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構築を頼む前に、公式LINEの「CRMオプション」の条件を確かめる|申し込めない場合と、切り替えのときの注意

構築を頼む前のCRMオプション

「顧客管理ができるオプションがあると聞いたので、構築のときに入れてほしい」
そう考える方が、増えてきています。ただ、公式LINEの「CRMオプション」は、申し込みの条件があり、解約や切り替えにも決まりがあります。頼む前に条件を確かめておくと、「申し込めなかった」「思っていた形と違った」という行き違いを避けられます。

この記事では、公式マニュアルに書かれている内容をもとに、申し込みの条件、初期サポートの範囲、解約と切り替えの注意点を整理します。

画面の名前や数字は、2026/10/26に公式マニュアルで確認しています(「申し込み・解約(CRMオプション)」は2026.08.05更新、「ユーザーリスト」「項目」「タグ」は2026.06.23更新)。料金は、確認したページに書かれていなかったため、この記事では触れません。金額は、管理画面の「利用と請求」か、公式の案内で確認してください。内容は更新されることがあるため、実際の画面と違うときは、公式の最新の案内を優先してください。

CRMオプションで、できること

公式マニュアルでは、CRMオプションの中に、次の機能があると案内されています。

  • ユーザーリスト(顧客一覧・顧客の詳細・顧客の統合)
  • ユーザーリスト配信と、その分析
  • オートメーション(オートメーションリスト・分析)
  • フォーム
  • 設定(タグ・項目)

「ユーザーリスト」は、顧客情報をまとめて管理できるCRM機能で、検索・絞り込み・詳細の確認・タグ管理・配信対象の抽出ができる、と説明されています。

申し込みの条件

公式マニュアルの「利用条件」には、次のことが書かれています。

  • 管理者権限を持っているユーザーである
  • LINE公式アカウントが認証済である
  • ビジネスマネージャーと、LINE公式アカウントの接続・認証が行われている
  • レストランオプション・Beautyオプション・チャットProオプションの申し込み・契約をしていない
  • 利用が制限されている一部のアカウント(特別なプランを利用している、特定の業種カテゴリー)ではない
  • 友だちが10万人以上ではない

構築を頼む前に、まず見るのは、次の3つです。
1. アカウントは、認証済ですか(認証されていないと、申し込めません)
2. 申し込む人は、管理者権限を持っていますか(権限の考え方は、構築を頼む前に、公式LINEの「持ち主」を決めておくの記事も参考にしてください)
3. すでに、チャットProオプションなどを契約していませんか

「初期サポート」で代行してもらえる範囲

申し込みのときは、「初期サポートあり」と「初期サポートなし」から選べる、と書かれています。初期サポートは、利用開始に必要な初期設定を、LINEヤフー側が代行するもの、と説明されています。公式マニュアルに書かれている代行の内容は、次のとおりです。

内容範囲
フォームの設定アンケート1件。設問は最大10問(推奨5問)、1問あたりの選択肢は最大10項目
オートメーションの設定最大15件(配信設定を行う場合のメッセージタイプは、テキストタイプ)
リッチメニューの素材作成1種のみ(テンプレートから、デザイン・アイコン・テキストを選ぶ)

注意したいのは、次の点です。

  • 初期サポートは、CRMオプションと同時に申し込む必要があり、単品での購入や、利用中の購入はできない、と書かれています
  • 初期サポート実施中は、管理画面の各機能が閲覧のみになります
  • 初期サポートありの場合は、準備が整ってから担当者から連絡があり、完了後に利用開始となります

つまり、構築を頼む側にとっては、「初期サポートの範囲」と「頼む構築の範囲」が、重なる所と重ならない所があります。何を誰が作るのかを、先に分けておくと安心です。

チャットProオプションから切り替えるとき

すでにチャットProオプションを契約している場合は、公式マニュアルに次の注意が書かれています。

  • CRMオプションへ切り替えるには、先にチャットProオプションの解約手続きが必要
  • 解約手続きのあとも、当月末までは「解約予約」として契約が続くため、当月中はCRMオプションを購入できない
  • CRMオプションの購入は、解約が完了した翌月1日以降から可能
  • 切り替えのとき、チャットタグ・ノート・スパムユーザー・ユーザー表示名・ユーザーごとに設定した担当者は、引き継がれる

「今月中に切り替えたい」と思っても、できない場合があります。切り替えを考えるときは、月の初めから逆算して、日程を決めます。

解約と、契約の更新

  • 初期サポートなしで申し込む場合は、当月から契約が開始される
  • 初期サポートありで申し込む場合は、利用開始後、契約期間は翌月1日から起算される
  • 解約予約がない場合は、自動更新される
  • 解約予約は、毎月1日を除き、翌月以降の分を予約できる
  • 契約が終わったあとのデータは、一定期間が過ぎると削除される

「試しに入れてみる」という使い方をするときは、更新のタイミングと、解約予約の締めを、先にメモしておきます。

設定のときに、知っておきたい2つの上限と決まり

タグ

  • 最大300件まで作れる
  • 同じ名前のタグは作れない
  • 削除したタグは、元に戻せない
  • 作ったタグは、LINEチャットで設定するタグと同期される

項目(顧客情報)

  • 顧客情報の項目そのものの追加・編集・削除はできない
  • 選択肢を設定できるのは、画面上に編集アイコンが出ている項目だけ
  • 1項目に設定できる選択肢は、50件まで
  • 選択肢を削除して保存すると、その選択肢を設定していたユーザーの値も消える。同じ名前で選択肢を作り直しても、元には戻らない

「名前を整えたくなって、選択肢を消してしまう」ことが起きやすい所です。直す前に、今の状態を記録しておきます。

標準のチャットでできる「ノート」「タグ」との違いは、こちらの記事に整理しています。

頼む前に、決めておくと安心なこと

  • 顧客情報を管理したい目的は、何か(やりたいことを、先に1行で書く)
  • 認証済か。管理者は誰か
  • 初期サポートを使うか。使う場合、構築側が作る範囲はどこか
  • タグの名前のルールは、誰が決めるか
  • 渡したあと、タグや項目の選択肢を、誰が触るか

まとめ

  • CRMオプションには、申し込みの条件がある(認証済・管理者権限・友だち10万人未満など)
  • 初期サポートは、フォーム1件・オートメーション最大15件・リッチメニュー素材1種が範囲。同時申し込みのみ
  • チャットProオプションからの切り替えは、解約が完了した翌月1日以降
  • タグは300件まで、削除は元に戻せない。項目の選択肢を消すと、ユーザーの値も消える
  • 頼む前に、目的と、誰が何を作るかを決めておく

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書いた人:ふくろう(LINE構築×AI)
LINE公式アカウントの構築・運用を3年、100アカウントほど。AIも使って作りますが、渡したあと、ご自身で触れる形にすることを大事にしています。
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