回答は友だち情報に紐づく |
| 制限の例 | 質問7問、選択肢10個など | フリープランはフォーム3つまで |
アンケートの作り方の流れ(エルメの場合)
- 目的を1つに絞る。「何を知りたいか」と「回答後にどう動くか」を先に決めます。
- エルメの左メニュー「フォーム作成」から「新規作成」を開き、管理名・フォーム名・フォルダを入力します。
- タイプ(シングルまたは分岐)を選びます。作成後は変えられないので、ここは慎重に。
- 使う項目を選び、「フォームの新規作成に進む」で質問を整えます。
- 「回答完了時のメッセージ・アクション」で、一人1回か何度でも回答可かを選び、タグ付与などを設定します。
- 友だちに送る前に、自分のアカウントで回答して動きを確かめます。
友だち情報とタグの使い分けは エルメの友だち情報管理の使い分け にまとめています。回答を表に書き出したい場合は エルメのスプレッドシート連携の設定手順 も参考になります。
回答後のタグ付け・リマインドの考え方
アンケートは、集めただけでは次の行動につながりません。大事なのは回答後の設計で、考え方はシンプルです。
- タグは「次に出し分けたい単位」で作る。使い道のない細かいタグは増やさない。
- 選択式の回答は、タグか友だち情報のどちらで持つかを先に決める。
- 未回答者には、フォーム表示時アクションや、一定期間後の再案内を検討する。
- 配信数には上限があるので、フリープランでは月1,000通の範囲で何通使うかを逆算する。
未回答者への声かけの設計は エルメで未回答者にリマインドを送る設計 で詳しく扱っています。
活用例(架空の設計例)
実際の事例ではなく、公式の機能を使った仮の設計例です。成果の数字は載せていません。
設計例1:架空の小さな教室の、申込み前ヒアリング
- 目的:体験レッスンの前に、希望を把握しておく。
- フォーム:シングルタイプで、希望コースと経験の有無を選択式で聞く。
- 回答完了時:回答内容に応じたタグを付け、当日の案内メッセージを送る。
- 未回答の人:フォームを開いて未回答の友だち向けに、フォーム表示時アクションを検討する。
設計例2:架空のオンラインショップの、好み診断
- 目的:好みに合う商品カテゴリを案内する。
- フォーム:分岐タイプで、単一選択の答えに応じて次の質問を切り替える。
- 診断結果:診断コンテンツでは通常の回答完了時アクションが動かないため、「診断結果のメッセージ・アクション」にタグ付与を設定する。
- 注意:フリープランのフォームは3つまで。診断用の1つを確保して、残りの枠を決める。
私の見立て
- 最初の1回は、聞く項目を絞るほうがよいと思います。質問が多いと回答のハードルが上がるのは、一般論として起こりやすいからです。
- 標準機能で足りるかは「回答後に何をしたいか」で決まります。集計だけならリサーチ機能、出し分けまでやりたいなら拡張ツールを検討、と分けると迷いにくいです。
- ツールは使う前にテスト回答をおすすめします。タグ付けや通知の動きは、実際に回してみるのが確実です。
まとめ
- LINE公式アカウントのリサーチ機能で、アンケートは作成・配信できる(質問数などに制約あり)。
- リサーチ機能は2026年12月2日に提供終了と、LINE公式のコラムに記載がある。最新情報を必ず確認する。
- チャット・リッチメニューのアンケート用途は、公式ページで確認できなかった。
- 回答後のタグ付けや出し分けが必要なら、エルメのフォーム(フリープランは3つまで)が一つの手段になる。
まずは無料のフリープランで、フォーム1つから試してみてください。
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